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ミューズの抗菌保湿のハンドソープとしての特徴

手荒れ/スマホ指荒れが酷くて肌がゴワゴワになる角質化からひびやあかぎれといった傷が絶えず、もはや黴菌が侵入して感染症を引き起こすのも懸念されるから抗菌保湿のハンドソープで手洗いをしっかり行わなくてはならないと感じた。

ミューズの泡ハンドソープ(フルーティフレッシュ)

個人的にミューズのハンドソープ(レキットベンキーザー)が安物の中では抗菌と保湿の両面でバランスが取れていて現状の手荒れ/スマホ指荒れの対策に良いかも知れないと購入して使ってみた。

ミューズのハンドソープの泡と液体の違い

ミューズのハンドソープは泡と液体の二種類のタイプがある。両方ともブランドは同じだから使用感が違うだけだと思ったら当たらない。大きく変わらないけれども使うときは中身の抗菌保湿の性能にも注意すると良いと思う。

  • 泡ハンドソープ
    • 抗菌成分:サリチル酸
    • 保湿成分:濃グリセリンとチャエキス(1)(オリジナルとピンクフローラルとブルーソーダレモンとグリーンティーとキッチン)かグレープフルーツエキス(フルーティフレッシュとグレープフルーツ)とヒアルロン酸Na-2とビタミンCリン酸Mg
    • 洗浄成分:POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム液とアルキルグリコシド
    • 消臭成分:黄203と青1(キッチン)
    ノータッチ泡ハンドソープを含む。ピンクフローラルは泡ハンドソープのみ、ブルーソーダレモンとグリーンティーとグレープフルーツはノータッチ泡ハンドソープのみの商品。
  • 液体ハンドソープ
    • 抗菌成分:泡タイプの1.5倍のサリチル酸
    • 保湿成分:ヒアルロン酸Na-2
    • 洗浄成分:ラウリル硝酸アンモニウムとPOEラウリルエーテル硫酸アンモニウム液
    • 消臭成分:黄203(キッチン)

イメージとして泡タイプの抗菌保湿をミューズのハンドソープの標準とすると液体タイプは抗菌成分が多く、保湿成分が少なくなっている。汚れが酷かったり、細菌感染などの不安が大きかったり、あるいは乾燥や角化という肌荒れの心配がなければ泡タイプよりも液体タイプが合っている。泡タイプはどんな場合でも相応しくて抗菌保湿のハンドソープとして使い易いと感じる。

値段は液体タイプが泡タイプよりも僅かに安いようだ。大体、250mlのボトルで三百から四百円くらいだけど、同じ店の二種類のタイプで比べると泡タイプが液体タイプよりも、数十円、高い場合が多いと感じる。洗浄剤の性能は全くの別物というわけではないので、ミューズのハンドソープを買うならば液体タイプが泡タイプよりも一般的に求め易いだろう。

洗浄成分は泡タイプも液体タイプも高級アルコール系のPOEラウリルエーテル硫酸アンモニウム液(ラウレス硫酸アンモニウム)かラウリル硝酸アンモニウムを主成分として洗浄力は高いけれども肌への刺激が強めだ。手の皮脂を落とし過ぎて突っ張ったりしながら皮膚のバリア機能を低下させる恐れは否定できない。

分けても硫酸系は健康上の副作用が非常に大きい部類だけど、ただしラウリル硫酸アンモニウムは当初のラウリル硫酸ナトリウムの改良版で、皮膚への浸透性が低く、皮膚の奥まで皮脂を落とす力は抑えられている。POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム液もラウリル硫酸アンモニウムに基づくから同じように捉えられる。何れも皮膚へのダメージはさほど深くなくなっているのは有り難いんだ。

ミューズにかぎらず、安価なハンドソープには高級アルコール系の洗浄成分が良く使われている。一日に何回も使うのは適してないと思うし、たとえ保湿成分が追加されて含まれているとしても表皮のターンオーバーが乱されて根本的に肌荒れの心配が募らざるを得ない。

かりに乾燥や角化の病的な状態だと直ぐに悪化してひびやあかぎれや湿疹などを皮膚炎を招き兼ねないので、ハンドソープの手洗いから水分をしっかり拭き取って新しく蒸発するのを防ぎながらクリームを塗って潤いを確実に得るべきだろう。

