ハッブル宇宙望遠鏡は天体観測に革命を齎した 結城永人 - 2015年10月18日 (日) テレビの地球ドラマチックでハッブル宇宙望遠鏡の特番を観た。丁度、僕が青春を謳歌していた頃に打ち上げられたらしい。かれこれ二十年以上も前になる。知らなかったというか、名前は聞いた覚えがあるにせよ、何なのかと感じてばかりだった。地球の軌道に沿って人工衛星のように回りながら星々の写真や動画をを撮影するためのもので、それが宇宙には空気がないから本当に遠くまで映し出すことができて科学へとても大きく貢献した、かつてなかったくらいで、すなわち天体観測に革命を齎したと呼ばれるほどの偉業を成し遂げていたんだ。 ハッブル宇宙望遠鏡で何が発見されたのか 宇宙には太陽系のような数多くの銀河があり、銀河にはずば抜けた引力を持つ(光も吸い込まれる)ブラックホールがある。さらに宇宙は膨張し続けていて逆算すると誕生してから百三十七億年(現在だと百三十八億年らしい)と分かり、また全く衰えない理由としてダークエネルギーが考えられ出している。 最後のメンテナンスが終了して何れは地球に落下して大気圏で燃え尽きるらしい。アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)が次世代機を投入する予定みたいだけど、とにかく人類の英知を非常に高めたわけで、ハッブル宇宙望遠鏡は凄いと初めて感じられたし、詳しく知ってみると気持ちも違う。 青いお空の底ふかく 海の小石のそのように 夜がくるまで沈んでる、 昼のお星は眼にみえぬ 見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。 ハッブル宇宙望遠鏡は人の目には映らない微細な星の光も捉えて真っ暗闇の夜でも輝いているという結果を出したけれども「昼」に重なった、奇しくも金子みすゞの歌った言葉に。人の目には映らない星があるかぎり、宇宙がロマンチックなのも心の世界のせいだろう。五感を越えてか、我を忘れてか、僕は現実そのものを味わわされる。肉眼では捉えられないのに夜空は明るかったなんてそれこそプラネタリウムもさながらに素敵ではないかしら。遥か彼方の望みまでも詩を投げかけているようで、心の世界に触れられて良い。 コメント 新しい投稿 前の投稿
コメント