ブログのping送信をIFTTTで自動化する方法 結城永人 -2022年8月15日 (月) ブログランキングなどで登録したブログの更新を伝えてサイト内容を取得できるようにするために使われるping送信がある。ブログの更新に合わせてping送信を行う機能が付いていれば良いんだけれども付いてない場合はできない。 例えばブログサービスのBloggerにはping送信の機能が付いてないためにping送信を記事の取得に活用するにほんブログ村や人気ブログランキングなどに登録してもブログの更新を手動で伝えなくてはそうしたランキングサイトでの記事の表示内容を変えることはできない。 しかしWebサービスのIFTTTを使えはブログのRSSフィードなどから更新に合わせてping送信を自動的に行えると分かったので、とうやるかを載せておきたい。 IFTTTでのping送信の自動化の手順 IFTTT(イフト/IF This Then That: これならばそこでそれを)はサイトやアプリやデバイスの動作をインターネットを介して自動化するWebサービスで、一つの使い方としてブログのping送信を自動化することができる。 アカウント登録(Get started with IFTTT)アプレットの条件の作成(Create)条件のサービス選択(Choose a service)トリガー選択(Choose a trigger)トリガー欄の完成(Complete trigger fields)アプレットの結果の作成(Create)結果のサービス選択(Choose a Service)結果のアクション選択(Choose an action)アクション欄の完成(Complete action fields)アプレットの作成の確認(Create)アプレットの概括と完了(Review and finish) IFTTTの言語は英語で、現時点で日本語に対応してないので、使い方を覚えるのは注意を要する。 管理画面で「Try Pro for Free」(有料版の無料お試し)という宣伝が挿入されることがある。登録する場合は「Try it free」(無理で試す)、登録しない場合は「Maybe later」(又後で)を選択する。 IFTTTのデザインはウェブとアプリで異なり、後から変更されることもあるかも知れないけど、しかし基本的な使い方が変わることは殆どなさそうだ。 参考サイトIFTTT(イフト)とは?異なるプラットフォームを連携する便利ツールの使い方とアプレット9選 アカウント登録(Get started with IFTTT) 使用するにはアカウントが必要で、最初はアカウントを登録する。 Get started with IFTTT|IFTTT 現時点でAppleとGoogleとFacebookとEメール(Sign up)からアカウントを登録できて無料版(Free)で開始できる。 ブログのping送信の自動化を少し設定するだけならば無料で大丈夫だけれども多く設定したり、他の機能も使ったり、自動化の起動速度を速めたりするには有料版(Pro)へ移行する必要がある。 アカウントがあればログイン(Log in)して自動化の作成や編集を行える。 アプレットの条件の作成(Create) 管理画面やメニューの上段の「Create」から新しい自動化のアプレット(アプリに基づく簡素なプログラム)を設定することができる。 Create|IFTTT 何をやるか。先ずは「If This」(これならば)という条件を決める。新しく設定するには「Add」(追加)を行う。 条件のサービス選択(Choose a service) アクションの条件としてIFTTTで自動化できるサービスを選択する。 Choose a Service|IFTTT 自動化に設定するのは何か。ping送信ならば送信元に使うもの、サイトのRSSフィードならば「RSS Feed」で指定することができる。 トリガー選択(Choose a trigger) ping送信に使用するRSS Feedのトリガー(起動)の仕方を選択する。 Choose a trigger|IFTTT New feed item(新しいフィード項目) This Trigger fires every time a new item is added to the feed you specify(このトリガーは新しい項目が指定されたフィードに追加されたときはいつでも発火します) New feed item matches/一致する新しいフィード項目 This Trigger fires every time a new item in the feed you specify contains a particular keyword or simple phrase(このトリガーは指定されたフィードの新しい項目が特定のキーワードや簡単なフレーズを含むときにいつでも発火します) +(追加) Suggest a new trigger(新しいトリガーの提案) ブログランキングなどで、記事が追加される毎にping送信を行う場合は「New feed item」、毎回ではなく、キーワードやフレーズで限定的にping送信を行う場合は「Keyword or simple phrase」を選択する。 もう一つの「+」は新しいトリガーの仕方をIFTTTに追加するように提案するものなので、トリガー自体を設定するものではない。 トリガー欄の完成(Complete trigger fields) 選択したトリガーの仕方に内容を入力する。 Complete trigger fields|IFTTT Feed URL(フィードURL) RSSフィードのフィードURL Keyword or simple phrase(キーワードかフレーズ) RSSフィードを選別するためのキーワードかフレーズ RSSフィードのフィードURLについて ブログのRSSフィードのフィードURLの一般的な構成はサイトアドレスの末尾に半角スラッシュ(/)で区切って「rss」を付けるけど、しかしブログによって異なる場合があるから個別に確認する必要がある。 因みにBloggerだとサイトアドレスの末尾に半角スラッシュ(/)で区切って「feeds/posts/default?alt=rss」を付けることになる。 トリガーの仕方で、New feed itemならば「Feed URL」だけ、New feed item matchesならば「Feed URL」と「Keyword or simple phrase」を入力して「Create trigger」(トリガー作成)を行う。 アプレットの結果の作成(Create) アプレットの条件とトリガーが決まったら再び「Create」に画面が切り替わる。 