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些細な日常

風が優しい

元気を貰った、しおらしさに。煩くないから困るなんて寂しいせいだろう。

透き通って行く、世界が徐々に湿っぽく。涙で濡れた心だ。

なので動き出せなかった。卑しくも家に持ち帰れず、醜くも絵に描けないかぎり、もはや幸せこそ楽しめば良い。

貴方は永遠に嬉しいんだ、僕がそばにいるだけで。抱き締めたい。後ろ手の花束へ肖るように大切にするように想う。

爽やかでしかないにせよ、どうか怪しまないで欲しい。

  • ブログの投稿者: 結城永人
  • タイトル: 風が優しい
  • 最終更新: 

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