ミューズのハンドソープの泡タイプの洗浄成分の一つのアルキルグリコシドは全くの高級アルコール系ではなくて糖と結び付いた天然原料の側面もあるので、肌への刺激は比較的に少ないと考えられる。パッケージに「天然由来成分(洗浄剤)配合」と記載されているのはアルキルグリコシドのためだ。性能は気泡性が高くてマイルドな洗い上がりを示すらしくて泡タイプに相応しい洗浄成分かも知れない。加えて高級アルコール系の洗浄成分だけを配合した液体タイプよりも多くのトラブルを避けながら使えそうだ。

どちらのタイプでもキッチン用は消臭成分が追加されている。黄203(キノリンイエローWS)や青1(ブリリアントブルーFCF)という何等かの仕方で商品に使用できるタール色素に含まれる合成着色料だ。何れも生ゴミや汚物などの硫黄系の悪臭を除去する能力も持ち合わせている。

青1は食用タール色素で、食品への使用が容認されるから合成着色料として安全性は最も高いかも知れないけれども黄203は調べると幾らか怪しい。ミューズのハンドソープにも含まれる保存料の安息香酸Naと一緒に摂取されると子供の注意欠損・多動性障害(ADHD: Attention deficit hyperactivity disorder)を引き起こす可能性を否定できないらしい。

ヨーロッパのEU圏内では「may have an adverse effect on activity and attention in children」(子供の活動と注意に不利益を与えるかも知れません)という表記が商品に義務付けられてしまう(In Europe, Dyed Foods Get Warning Label/ヨーロッパで着色料に警告表示が付く)。

キッチン用なので、ミューズのハンドソープを使った後に料理へ黄203と安息香酸Naが混入し易いし、微量ならば健康被害はないかも知れないにせよ、使うのを勧めはしない。

参考:ラウリル硫酸アンモニウムとは…成分効果と毒性を解説 ラウレス硫酸アンモニウムとは…成分効果と毒性を解説 糖系非イオン性界面活性剤アルキルグルコシドの特性と応用(PDF) JP5252760B2 - 消臭剤

ミューズのハンドソープの抗菌成分のサリチル酸

ミューズ以外の抗菌、または殺菌消毒のハンドソープにはおよそ含まれなくてミューズならではの有効成分がサリチル酸で、広告では「天然由来成分」と謳われている。植物の主に果実に含まれて生理活性や情報伝達に作用する植物ホルモンの一種から抽出される。実際に製造されるのは植物が原料とはかぎらず、化学物質の合成だけでも可能らしい。

昨今、大抵の抗菌のハンドソープにはイソプロピルメチルフェノール(チモール)が含まれていて化学合成成分になる。自然界には存在しないと考えられる化学物質で、完全に人工物としてのみ製造されるらしい。ミューズ以外の抗菌のハンドソープでは本当に良く見かけるし、現在の抗菌成分の主流かも知れない。

2016年にアメリカの食品医薬品局(FDA: Food and Drug Administration)でトリクロサントリクロカルバンなどの十九種類の殺菌剤が効果がなくて長期使用から「抗菌薬耐性菌の発生や甲状腺ホルモンあるいは生殖ホルモンへの悪影響に関係する可能性がある」と禁止されて日本でも厚生労働省がトリクロサン等を含む薬用石けんの切替えを促しますと追従した。

今は一般的に含まれないけれども昔の製品を使う場合には健康被害が危惧されるトリクロサンやトリクロカルバンなどの殺菌剤に注意する必要がある。

これを踏まえてハンドソープの抗菌の有効成分が変わって来て多くの場合はイソプロピルメチルフェノールだけれどもミューズの場合はサリチル酸が新しく配合されるようになった。

因みにミューズ固形せっけんにはイソプロピルメチルフェノールが抗菌成分として配合されている。洗浄成分もハンドソープとは異なり、高級アルコール系のラウリル硝酸アンモニウムやPOEラウリルエーテル硫酸アンモニウム液ではなく、石けん用素地(石鹸)と「植物由来洗浄成分」(天然油脂)というパーム核油脂肪酸を配合して肌への刺激を減らすように仕上げられている。

