自然の美しさ:ジョイス・キルマーの木

アメリカの作家・詩人のジョイス・キルマーの木(詩集の木とその他の詩に所収)は胸に深く刻まれる詩だ。木のイメージがとても魅力的で、心も引き付けられて止まない。数年前に初めて読んでからずっと変わらない。今後もそうだろう。
木ほどに素晴らしい詩を
私は決して知るまいと思う。甘い地面の流れ出す胸へ
飢えた口を押し当てる木を;終日と神を眺めては、
葉繁く腕を上げて祈る木を;髪の毛に駒鳥たちの巣を
夏へは装うはずの木を;懐に雪の降り積もった;
雨と一緒に暮らした。詩は私のような愚か者が作る、
なのに神だけは木を作れる。原文
I think that l shall never see
A poem lovely as a tree.A tree whose hungry mouth is prest
Against the sweet earth's flowing breast;A tree that looks at God all day,
And lifts her leafy arms to pray;A tree that may in summer wear
A nest of robins in her hair;Upon whose bosom snow has lain;
Who intimately lived with rain.Poems are made by fools like me,
But only God can make a tree.
神の詩としての木に自然の美しさが象徴的に表現されている

肖りたい。何にせよ、情熱が大事だと思う、生きるためには。さもなければ自由も手に入らないのではなかろうか。頑張ればきっと大丈夫みたいな励ましを味わわされる。見守られている感じが凄く良い。
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