酒は血行促進やポリフェノールが健康に役立つものの肝臓の負担を増すから節度を弁えて飲もう 結城永人 - 2015年12月22日 (火) 近くに焼き鳥屋があって夜に通りかかると焼き鳥のたれの香ばしい匂いがプーンと鼻を打つ。行ったことはない。否、他の店でも、一杯、引っかけて家に千鳥足でよろよろと辿り着くように帰るというか。普通に歩けなくなるくらい酒に寄ったことすらもなかったんだ。 三十代後半から偶に一人で酒を飲むようになった 不吉な年代だったり、というのも尊敬するべき人たちがばたばたと倒れてしまっていたためで、モーツァルト(作曲家/三十五)、芥川龍之介(小説家/三十五)、ランボー(詩人/三十七)、ゴッホ(画家/三十七)、宮沢賢治(作家/三十七)、太宰治(小説家/三十八)、ショパン(作曲家/三十九)、カフカ(小説家/四十)、僕も死にかけながら人生の苦難を乗り切ろうと作詩に精を出さざるを得ず、景気付けが切欠だったかも知れない。それで酔い心地の面白さも覚えたけど、毎日、飲んでいて暫くしたら飽きたというか、酒に酔っていると思考が捗らなくなるので、頭が朦朧とする、飲んでばかりでは貴重な時間を失うと恐れ出しては徐々に離れて行ってついにはもう殆ど飲まなくなってしまった。 しかし当時も含めて良いことがあると酒に手が伸びる。祝い酒が好きだ。今年はGoogleアドセンスに承認されてサイトの収益化で作家・詩人としてプロデビューできたと喜んだけど、念願が叶ったと酒を買って飲んだ。ジンビーム(バーボンウイスキー)のハニー。レオナルド・ディカプリオがテレビでCMをやっているシリーズの一つだけど、新たに試してみて本当に蜂蜜のような甘さがあり、渋みも薄くて飲み易くて美味しかった。 大体、バーボンが多い。健康を考えると酒にも効果がある。アルコールは血管を拡張するので、全身が温かくなる。体温が高いほどに病原菌が減らせる。もちろん高過ぎては駄目だけれども風邪などで熱が上がるのも病原菌を減らすためだし、体温はなるべく下げないようにしておきたい。 血行が促進されれば栄養素や酸素が速やかに運ばれるから健康に役立つのは間違いないだろう 酒も種類によって様々だけど、ウイスキーにはポリフェノールもまずまず含まれているようだ。生体が活発化されれば細胞を弱らせる活性酸素も増えると思うし、ポリフェノールは抗酸化作用があるからせめても益しでないか。 僕としてはバーボンは玉蜀黍が原料なので、味わいも好きだし、小麦が原材のスコッチや他のウイスキーよりも良いと選んでしまう。 因みに赤ワインのポリフェノールが酒でなくても最高といわれる。葡萄の種のOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)を豊富に含んでいる。フランス人が喫煙したり、肉を多く食べるのに心臓病が少ないのは赤ワインを良く飲む習慣があるせいとされて「フレンチパラドックス」(フランス料理の逆説)とも呼ばれる。心臓病の人が増えるはずの生活スタイルなのに結果としては当たらない。そのくらい赤ワインのポリフェノール、葡萄の種のOPCが抗酸化に寄与するというわけなんだ。 ただし酒はアルコールを分解するのに肝臓の負担を増す。不健康なので、飲み過ぎだけは避けるべきだろう。万一の重病の危険性には代えられない。節度を弁えておけば生きると思う。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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