サリチル酸の殺菌剤としての性質について

薬理作用
  • 角質溶解作用_細胞間基質を溶解し鱗屑の剥離を促進して角質増殖皮膚を軟化させる作用がある
  • 防腐作用_微生物(白せん菌類など)に対して抗菌性があり、その防腐力、石炭酸に匹敵する
副作用
  • 薬理、毒性_発赤、紅斑等の症状、長期・大量使用で内服・注射等全身的投与の場合と同様な副作用
  • 特異体質、アレルギー_過敏症
注意点
  • 使用不可_過敏症の既往歴がある
  • 慎重投与_妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、未熟児、新生児、乳児、小児
  • 患部が化膿しているなど湿潤、び爛が著しい場合_あらかじめ適切な処置を行った後使用
  • 広範囲の病巣に使用した場合_副作用があらわれやすいので注意して使用。眼下用には使用しないこと
効果効能
  • 疣贅・鶏眼・胼胝腫の角質剥離。
    乾癬、白癬(頭部浅在性白癬、小水疱性斑状白癬、汗疱状白癬、頑癬)、癜風、紅色粃糠疹、紅色陰癬、角化症(尋常性魚鱗癬、先天性魚鱗癬、毛孔性苔癬、先天性手掌足底角化症(腫)、ダリエー病、遠山連圏状粃糠疹)、湿疹(角化を伴う)、口囲皮膚炎、掌蹠膿疱症、ヘプラ粃糠疹、アトピー性皮膚炎、ざ瘡、せつ、腋臭症、多汗症、その他角化性の皮膚疾患

出典:医薬品のリスクの程度の評価と情報提供の内容等に関する専門委員会の第5回資料

サリチル酸の皮膚への効果効能で最も特徴的なのは角質を溶かして表皮を柔らかくする。そして石炭酸(フェノール)に匹敵する防腐力がある。例えば医療現場で使われる消毒剤と大差ない殺菌作用が得られるようだからハンドソープの抗菌の有効成分としても信頼性は高いといって良いだろう。

ミューズの場合は飽くまでも洗浄剤だからサリチル酸をそれ自体で薬品として使うよりもずっと効果効能は弱いので、殺菌剤として配合していても色んな病気を治すのには向いてないと念のために断っておく。

ただしかかり始めの白癬菌/水虫がミューズの石鹸などを使って一週間で治ったとかなんて情報もあったり、色んな病気も症状が軽ければサリチル酸の強力な殺菌作用で治らないともかぎらないんだ。

表皮の角質を柔らかくするし、殺菌作用も強いので、保湿や薬用のクリームを塗る前にミューズのハンドソープを使っておくとそうした抗菌成分が肌に良く残って他のものも浸透し易くなり、黴菌の感染や化膿を防ぎながら効果を高めてくれそうだ。

ミューズのサリチル酸は「天然由来成分」だから想定外の危険性は「化学合成成分」のイソプロピルメチルフェノールなどよりも少ないかも知れないけど、ただし殺菌剤として強力だから予測される副作用や注意点を普通よりも多めに注意するべきだと感じる。

イソプロピルメチルフェノールだと反対に殺菌作用は弱いけれども過敏症の被れなどの心配はもっと少ないので、薬理作用を大きく求めなければミューズ以外のイソプロピルメチルフェノールを配合したハンドソープが使い易いだろう。

参考:ミューズ (薬用石鹸) サリチル酸 抗菌ハンドソープ、販売禁止へ...FDA 石ケン素地とは…成分効果と毒性を解説 パーム核油とは…成分効果と毒性を解説

ミューズのハンドソープの五つの保湿成分

大人から子供への手のマッサージ

泡タイプと液体タイプの両方に配合されている保湿成分が濃グリセリンとヒアルロン酸/ヒアルロン酸Na-2で、泡タイプのみ後二つ追加されている。ハンドソープの香によってオリジナルと緑茶抽出成分/チャエキス(1)かグレープフルーツ抽出成分/グレープフルーツエキスのどちらか一つとビタミンC誘導体/ビタミンCリン酸Mgが配合されている。泡タイプはノータッチ泡という自動噴出のディスペンサー付きも発売されている。オリジナルとキッチンは両方に用意されていてピンクフローラルは通常の泡のみ、数量限定のブルーソーダレモンとグリーンティーとグレープフルーツはノータッチ泡のみに含まれる。

