お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りましたという迷惑メッセージ 結城永人 - 2020年8月30日 (日) スマホの通知音が鳴って確かめるとSMSだった。誰も使う人はいなくて五年くらいGoogleアカウントの確認やBIGLOBEの追加チャージの通知などの自分が手配したものしかメッセージが送られることはなかった。何も待ってなかったので、おかしな状況だとは感じた。 URLが付いた不審なSMSの文面に注意せよ SMSの文章は用件だけで、どこの誰が送ったかは分からないことが多い。だから「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました」と来てもそれ自体で珍しくないかも知れない。宅配業者が送ったような感じで、ひょっとしたらあり得るという印象を与えた。 只、僕には宅配で何かを届ける人は誰もいなくて自分で店に商品を頼んだりもしてなかった。宅配業者が不在通知をメッセージで送るとしてもそうした可能性は極めて低かった。なので怪しい気持ちが強かった、どちらかというと例の文面を見てから。 もしも迷惑メッセージのフィッシング詐欺か何かだとすると迷惑メールと同じように文章だけではなくて返信やリンクで罠を仕掛けるのが常套手段だろう。 今回のものは「ご確認ください」と如何にも押して欲しいように前置きしてしかも知らないドメインのURL(duckdns.org)が添えられていたから略確実に迷惑メッセージだと予測した。 調べてみるとやはり「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました」の文面で、SMSにフィッシング(成り済まし)詐欺の迷惑メッセージが送られる被害が増えていると分かった。 そのままURLをクリックすると、一見「ジャパンネット銀行」らしきページへ飛ぶ。ここでもし口座番号などを入れてしまったら……何かと面倒なことになるだろう。 【詐欺】ついクリックしちゃった!「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました」から始まるSMSに気をつけて!!|ロケットニュース24 知らないドメインのURLだったから僕は敢えて押さなかったけれども騙されて押してしまった場合、ジャパンネット銀行の偽サイトに誘導されて本サイトの銀行口座のログイン情報を抜き取られる危険性があるらしい。 現在、銀行口座のログイン情報を盗み取ろうとする不審なメールおよびSMS(ショートメッセージサービス)が確認されています。 これらは通信事業者を装って送信され、口座番号およびパスワード等の情報入力を促すフィッシングサイト(当社を装った偽サイト)へ誘導します。 フィッシング(Phishing)|ジャパンネット銀行 追記:2021年4月5日にジャパンネット銀行はPayPay銀行に名称を変更したけれどもフィッシングへの警告――PayPay銀行をかたるメールやSMS(フィッシング)――が行われているからやはり注意しなくてはならない。 個人的に今まで以上に巧妙なフィッシング詐欺だと驚かされた。というのはSMSは送信者が良く分からないのが普通なので、メッセージを受け取った時点で詐欺かどうかが判断され難い。僕もドメインを知っているか目が悪いから似ているものにでも変えられていたら押さなかったとはかぎらないし、全く騙されないとは断言できない手法だと思う。 世の中の詐欺の手口はどんどん新しく、人々を簡単に陥れるように改められて行くので、自分はこれまで大丈夫だったからこれからもそうだと感じないことが求められる。 不審なものを見分ける方法も一つではなく、次々と続けて取るのがもっと安全だろう。 迷惑メッセージならば読むはずのない文面に注意、押すはずのないURLに注意、観るはずのないサイトに注意、送るはずのない個人情報に注意というふうに幾ら注意してもし過ぎることはない。 コメント 新しい投稿 前の投稿
コメント