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悪魔の頭脳を持つ男と呼ばれるジョン・フォン・ノイマンはコンピューターと核兵器を基本的に作り出していた

人類史上最高のIQ(知能指数)は300で、かつて数学者のジョン・フォン・ノイマンが得ていたといわれる。IQの平均値は100だから常人と比べると三倍の能力だった。本人が実際にテストを受けたわけではないので、伝説の域を完全には免れない数値だけれども頭の回転が飛び抜けて早いのは固有の経歴から間違いないようだ。

EDVACのコンピューター機材

何といっても衝撃的なのはコンピューターの生みの親と呼ばれる人類にとって余りに画期的過ぎる業績だろう。一人で完成してないので、本人のインパクトは些か薄いもののアメリカでEDVACの開発チームに設計のコンサルタントとして参加してプログラム内蔵方式という基本の動作原理を作り出した。コンピューターが例えば只の計算機とは違って色んなことができるように進化したのはそれこそプログラムを内蔵した方式を取っているためで、現行のコンピューターの殆ど全てに採用されている。発案者の名前からノイマン型コンピューターと呼ばれてもいるんだ。近年はプログラムを内蔵しない方式/非ノイマン型コンピューターの中から量子コンピューターがもっと小さくさらに高性能に作り出せるのではないか――量子の非局所性厳密検証に成功――新方式の量子コンピューターにも道――と研究されているらしいけれども一時代を築きながら依然として最有力のコンピューターはジョン・フォン・ノイマンなしには存在しなかった。

俺の次に頭の良い奴ができた。

コンピューターが初めて完成した直後、如何にも喜んだらしい言葉を残していたジョン・フォン・ノイマンだったけれども人々の鼻に付くようなニュアンスが込められていた。自分はコンピューターよりも頭が良いと示しているから裏返せば自分以外の全ての人間はコンピューターに及ばなくて頭が悪いとすっかり見下していたみたいに聞こえる。ただし一号機はさほど性能は高くなかったせいかも知れないし、例えばIQ300以下のコンピューターに対して事実ならば無邪気というか、他愛ない一言でしかなかったとは思う。

ジョン・フォン・ノイマンは人間離れし切った突拍子もない存在で、後世、悪魔の頭脳を持つ男とも語り継がれていると知って驚かされた。

ある意味、性格が素直過ぎて人間的にも風変わりなだけだろうけれども人々の鼻に付く言動がコンピューターの基本の動作原理に象徴される大変に凄まじい達成から何一つ否定できないし、気持ちを少しも覆せないところが悔し紛れにでも嫌らしく感じてしまうのが避けられないせいではないか。

トレーラーに載った原子爆弾のファットマン

悪魔の頭脳を持つ男のイメージが決定的に頷かれる経歴というのも固有に認められて核兵器の基本の爆縮レンズを作り出していたらしい。

主原料のプルトニウムが核分裂反応の超臨界状態で爆発するためには三十二面体の構造で均等に着火されなくてはならない。

ジョン・フォン・ノイマンは核兵器を一人で完成したわけではなくて第二次世界大戦のアメリカのマンハッタン計画に参加していた。原子爆弾の開発が本格的に行われていて爆縮レンズを仕上げるために独自のアイデアを掴んだ。ZND理論という火薬の爆轟(音速を越える衝撃波を伴った燃焼)現象を予測するための法則で極めて細かく算出するために事前に自らで発明していた人工粘性(数値流体力学の誤差の一種)の概念を用いて上手く行ったらしい。そして他の数学者たちと十ヵ月を費やして爆縮レンズには三十二面体の形状が最適という答えを導き出したんだ。コンピューターはまだできてなかったみたいで、計算するのは問題が緻密で非常に大変だったけれども原子爆弾の実現に向けて大きな一歩を踏み出したわけだった。

核兵器は主原料に高濃縮ウランを使ったタイプ/ガンバレル型も可能だけれども第二次世界大戦から現今でも一般的なのはプルトニウムを使ったタイプ/インプロージョン型らしい。ジョン・フォン・ノイマンの三十二面体の爆縮レンズがなければ爆発しないからコンピューターと同じように世の中に普及している切欠の科学者は他の誰でもなかった。悪魔の頭脳を持つの男のイメージにぴったりだから恐ろしいかぎりの業績にもせよ、余りに画期的過ぎるところはやはり彼なしには存在しなかったんだと感じる。