濃グリセリンの保湿剤としての性質について

巷のハンドソープの殆ど全てに含まれている汎用的な保湿剤だ。潤滑剤でもある。洗浄剤によって皮脂が減って皮膚のバリア機能が低下して様々なダメージが生じ得るのを避けるためにセットで配合されるのかも知れない。非常に強力で長持ちする保湿剤の一つと捉えられる。

グリセリンの中でも含量が95%以上で、粘性が高いのを濃グリセリンと呼ぶ。表皮の角質層を柔軟にして水分を保持する力が増している。いい換えると経表皮水分蒸散量(TEWL: Trans Epidermal Water Loss)を抑える。水分が皮膚から失われるほどにそのバリア機能が落ちてしまって皮膚炎などのトラブルを起こすし、張りや艶も失われる。

普段は皮脂が角質層の水分を守っているけど、しかし洗うと減ってしまうので、洗浄剤に濃グリセリンが配合されていると皮脂の代わりに水分を逃がさない。

吸湿性も高くて外気の湿度が低いと逆に手の水分を奪い取ってしまう。製品だとおよそ15%以上の濃度で配合するのは相応しくないらしい。ミューズのハンドソープの場合は大丈夫だろうけど、不適切な使い方や何かで皮膚に多く残り過ぎないようにくれぐれも注意するべきだ。

グリセリンはグリセロールとも呼ばれて体内の脂質に含まれて細胞のエネルギーの産生に使われたり、さらに皮膚で表皮ブドウ球菌が汗や皮脂を食べて作り出してバリア機能を与えたりするので、安全性は非常に高いといって良い。

肌に表皮ブドウ球菌の出す抗菌ペプチドや、弱酸性に保つアクネ桿菌があれば、悪玉菌の増殖は抑えられる。また、表皮ブドウ球菌が出すグリセリン類似成分がバリア機能を強化し、肌の水分を保つため、自然としっとりとしたツルツルの肌になる。

美肌菌を増やしてツルツルたまご肌に 朝の水だけ洗顔 via NIKKEI STYLE

自然に得られるグリセリンの潤いや脂肪酸の弱酸性(雑菌の繁殖を抑える抗菌ペプチドを生む)の整肌作用によって美肌菌とも呼ばれる表皮ブドウ球菌、そして皮脂を餌にプロピオン酸や脂肪酸を出して同じように肌を弱酸性に仕向けるアクネ桿菌は皮膚の常在菌の一種で、洗い流されると再び増殖して元に戻るまで、十二時間程度、かかるけれどもしかし活動後と変わらないグリセリンがあれば住み処として有利に働いて肌の調子を上げ易くなるようだ。

グリセリン、または濃グリセリンはハンドソープの保湿剤としては汎用的なので、配合されるミューズの場合でもパッケージに目立って記されているわけではない。

参考:グリセリンとは…成分効果と毒性を解説 第14話 化粧品の成分について Part1 グリセリン 皮膚の定在細菌について 肌の調子整える「美肌菌」 アトピーやニキビ対策も

ヒアルロン酸の保湿剤としての性質について

ヒアルロン酸は人間の体内に含まれる成分で、主に皮膚の真皮と目の硝子体と関節の軟骨や関節液で、保水や弾発や緩衝や潤滑を行って各器官の働きを維持するのに役立っている。

ヒアルロン酸は、1gで2L~6Lもの水分を蓄えられると言われていて、保水性がバツグン。皮膚の中で、みずみずしさや、しなやかさをつくり出しています。そして皮膚では体の中にある半分のヒアルロン酸が存在しています。更にヒアルロン酸を水に溶かすと高い粘性が得られ、膝の中でクッションの役目や潤滑剤の役目を果たしています。

皮膚ではヒアルロン酸は表皮を支える皮下組織の真皮の中に多く含まれる。コラーゲンとエラスチンが結び付いて張りと弾力を与える隙間を埋めながら抜群の保水性によって同じように張りと弾力とさらに潤いも与えたり、新陳代謝や神経伝達のための体液の循環にも関与している。表皮にも真皮の半分程度のヒアルロン酸が含まれていて真皮の中と変わらず、健康と美容を司る。

