食品の五大栄養素と健康成分について 結城永人 -2015年10月29日 (木) 健康への復習を兼ねて基本中の基本を明確化しておきたい。食品に関する用語法として「栄養素」と呼ばれるのは人間が体内で合成できず、食品から取り込まずに不足すると病気になるものなんだ。炭水化物(糖質)と脂肪(脂質)と蛋白質が三大栄養素で、そこにビタミンとミネラルを含めて五大栄養素と捉えられる。 炭水化物_エネルギー源になる脂肪_エネルギー源になる必須脂肪酸ω3脂肪酸リノール酸γリノレン酸アラキドン酸ω6脂肪酸αリノレン酸エイコサペンタエン酸(EPA)ドコサヘキサエン酸(DHA)蛋白質_身体の組織を構成してエネルギーにもなる必須アミノ酸トリプトファンリシンメチオニンフェニルアラニントレオニンバリンロイシンンイソロイシン準必須アミノ酸ヒスチジンアルギニンシステインチロシンビタミン_生理的な機能を調節する脂溶性ビタミンビタミンA:レチノールビタミンD:エルゴカルシフェロールとコレカルシフェロールビタミンE:トコフェロール(αとβとγとδの四種類)とトコトリエノールビタミンK:フェロキノンとメナキノン4とメナキノン7水溶性ビタミンビタミンB群ビタミンB1:チアミンビタミンB2:リボフラビンナイアシン(ビタミンB3)パントテン酸(ビタミンB5)ビタミンB6:ピリドキサールとピリドキサミンとピリドキシンビオチン(ビタミンB7)葉酸(ビタミンB9)ビタミンB12:シアノコバラミンとメチルコバラミンとヒドロコソコバラミンビタミンC:アスコルビン酸ミネラル_生理的な機能を調節して身体の組織も構成する多量ミネラル(電解質)ナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムリン微量ミネラル鉄亜鉛銅マンガンヨウ素セレンモリブデンクロム ※蛋白質の「準必須」は乳幼児にかぎり、体内での合成が追い付かず、食品から取り込まないと不足し易い。 ※ミネラルは一日の必要摂取量が100mg以上で「多量」、100mg未満で「微量」と区別される。 さらに人体に不足しても病気にはならないけれども取り入れると健康に良いものが「健康成分」と呼ばれるんだ。食物繊維(消化・吸収されない炭水化物)やファイトケミカル(植物に含まれる主に色素の化学化合物/植物栄養素)が代表格で、取り分け食物繊維は腸内環境を高めたり、血糖値の上昇を抑制したり、健康的な生活に非常に役立つためにそれも「栄養素」に含めて「六大栄養素」と考えられる向きもあるようだ。 食物繊維_腸内細菌の餌になると共に不要物を排出させる水溶性食物繊維不溶性食物繊維ファイトケミカル_抗酸化作用を持つと共に身体の調子を維持させるカロテノイドポリフェノール有機硫黄化合物/含硫化合物テルペン/テルペノイド糖関連化合物長鎖アルキルフェノール誘導体/辛味成分 僕は野菜と果物とナッツ類を軸として腸内環境を最優先に考えながら食べていてどうしても蛋白質が疎かになりがちなんだ。 アミノ酸やペプチド(蛋白質の構成要素)が何種類も含まれるという黒酢は常日頃と飲んでいるにせよ、補えるほどには十分でもないはずだし、長生きのアルブミンも含めて蛋白質への注意を行ってはならないと思う。 付け加えると魚は蛋白質が取れて脂肪酸(脂肪の構成要素)EPAやDHAも他では得難いものだし、中々、万能の食事は考え付かないにしろ、全体から捉えて減ってしまいそうな部分は絶えず、目を光らせながらか補って行くように心がけておかなくてはならない。 コメント 新しい投稿 前の投稿
コメント