Create|IFTTT アプレットの条件をやり直すならば「If new feed item」の「Edit」(編集)か「Delete」(消去)を行う。 大丈夫ならば何をやるか。締めに「Then That」(そこでそれを)という結果を決める。新しく設定するには「Add」(追加)を行う。 結果のサービス選択(Choose a service) アクションの結果としてIFTTTで自動化できるサービスを選択する。 Choose a Service|IFTTT 自動化に設定するのは何か。ping送信ならば送信先に使うものを「Webhooks」で指定することができる。 ping送信に求められるwebhookについて webhookとはユーザー定義のHTTPコールバックで、すなわちサイトに更新があったときにwebhook用に設定されたURLにHTTPリクエスト(HTTP POST)を送信するものなので、pingの送信先のサイトを指定して更新を通知すると新しい動作を促すことができる。 参考サイトWebhook 結果のアクション選択(Choose an action) ping送信に使用するwebhookのアクション(動作)の仕方を選択する。 Choose an action|IFTTT Make a web request(ウェブリクエストの作成) This action will make a web request to a publicly accessible URL. NOTE: Requests may be rate limited(このアクションは公共的にアクセス可能なウェブリクエストを作成します。注記:リクエストは稀に制限されるかも知れません) +(追加) Suggest a new action(新しいアクションの提案) ブログランキングなどで、ping送信を行う場合を含めて全ての場合で「Make a web request」を選択する。 もう一つの「+」は新しいトリガーの仕方をIFTTTに追加するように提案するものなので、トリガー自体を設定するものではない。 アクション欄の完成(Complete action fields) webhookのアクションの仕方を指定する。 Complete action fields|IFTTT URL:必須Method:GET(初期値)Content Type:任意Additional Headers:任意Body:任意 ブログランキングなどで、ping送信を行う場合はURLにプログランキングなどの所定のpingの送信先URLを入力してMethodを初期値の「GET」のままにしてその他の項目は何も入力する必要はない。 webhookのリクエストをカスタマイズした場合はそれぞれの項目を編集することもできる。 必要な項目を入力したら「Create action」を行う。 アプレットの作成の確認(Create) アプレットの結果が決まったら再び「Create」に画面が切り替わる。 Create|IFTTT アプレットの条件をやり直すならば「If new feed item」、結果ならば「Then Make a web request」の「Edit」(編集)か「Delete」(消去)を行う。 両方とも大丈夫ならば「Continue」(続行)を行う。 アプレットの見直しと完了(Review and finish) 作成したアプレットを概括して完了して実行する。 Review and finish|IFTTT 最初にアプレットの題名があり、初期値ではping送信を設定したフィードURLとアクションの仕方が記載されているけど、しかしもっと分かり易いように書き換えても構わない。 次に「Receive notifications when this Applet rus」(アプレットが実行されたときに通知を受け取る)かどうかを設定する。 最後に「Finish」(完了)を行うとアプレットが開始される。 参考サイトブロガー(BLOGGER)のカスタマイズとかGOOGLE界隈 My Appletsからのping送信の操作 IFTTTでping送信のアプレットを作成したらメニューの「My Applets」(私のアプレット)から操作することができる。 If new feed item…|IFTTT アプレット アプレットに設定された条件と結果のサービスの二つのアイコンとアプレットの題名と作成者のユーザー名が表示されていて「Edit title」(題名の編集)から題名をカスタマイズできる。 Connected(接続された) アプレットがRSSフィードに接続されている。ボタンを押すと再接続する。接続した日付や最新の動作(ping送信を指定された送信先へ行った)日付と動作の回数が表示される。 Notify me when this runs(この実行の際に通知する) アプレットが実行したときに通知するかどうかを変えられる。 Check the log of your Applet runs(アプレットの実行のログ/履歴を調べる) ボタンの「View activity」からping送信が成功したかどうか、どんなRSSフィードが送られたか、過去の状況を確認できる。 Polling Applets usually runs within 1 hours(アプレットのポーリング/問い合わせは常に一時間以内に実行される) ボタンの「Check now」からポーリングを手動で行える。画面に「Check completed」(チェック完了)が出て最後の自動的なポーリングの次のトリガーのブログのRSSフィードの更新があったらアクションへ移る。 Archive(アーカイブ) アプレットを止めてアーカイブに保管する。後からメニューの「Archive」から「Restore」(復元)することもできる。 僕はブログサークルにBloggerの些細な日常を登録してIFTTTでping送信を自動化してみたらちゃんと動作することが確認できた。 ブログの更新にぴったり合わせて送信先の内容が変わるとはかぎらないけど、しかし暫く待っているとRSSフィードに追加された新しい記事がブログサークルでも追加されていた。 IFTTTの動作が無料版だと一時間に一回、有料版でも五分に一回とされるからブログの更新に対する ping送信の遅れもないわけではない。 にほんブログ村や人気ブログランキングでも三十分か一時間程度の時間差があるといわれるし、ブログのping送信をIFTTTで自動化しても実際に送信先で内容の更新が行われる時間は一定ではない。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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