ハンドソープに含まれる場合は専ら表皮で潤いを与える。通常、ヒアルロン酸は分子量が八十万から二百万と大きいために表皮から真皮へ浸透する可能性は低い。商品によってはもっと浸透し易く開発された低分子のコラーゲンが使われる場合もあるようだ。保水性が抜群に高いけれどもさほど長持ちせず、肌の表皮から失われると却って突っ張って皮膚を固くする恐れもある。グリセリンなどを一緒に使うと柔軟性を高く長持ちするように保湿成分として一層と効果的な力を得られる。

ヒアルロン酸の場合には,わずかな(5%)ポリオール(グリセリン)の添加によって,ヒアルロン酸そのものの柔軟効果に重大な変化をもたらすばかりか,保湿力の高いと考えられている繁用されているグリセリン等のポリオール類そのものの持つ柔軟効果を遙かに上回る柔軟効果とその持続性をもたらすという相乗効果(シナジー効果)があるということである。これは,高分子系保湿剤に対する可塑剤として働くポリオール類の効用ともいえようが,その相乗(シナジー)効果は大変著しいものといえる。

ミューズのハンドソープでは濃グリセリンが入っているからヒアルロン酸との相乗効果が明らかに期待される。肌に刺激が強い高級アルコール系の洗浄成分に対して必要十分な保湿は確保されていると感じる。

参考:ヒアルロン酸Naとは…成分効果と毒性を解説 ヒアルロン酸の機能 皮膚ヒアルロン酸の不思議(PDF) 資生堂、世界初・表皮幹細胞が肌のうるおいを左右することを発見(PDF)

緑茶抽出成分の保湿剤としての性質について

ミューズのハンドソープで泡タイプのオリジナルとキッチン、そして泡限定でピンクフローラル、ノータッチ泡限定でブルーソーダレモンとグリーンティーに緑茶抽出成分/チャエキス(1)が配合されている。

緑茶の茶葉から抽出した天然由来の成分で、ビタミンやミネラルやアミノ酸やポリフェノールなどの様々な栄養素や健康成分が含まれている。

緑茶抽出成分の主な内容

  • ビタミン
    • ビタミンB2
    • ナイアシン
    • パントテン酸
    • ビタミンC
    • ビタミンE
  • ミネラル
    • カリウム
    • カルシウム
    • マグネシウム
    • リン
  • アミノ酸(蛋白質)
    • テアニン
    • グルタミン酸
    • アスパラギン酸
    • GABA
  • カロテノイド
    • βカロテン
  • ポリフェノール
    • カテキン
    • ケルセチン
  • アルカロイド
    • カフェイン
  • その他
    • サポニン
    • クロロフィル

緑茶抽出成分が皮膚において保湿剤の効力を発揮するのは主成分のカテキンの影響が大きい。

茶葉はカテキンを生合成することによって,その抗酸化,抗菌効果により紫外線や菌などから自らを守っている。このような植物がつくりだす自己防衛成分をフィトケミカルといい,各植物はそれぞれ固有の成分を生合成している。フィトケミカルの自己防衛パワーの助けを借りることで,私達人間は生来の自然治癒力を高めることができると考えられる。

カテキンはファイトケミカル/フィトケミカルの中のフラボノイド類のポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用によって細胞を弱らせない。緑茶に最も多く含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG: Epigallocatechin gallate)は特大の有効性を期待できるらしい。表皮のターンオーバーが促進されてバリア機能を維持できるので、皮膚の自然な保湿力が得られるようにしてくれる。

いい換えると天然の保湿作用を持つのが緑茶抽出成分で、新陳代謝を高めて皮膚の健康を総合的に支えるという点ではカテキンの他にもビタミンやアミノ酸などの細胞の更新に役立つ栄養素や健康成分が色々と入っているから良いと思う。

