自然の美しさ:ジョイス・キルマーの木 結城永人 - 2015年12月20日 (日) Joyce Kilmer from Columbia University / Public domain アメリカの作家・詩人のジョイス・キルマーの木(詩集の木とその他の詩に所収)は胸に深く刻まれる詩だ。木のイメージがとても魅力的で、心も引き付けられて止まない。数年前に初めて読んでからずっと変わらない。今後もそうだろう。 木ほどに素晴らしい詩を 私は決して知るまいと思う。 甘い地面の流れ出す胸へ 飢えた口を押し当てる木を; 終日と神を眺めては、 葉繁く腕を上げて祈る木を; 髪の毛に駒鳥たちの巣を 夏へは装うはずの木を; 懐に雪の降り積もった; 雨と一緒に暮らした。 詩は私のような愚か者が作る、 なのに神だけは木を作れる。 原文 I think that l shall never see A poem lovely as a tree. A tree whose hungry mouth is prest Against the sweet earth's flowing breast; A tree that looks at God all day, And lifts her leafy arms to pray; A tree that may in summer wear A nest of robins in her hair; Upon whose bosom snow has lain; Who intimately lived with rain. Poems are made by fools like me, But only God can make a tree. ジョイス・キルマーの木(訳出) 神の詩としての木に自然の美しさが象徴的に表現されている Joyce Kilmer tree in Central Park by Alansohn / GFDL 肖りたい。何にせよ、情熱が大事だと思う、生きるためには。さもなければ自由も手に入らないのではなかろうか。頑張ればきっと大丈夫みたいな励ましを味わわされる。見守られている感じが凄く良い。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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