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ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Na/ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム

高級アルコール系の合成界面活性剤の中でもラウリルアルコールの硫酸系が洗浄力は強いものの皮脂を過度に減らして皮膚のバリア機能を損う恐れが大きい。

ラウリルアルコールの硫酸系の洗浄成分は色んなタイプがあるけれども巷の製品で良く見かけるラウリル硫酸Naラウレス硫酸Na/ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを取り上げる。

市販のシャンプーやボディーソープやハンドソープに配合されている場合、もしも肌が乾燥や角化で酷かったら止めて刺激が少ないものに変えるとか注意して使うべきだ。

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ラウリル硫酸Naは洗浄力と刺激が非常に強い

ラウリル硫酸Na(Natrium/ナトリウム)はラウリルアルコールを硫酸化した後に水酸化ナトリウムによって中和して合成される陰イオン(アニオン)界面活性剤だ。

物質上の概観

分子式
NaC12H25SO4
分子量
288.38 g/mol
IUPAC名
sodium dodecyl sulfate
CAS番号
151-21-3
成分名
ラウリル硫酸ナトリウム
INCI名
Sodium Lauryl Sulfate

参考:Sodium dodecyl sulfate via PubChem

ラウレス硫酸Naは高級アルコール系の洗浄成分として最も早くから使われて洗浄力と刺激が非常に強いといわれる。

元々、第二次世界大戦で機械のエンジンの脱脂剤として使われていたらしいので、汚れを落とすことが何よりも重視されたために優秀な洗浄成分として転用されたのかも知れない。媚り付いた油汚れは様々な汚れの中でも非常に落ち難い部類なので、ラウレス硫酸Naが脱脂剤として強力に作用すれば有り難いはずだ。

しかし化粧用の洗浄剤としてシャンプーやボディーソープやハンドソープなどから皮膚に使うと却って皮脂を減らし捲るほどに刺激が非常に強いのが問題視されるようなった。

肌に浸透すると推定される分子量が五百以下なので、二百八十八程度のラウリル硫酸Naは完全に当て嵌まっている。

皮膚炎が直ぐに生じたり、およそ病気の起因にはならないかも知れないけれども表皮と直下の角質層の皮脂をごっそり減らして皮膚のバリア機能を著しく低下させるかぎり、後から皮膚炎などの病気が起きても不思議ではない。

ラウレス硫酸Naラウリル硫酸Naの改良型になる

ラウレス硫酸Na(Natrium/ナトリウム)はラウリルアルコールにエチレンオキシドを付加重合しながら硫酸化した後に水酸化ナトリウムによって中和して合成される陰イオン(アニオン)界面活性剤だ。

物質上の概観

分子式
C14H29NaO5S
分子量
332.43 g/mol
IUPAC名
sodium 2-dodecoxyethyl sulfate
CAS番号
9004-82-4
成分名
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
INCI名
Sodium Laureth Sulfate

※エチレンオキシドの付加モル数が1のラウレス硫酸Na。
※成分名の「ポリオキシエチレン」は「POE」(Polyoxyethylene)に短縮して「POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム」のように表記される場合がある。

参考:Sodium laureth sulfate via PubChem

ラウレス硫酸Naは洗浄力と刺激が相当に強いけれどもラウリル硫酸Naの分子量の二百八十八程度をおよそ三百三十二程度まで増やしてすなわち分子を大きくして肌への浸透力を下げた改良型として開発された。

洗浄剤に配合されるとマイルドと呼ばれたりする。一般的にエチレンオキシドの付加モル数が2~4の分子量がもっと多いタイプが使われるらしい。水溶性が上がり、粘性は下がるものの低濃度でも泡立ちに優れてさらに過度な脱脂力も抑えられるために高品位の洗浄剤に向いている。

合成上、ラウリルアルコールに対するエチレンオキシドの付加モル数が増えると分子量が増えてラウレス硫酸Naの分子のサイズが大きくなる。

付加モル数毎の成分名と分子量

  1. ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
    332.43 g/mol: Sodium laureth sulfate
  2. ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
    376.5 g/mol: Sodium 2-(2-dodecyloxyethoxy)ethyl sulphate
  3. ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
    420.5 g/mol: Sodium lauryl trioxyethylene sulfate
  4. ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
    464.6 g/mol: Sodium 3,6,9,12-tetraoxapentacosyl sulphate

※成分名の「ポリオキシエチレン」は「POE」(Polyoxyethylene)に短縮して「POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム」のように表記される場合がある。
※成分名に追加される1以外の付加モル数は括弧ではなく、ハイフンによって「ポリオキシエチレン-2ラウリルエーテル硫酸ナトリウム」のように表記される場合がある。
※簡略名、または成分名でも付加モル数が省略されて商品の成分表示からタイプを識別できない場合がある。

ラウレス硫酸Naの付加モル数の1は三百三十二程度で、ラウリル硫酸Naの二百八十八程度とさほど変わらないけど、ところが2で三百七十七程度、3で四百二十一程度、4で四百六十五程度に上がる。肌に浸透しないと推定される五百以上に大分と迫って来るんだ。洗浄力が油汚れなどに関して弱まるものの刺激が弱まるのは皮膚の健康を損わずに済まされる。

参考:ラウリル硫酸Naとは…成分効果と毒性を解説 ラウリル硫酸ナトリウムについて ラウレス硫酸Naとは…成分効果と毒性を解説 ラウレス硫酸ナトリウムについて 「安全性に賛否ある」成分とは Vol.1 ラウリル硫酸ナトリウム&ラウレス硫酸ナトリウム/モデーアジャパン NEWS LETTER ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naの危険性について ラウレス硫酸ナトリウムに要注意!

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