特にアミノ酸のGABA(γアミノ酪酸/Gamma aminobutyric acid)は肌の潤いを増すように単独でも作用する。

当社は、ヒト表皮細胞を用いて、各種検討を行った結果、GABAの細胞賦活作用を確認、さらに、ターンオーバー促進の指標である、インボルクリン産生を促進することを確認し、GABAがヒト表皮細胞の「生まれ変わり」に関与していることを見出しました。さらに、表皮細胞でのヒアルロン酸産生に関しても検討を行い、GABAがヒアルロン酸産生促進に関与しており、表皮細胞での「水分保持」にも関与していることを見出しました。

GABA の表皮への作用を確認 via Kracie(PDF)

インボルクリンロリクリンなどと共に数多の角質細胞が整然と並んで表皮を構成するために欠かせない各々の細胞膜を形作る蛋白質で、直ぐに壊れない強靭な皮膚、キメのある健やかに美しい肌を作り出すべき角質層のコーニファイドエンベロープ(角化外膜)の一因を担っている。

GABAによって角質細胞がいつも安定的に作り出されると表皮のその他の部分のヒアルロン酸も支障なく速やかに追随するようだから自らの保湿成分をしっかり得られて肌の潤いには持って来いの状態になるとも過言ではない。

又、僅かだけれどもカテキンの四種類以外に含まれるガロカテキンガレートにも独自の保湿作用が確認されていて同じように僅かに含まれるアルカロイドのテオブロミンとポリフェノールのケルセチンによってさら効果が高められるらしい(有効成分としてガロカテキンガレートを含有する保湿用皮膚外用剤組成物)。

緑茶抽出成分はカテキンやGABAの他にはサポニンという天然の界面活性剤/洗浄剤や乳化剤――抹茶が泡立つのもそのためで、分子内に水と油の両方に馴染む性質を持っていてそれぞれを混合させ得る――が水分を広げて肌に浸透し易く変えて潤いを与えるから保湿剤に適する。

参考:チャ葉エキスとは…成分効果と毒性を解説 チャ葉エキス お茶(緑茶)の成分と効果・効能 お茶の成分で最も注目されるカテキン お茶の成分  -驚異のカテキン効果- 茶サポニンについて

グレープフルーツ抽出成分の保湿剤としての性質について

ミューズのハンドソープで泡タイプのフルーティフレッシュとグレープフルーツにグレープフルーツ抽出成分/グレープフルーツエキスが配合されている。

果物のグレープフルーツから抽出した天然由来の成分で、糖分やビタミンやミネラルやポリフェノールや食物繊維やフルーツ酸/αヒドロキシ酸などの様々な栄養素や健康成分が含まれている。

グレープフルーツ抽出成分の主な内容

  • 糖分(炭水化物)
    • セルロース
  • ビタミン
    • ナイアシン
    • パントテン酸
    • ビタミンC
    • ビタミンE
  • ミネラル
    • カリウム
    • カルシウム
    • マグネシウム
    • リン
  • アミノ酸(蛋白質)
    • アスパラギン酸
    • グルタミン酸
    • アルギニン
  • フルーツ酸
    • クエン酸
    • リンゴ酸
  • ポリフェノール
    • ナリンギン
    • ヘスペリジン
    • ケンフェロール
  • 食物繊維
    • ペクチン
  • その他
    • リモネン

保湿剤として最も有効と考えられるのはペクチンで、皮膚の表面で水分を貯められる。栄養成分では食物繊維に分類されるけれども人間にとって消化されないためで、それ自体は糖分の性質を持つ。ヒアルロン酸と同じように多糖類(複合多糖類)に含まれていて糖分として水分の蒸発を遅らせることができる。

ペクチンとは植物,特に果汁中に天然に存在するゼラチン状物質の総括的な名称で種々の植物の組織中に存在するが,主として使われているのはミカン,リンゴなどのペクチンである。主成分は一部分メチルエステル化されたペクチン酸であるといわれている。
はだをなめらかにするので,古くからスキン用の粘液性製品に使用されてきた。ただ,ペクチンはアルカリが存在すると不安定となるので,アルカリ性の製品には利用できない。

もう一つ表皮のターンオーバーを促進するという天然の保湿作用を持つと考えられるのはヘスペリジンなんだ。ファイトケミカルの中のフラボノイド類のポリフェノールの一種で、グレープフルーツはもちろん、概して蜜柑やオレンジや檸檬などの柑橘系の果物に多く含まれる健康成分という。皮膚において紫外線や不摂生からの酸化ダメージによる細胞の更新の停滞から来るバリア機能の低下を持ち直させる力がある。

