柄谷行人のバーグルエン哲学・文化賞の受賞から振り返る思想
日本の批評家の 柄谷行人 が2022年のバーグルエン哲学・文化賞を受賞していたと知って感慨深い思いに駆られた。 柄谷行人の本を無性に読み捲っていた思い出 Kojin Karatani| Berggruen Institute 僕が十代後半から二十代前半まで最も多く読んだ本というと柄谷行人の文芸批評やエッセイだった。好きとか面白い…
いつも興味や関心を取り上げよう
自分らしさこそ自然のままに
エッセイ風の日記ブログ
些細な日常
日本の批評家の 柄谷行人 が2022年のバーグルエン哲学・文化賞を受賞していたと知って感慨深い思いに駆られた。 柄谷行人の本を無性に読み捲っていた思い出 Kojin Karatani| Berggruen Institute 僕が十代後半から二十代前半まで最も多く読んだ本というと柄谷行人の文芸批評やエッセイだった。好きとか面白い…
どうも 坂本龍一 (音楽家)が亡くなってから妙な虚しさに心が包まれている感じがする。 僕は彼のファンではなかったし、彼の音楽に嵌まって何時間も何日も聴き続けるようなことも一回もなかった。 生まれて初めて気付いた美しい音楽が彼の ラストエンペラー だったこと は唯一無二の経験として、生涯、忘れ得ないにせよ、亡くなられて普通に喪失感を…
今最も優れたサッカー選手の一人、 クリスティアーノ・ロナウド はまるで古代ギリシャの彫刻のような凛々しいばかりのルックス――メディアでは筋骨隆々とした肉体美も良く取り上げられる――とずば抜けたテクニックに燃え盛るガッツの溢れ捲るメンタルのプレイスタイルで世界中の人気者だけど、しかし人々を惹き付けて止まない真の理由というか…
スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理三を心からの敬愛を込めて理解する。 定理三 相互に共通点を有しない物は、その一が他の原因たることができない。 証明 もしそれらの物が相互に共通点を有しないなら、それはまた(公理五により)相互に他から認識されることができない、したがって(公理四により)その一が他の原因たることがで…
スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理二を心からの敬愛を込めて理解する。 定理二 異なった属性を有する二つの実体は相互に共通点を有しない。 証明 これもまた定義三から明白である。なぜなら、おのおのの実体はそれ自身のうちに存しなければならずかつそれ自身によって考えられなければならぬから、すなわち、一の実体の概念は他の…
スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理一を心からの敬愛を込めて理解する。 定理一 実体は本性上その変状に先立つ。 証明 定義三および五から明白である。 バルーフ・スピノザの エチカ (畠中尚志訳) 第一部定義三と定義五はそれぞれに実体と様態/実体の変状の概念を示している。 三 実体とは、それ自身のうちに在りかつそれ自身によって…
哲学の命題で最も分かり難いというか、どうとでも受け取れるように人々が自由気儘に捉え易いのは「我思う、ゆえに我在り」( デカルト )の他には滅多にないだろう。只単に言葉としてもとても有名で、口に出した本人、デカルトの代名詞にも等しい。 Portrait of René Descartes by Frans Hals / Pu…
人類史上最高のIQ(知能指数)は300で、かつて数学者の ジョン・フォン・ノイマン が得ていたといわれる。IQの平均値は100だから常人と比べると三倍の能力だった。本人が実際にテストを受けたわけではないので、伝説の域を完全には免れない数値だけれども頭の回転が飛び抜けて早いのは固有の経歴から間違いないようだ。 何といっても衝…
人類が核兵器を作り出すのに成功したのは物理学の 特殊相対性理論 に基づくらしい。すなわち「E=mc 2 」(エネルギー=質量×光速×光速)の公式に沿ってしか誰も考え付かなかった可能性が高い。 Albert Einstein by Oren Jack Turner, Princeton, N.J. / Public domain …
本能寺の変 を調べていたら、一際、目を引く武将がいて 森蘭丸 という名前から戦国時代に華々しく引き付けられる感じが凄かった。 Ranmaru Mori by Yoshitoshi Tsukioka / Public domain 織田信長 の家臣で、多勢に無勢と 明智光秀 の大きく攻め込んで来た武士たちの勢いに押され捲りつつも正しく…
どんなものなのかと食べる前に思った。チーズ入りのソフトクリームなんて生まれて初めての味わいではないか、 セブンイレブン の ワッフルコーンのチーズinチーズ を手にしながら。ハラハラドキドキ。ソフトクリームとチーズが似た者同士の乳製品で口説過ぎるのでは堪らなかったはずだけれども本当に美味しかった。 チーズの酸味が凄く爽やかに感…
一枚だけだけれども 画家一筋のヴァン・ゴッホの記事 で引用した ヴァン・ゴッホ が描いた 灰色のフェルト帽を被った自画像 に神様が見えて来たからブログに改めて取り上げておきたいと感じた。 僕の 言葉遣いが霊感そのもの なのと同じで、気付いた訪問者がいれば一人怪しく訝らせるのは忍びない。 神様が見えて来たとしても君だけではなくて僕もそうだ…
お笑いの 有吉弘行 が哲学について本を出していると知った。 毒舌訳 哲学者の言葉 という題名で、数多の哲学者たちの言葉を題材にして自説を述べている。インターネットで偶々だったけれども紹介しているサイトを見かけたから気になって訪れてみたんだ。 哲学とは…変わり者の人が適当に言ったことをなんとか普通の人たちが解釈してあげて無理やり…
久し振りに 知性改善論 ( スピノザ )を読み返してみた。といっても時間がないし、速読もできないので、一時間で数十頁しか進まなかった。 しかし相変わらず、文章が手強くて通常よりも読解を迫られると驚かされる。作家の気質としては学者そのものだろう。細かいところまで日常生活に支障がなくても取り上げて認識に纏めないと不誠実だと思ってし…
カント の物自体は認識論的に不可能な対象だから思考の内実は事象でしかない。 すなわち現象学における超越論的な主観性の効果として理論上で要請される直観の確実性と同一視される。 物自体は不可知だとしても Immanuel Kant by Gottlieb Doebler / Public domain カントは現象学者では全くなか…
もしかしたら僕だけど、君たちも読む気スラスラだから困る、昨日の午後から自作へ気が狂いそうで。 可笑しいし、本当に正気を失ってしまうならば素晴らしい思考が見付かった。経験そのものから精神とは何かを知るべき手がかりになる。というか、君たちへ送り届けるのが詩以外では非常に難しい言葉遣いを迫られずにいない世界へ生き出しているん…
古代ギリシャの哲学者で、紀元前四世紀頃のヘレニズム期の初めに生きていた エピクロス が日毎の質素倹約を絵に描いたような余りにも清貧な思想を持っていて驚きながら共感を覚えてしまった。 アタラクシア(平穏な心)という身近な幸せを大事にする気持ちから世界を捉えていた。 自然で必要な欲求が正しい Epicurus / Die Bild…
古代ギリシャで ブラトン と アリストテレス と並んで三大哲学者の一人と考えられる ソクラテス は西洋哲学の源流とも過言ではないほどの存在だった。彼の弟子がプラトンで、その又弟子がアリストテレスだったからソクラテスがもしもいなかったら、全員、消えてしまって西洋で哲学が歴史的にどう流れたかが相当に変わっただろうと震撼させられる。 西…