気付いてみれば巷で核実験のニュースが取り沙汰される中身というのもプルトニウムが果たして三十二面体の爆縮レンズで上手く爆発するかどうかを確認するために行われているんだ。

ジョン・フォン・ノイマン

第二次世界大戦でジョン・フォン・ノイマンはアメリカの原子爆弾の開発に積極的に加担していたから本当に悪魔の頭脳を持つ男としかいいようがない。元々はソビエト連邦(現ロシア)を嫌悪していたらしくてそのために敵対するアメリカを軍事的に応援するつもりだったのかも知れない。

マンハッタン計画を巡ってはとても高名な科学者として誘われても参加しなかったアルベルト・アインシュタインと著しく対照的な印象を与える。因みにアルベルト・アインシュタインのIQは180と推定される。ジョン・フォン・ノイマンは楽に上回っている頭の回転もさることながらアルベルト・アインシュタインとの核兵器への考え方の違いは人間的にとても興味深い感じがする。

ソビエト連邦を叩き潰したかったにしては現実に日本への原子爆弾の投下にも物凄く乗り気だったのが良く分からないので、支離滅裂な思想を表現しているのか、ただし後からソビエト連邦を狙うための準備段階として日本を先に標的に捉えていたとすると理解できなくはない。

就中、思想を持っていても方法論的なかぎりで、本人が知覚する物事の実質を欠いていた可能性が高いだろう。嫌悪するソビエト連邦とそれ以外の国としての日本の区別が付いてなかった。第二次世界大戦で双方に同盟などもなかったはずだし、ジョン・フォン・ノイマンはひょっとすると核兵器に心酔していた(自分でも新しく生み出すために良く頑張ったし)から当初の目的に含まれない日本への原子爆弾の投下でも望んでしまったのではないか。

マンハッタン計画に積極的に加担した事実については悪魔の頭脳を持つ男と呼ばれるのも文字通りの意味で正しく自分勝手と醜悪に受け取らざるを得なさそうだ。

ジョン・フォン・ノイマンは核兵器の開発で爆縮レンズと共に「大きな爆弾による被害は、爆弾が地上に落ちる前に爆発したときの方が大きくなる」という認識も新しく突き止めてアメリカで広島と長崎への原子爆弾の投下に実際に取り入れられたらしい。

原爆が投下された直後の長崎の上空の巨大な茸雲

生き残った被爆者の回想で空がピカッと光ってから大惨事が起きたように、屡々、聞かれるのはそのためなんだろう。第二次世界大戦の原子爆弾は地上では爆発してなかった。ジョン・フォン・ノイマンの計算では上空数千キロメートルが最大限の爆発力だったらしい。しかし実際には爆心地の上空五百メートル付近:広島へのガンバレル型の原爆のリトルボーイが上空650m/長崎へのインプロージョン型の原爆のファットマンが上空550mで爆発したみたいだから威力そのものは未だしも弱めだったのかも知れない。

どんな被害が出るのかは科学的に曖昧だったので、気に留めずに開発できたとも考えられるにせよ、ジョン・フォン・ノイマンの原子爆弾の最大限の爆発力という認識は倫理性が全くなかったし、悪魔の頭脳を持つ男そのものの取り組み、または科学者としての自己表現だったようだ。

本人は核実験に何度も立ち合っているうちに飛散する放射能を無自覚に浴び続けたせいで、全身を転移癌に夥しく冒されながら五十三年の短い生涯を終えたとも伝えられている。

天の恵みというか、折角のIQ300という超人的な才能も十分に活かせなかった不自由な感じがしないではない……。

ジョン・フォン・ノイマンの墓

第二次世界大戦でアメリカの核兵器が完成しなければ日本も被爆国にならなかったはずだと想像するとジョン・フォン・ノイマンの爆縮レンズが抜き差しならない分岐点だったのは間違いないと改めて驚きを禁じ得ない。