柑橘類の果実に多く含まれるヘスペリジンに着目し、表皮細胞に数種の柑橘類エキスを1%添加し、VDRの機能を高める成分の探索を行い、グレープフルーツの果実から抽出したエキスに、VDR の機能を高める活性化作用があることを発見しました。

ビタミンD受容体(VDR: Vitamin D recepter)の機能が皮膚の酸化ダメージで低下する。すると細胞の新陳代謝が阻害されて角質層の構成が乱れて皮膚のバリア機能も低下するようになる。ビタミンDを上手く取り込めず、蛋白質の遺伝子の発現が悪影響を受けるけど、グレープフルーツ抽出成分によってビタミンD受容体の機能が持ち直すと大丈夫なんだ。

グレープフルーツなどの柑橘系の果物はベルガプテンやソラレンなどのフロクマリン類という化学化合物に光毒性が指摘されている。日光などの紫外線への感応性を高めて皮膚の細胞を害するために皮膚癌の危険性を増す。毎日、食べるような場合は外出時の日焼け止めは必須かも知れない。精油や保湿剤では配合量を全体の4%以内に止めると悪影響はないとされる。ミューズのハンドソープの場合は大丈夫だろうけど、不適切な使い方や何かで皮膚に多く残り過ぎないようにくれぐれも注意するべきだ。

参考:グレープフルーツ果実エキスとは…成分効果と毒性を解説 グレープフルーツエキス 柑橘系果物、大量摂取は肌の大敵? 「皮膚がんリスク36%増」と米論文

ビタミンC誘導体の保湿剤としての性質について

ミューズのハンドソープで泡タイプのみ全ての香とキッチン用にビタミンC誘導体/ビタミンCリン酸Mgが配合されている。

ビタミンC誘導体は体内でビタミンCに変換されるように開発されたビタミンCの前駆体/プロビタミンCで、皮膚へビタミンCを単独で外用するよりも浸透率が高く、吸収性に優れて効果効能を発揮し易く――通常のタイプは表皮まで、その他にさらに先の真皮まで到達してもっと強く作用するタイプもある――水溶性ビタミンで表皮の皮脂に弾かれたり、分子的に安定せずに壊れ去ったり、肌を強く乾燥させてしまったりするなどの難点を克服している。

様々な種類が作り出されている中で、ミューズのハンドソープの保湿剤のビタミンC誘導体はビタミンCリン酸Mgが成分表に記載されている。またはリン酸アスコルビルマグネシウム(MAP: Magnesium Ascorbyl Phosphate)とも呼ばれる水溶性ビタミンC誘導体の一種で、表皮の内側でホスファターゼ酵素の働きによってリン酸マグネシウム(人体には無害らしい)と加水分解によってビタミンCに変わる。特徴として表皮まで浸透する、即効性や吸収性が高い、持続性は低い、紫外線に弱い、高濃度では刺激や乾燥を増す、値段が易いなどが上げられる。

ビタミンCは保湿剤として皮膚を直接的に潤わせる効果効能は特になさそうだけど、しかし何かに働きかけて間接的に潤わせるゆえに天然の保湿作用が認められる。

特に注目される性質は抗酸化作用で、皮膚の細胞が紫外線や不摂生などから受ける酸素ダメージを減らして表皮のターンオーバーを促進する。角質細胞がきめ細かく並んでバリア機能を維持しながら皮脂やヒアルロン酸などの保湿成分がしっかり生み出されるようにもなる。

分けても酸素ダメージの一つの過酸化脂質の抑制が大きくて僅かな老化の皺や弛みからアトピー性皮膚炎や皮膚癌などの重症の皮膚炎までの要因を幅広く軽減する力をビタミンCなどの抗酸化物質が持っている。

ヒト皮表においては,まずスクアレンが第一の酸化ターゲットとなると考えられる。強い酸化ストレスにさらされた場合や生成したスクアレンモノヒドロペルオキシ ドを放置することで皮表においても他の脂質クラスへの酸化の伝ぱ進行が起こると考えられる。

皮脂の主成分のスクワレン/スクアレンが酸化し易い。皮膚の保湿成分として重要な存在だけれども酸化ダメージを多く受ける。スクワレンモノヒドロペルオキシド/スクアレンモノヒドロペルオキシドという過酸化脂質に変化すると厄介なのがそれ自体でも中程度の毒性はあるけど、さらに「他の脂質クラスへの酸化」の連鎖反応が起きて例えば表皮の角質細胞や真皮の繊維芽細胞による形成にも支障を来す恐れが増して来る。

乾燥肌で皮脂のスクワレンが少ないほどに酸化したスクワレンモノヒドロペルオキシドの様々な悪影響を食い止め辛くなるらしい。後者の悪影響を前者は受けないために却って皮膚に毒性を広げない防御力を示すことができる。ビタミンCは抗酸化物質だからスクワレンを筆頭に皮膚のあらゆる細胞への酸化ダメージを抑制し得るわけで、食事から取り込んでも構わないだけど、外用する場合は皮膚に浸透させて効力を強く発揮させるビタミンC誘導体が皮膚の健康と美容を維持するから保湿にも役立つと期待できる。

もう一つビタミンCはコラーゲンの生成に関与するので、ビタミンC誘導体は真皮の発育に適する。コラーゲンが水分を保持しながら肌に張りや弾力を増す。これ自体は表皮の潤いとは又別だけど、ところが真皮の血管から栄養が酸素が運ばれて表皮の発育に適するから好影響を与えるのは間違いないと考えられる。抗酸化作用の場合と同じように表皮のターンオーバーが促進されるとすると皮脂やヒアルロン酸などの保湿成分もしっかり生み出される可能性がある。

参考:ビタミンC誘導体とは? リン酸アスコルビルMgとは…成分効果と毒性を解説 水溶性ビタミンC誘導体の特徴・欠点・種類について リン酸アスコルビルMg(ビタミンCリン酸マグネシウム)

ミューズのハンドソープの泡タイプと液体タイプは前者が抗菌力と保湿力の組み合わせが標準的で、後者が洗浄力と抗菌力が強めで、保湿力は弱い。それぞれ、必要に応じて使い分けられるけど、しかし泡タイプの保湿力も種類によって二つに分かれているからどう違うかを考える。

ヒアルロン酸ビタミンC誘導体が共通で、緑茶抽出成分グレープフルーツ抽出成分か。

二つを比較すると保湿力の方向性が微妙に異なる。緑茶抽出成分はカテキンの間接的な保湿、グレープフルーツ抽出成分はペクチンの直接的な保湿がメインになっているので、洗った後の手に対して前者は内側から、後者は外側から保湿を行うような印象を受け取る。

手の状態から乾燥や角化などの手荒れをどのように減らせるかについて捉えると緑茶抽出成分は内側から潤って傷を増やさないように予防的に、グレープフルーツ抽出成分は外側から潤って傷を覆うように回復的に保湿作用が多く働くかも知れない。

どちらの泡タイプを使ってもさほど変わらないにせよ、手荒れがもう既にある(明らかに病的ならば使用は禁止されよう)とか敏感肌なんて人はグレープフルーツ抽出成分、それ以外の人は緑茶抽出成分を選ぶのが個別の保湿剤の性質からは合っているように感じる。

そして緑茶抽出成分にかぎって成分内容のカテキンが抗菌作用を著しく備えているために殺菌剤のサリチル酸が1.5倍の液体タイプに近付く面もある。

お茶に含まれるカテキンが殺菌作用と抗毒素(解毒)作用をもつことは実証されています。茶カテキンは、多くの病原菌の細胞膜や細胞壁を破壊し、抗生物質と同じような作用で殺菌します。また、茶カテキンは、病原菌が作り出す多くの毒素に瞬時に結合して毒素の力を失わせ、抗毒素抗体と似た作用で解毒します。

カテキンは真菌と共に食中毒を起こすようなカンピロバクターサルモネラ黄色ブドウ球菌腸炎ビブリオ腸管出血性大腸菌のO-157などの病原性の細菌にも殺菌作用が認められている。

ミューズの泡タイプで抗菌作用を少しでも多く求めるならばグレープフルーツ抽出成分よりも緑茶抽出成分を使うのが適しているだろう。

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