他の誰にも思い付ける状況ではなかったみたいだし、普通に考えるよりも早く実現され過ぎてしまっていたのではないだろうか、世界への悪魔の頭脳を持つ男の登場によって。

生み出した物の使い道を決めるのに、科学者は適さない。

ジョン・フォン・ノイマン via 心の常備薬

史実は塗り替えられないし、コンピューターと核兵器もジョン・フォン・ノイマンが基本的に作り出した社会を生きて行くだけだけど、しかしながら本心ではどんな思いが抱かれた人生だったのかを知ると人間的にも決して酷いばかりではなかったのではないかと泣けて来そうだ。

数学者、または科学者として物理学や工学や計算機科学や経済学や気象学や心理学や政治学などの多方面で意欲的に活動していて物事を学問的に追求するのが何よりも好きだった気持ちが良く分かる。

逸話では四時間の睡眠以外はいつも考えていたし、頭を働かせて止まなかったといわれてもいる。だから睡眠負債などから免疫力が著しく低下して早死にするしかなかった感じもするくらいのめり込んでいたようなんだ。

本人の言葉からすると「科学者は適さない」と認識した結果はどうでも構わないのでは無責任と受け取られ兼ねなくてやはり人々の鼻に付く嫌らしさと切り放せないにせよ、他方で前以て「生み出した物の使い道」に囚われない認識力には色んな対象を数多く追い求める思いが込められた意味を持つから素晴らしく純粋なまでの真実として納得して良いのではないかと考えさせられてしまう。

人間を身勝手で信用できないと嘆くことは電場が回転しなければ磁場が強まらないと嘆くことと同じように愚かしい。どちらも自然の法則なんだ。

全ては二十世紀前半の科学者に倫理性が殆ど問われなかった時代の要請だとすると悪魔の頭脳を持つ男の哲学も振り返って古びた進歩主義だったはずだけれどもいい回しがどうも特徴的で胸に訴えるほどの見過ごせない本音を手渡されているようだから不可解だ。

ジョン・フォン・ノイマンの悪魔の頭脳を持つ男と呼ばれる精神そのものは誰もが好きな気持ちで生きられる楽園を開き展べていたのではないか

ノイマン型のコンピューターアーキテクチャー

いつも興味や関心のない世界には常人並みの記憶力もない無頓着な生活を送っていたらしくて引き付けられる物事には寝る間も惜しんで情熱を燃え上がらせていたと想像するのはついに難しくないと感じる。

自然の客観的な捉え方の公平性を正確無比に押し進めたような哲学を本当は望んでいたのかも知れない。

いい換えると《善悪を超越した形而上学》だけれども物質が最終的には意思を持たない世界観がジョン・フォン・ノイマンの「自然の法則」の根幹だったようにも受け取る。

人間にとっては何もかも許されるほどの心境を得られるとすると宗教を除けば大量殺人を引き起こす核兵器でも他のコンピューターなどと変わらず、平気で勤しむのが当たり前で、想像すると危険な研究については社会的に避けられない場合には仕様がないと判断せざるを得ない考え方だったんだろう。

言葉で表現するのが難しい印象だ。独り善がりではないところが凄いので、ジョン・フォン・ノイマンはすなわち自分でさえももはや内面的に追い抜いて行くほどに公平性に満ち溢れた物質の楽園を志向していたならば科学者の中の科学者で、代表的な分野では数学者そのものだったと認めるしかなくなる。人間としては圧巻の哲学を備えた並外れて合理的な人生だったと出会われるばかりだ。およそ悪魔の頭脳を持つ男と呼ばれる所以というか、現実も五感を脱ぎ捨てたに等しい仕方でまさか理性を失った状態を感じさせるせいなんだろう。今此所で何がどうなるのか。予想だにしなかった身震いを介して初めて速やかに腑に落ちてしまう全ての経験は驚異的だ。

参考:歴史上も最もIQの高いとされている人物トップ10 『コンピュータのしくみを理解するための10章』- 第1章まとめ ノイマン型と非ノイマン型、どう違うのか分かりやすく説明してください コンピュータと原爆を発明した男,フォン・ノイマン

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