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ジョナサン・モフェットのドラムの8ビートの切れ味の鋭いグルーヴ

Michael Jackson's Drummer Jonathan Moffett Performs "Beat It" via Drumeo

ドラマーのジョナサン・モフェットマイケル・ジャクソンBeat Itを叩いている動画を見付けた。8ビート(eighth note rhythm)の切れ味の鋭いグルーヴに引き込まれる。リズムを刻んでいるだけで素晴らしいドラムの世界を著しく覚える。いつまでも聴いていたくなる感じがして本当に凄い。

8ビートのドラム:グルーヴの基本的なパターン

8ビートの基本的なドラムパターンの一小節の楽譜

譜面では四分の四拍子で、一小節に八回のハイハット(金物)を打つ間にバスドラム(大太鼓)とスネアドラム(小太鼓)を一回ずつ交互に、二回、繰り返して叩く。

マイケル・ジャクソンのBeat Itでは冒頭から8ビートの基本的なパターンで主要なリズムが刻まれている。

右利きのドラマーならば右手で左上のハイハット、右足で真ん中の足元のバスドラム、左手で左膝元のスネアドラムを鳴らすのが一般的だろう。

リズムとしては四分の四拍子の二拍毎に跳び跳ねるような印象で――低音のバスドラムの後の高音のスネアドラムのバックビートが躍動感を分かり易く添える――音楽ではロックやポップスで良く使われるドラムパターンだ。

個人的に世界で最も優れた8ビートのドラムの楽曲はマドンナLike A Virginだと考える。グルーヴの持ち味が余すところなく、発揮されていて極度の完成度を誇っている。象徴的なまでに跳び跳ねるような印象を与えるからリズムが心に染み渡る音楽に仕上がっている。

マドンナのコンサートツアーにジョナサン・モフェットはドラマーとして参加して演奏したりもしたらしい。引き込まれる8ビートのリズムを刻むし、切れ味の鋭いグルーヴが名曲のLike A Virginにかぎらず、マドンナの心浮き立つ感性にぴったり寄り添っていたのではないか。The Virgin TourWho's That Girl World Tourなど、本人も相当に気合いが入ってさぞかし盛り上がったに違いないと想像される。

ジョナサン・モフェットは元々はジャクソンズ(旧ジャクソン5)のドラマーとして1979年にプロデビューを果たして取り分けメンバーの人気者だったマイケル・ジャクソンとの親交が深かった。調べるとソロのアルバムなどの録音にはさほど 呼ばれなかったみたいだけれども生演奏のコンサートツアーには多く参加していた。ジャクソンズのDestiny World TourTriumph TourVictory TourやソロのHIStory World Tourなどが挙げられる。

マイケル・ジャクソンからいつもフット(foot:足)の渾名で呼ばれていたらしい

ジョナサン・モフェットはシュガーフット(sugar foot:甘美な足)の異名を持っていてバスドラムのキックがまるでベースギターを指で弾くように行われるところから来ている。元々はベースのギタリストになりたくて練習していたらしくてその名残りか、ドラマーになってもバスドラムでリズムを細かく刻むという奏法を取り入れていた。マイケル・ジャクソンは人々から付けられたシュガーフットの異名を短縮して個人的にフットの渾名を付け直してジョナサン・モフェットを呼んでいたわけだった。バスドラムのキックの著しい特徴から他の誰でもないドラマーとしてまたは生きる道ならば世界に一人だけの個性そのものを認めたはずの尊敬と愛が込められているのを感じる。

二人のステージは同調した以心伝心の結び付きだった。モフェットはマイケルと明らかに運命的な演奏を行い、次にどんな動きを彼がするかがいつも分かると考えていた。
「マイケルは私に『どうやったの? 僕がやろうとする動きやステップがどうして分かった? 心を読まれているかのようだ!』といった」とモフェットは思い出を語ると笑う。

原文

The duo had a synchronized telepathic connection on stage. Moffett was seemingly destined to play with Michael considering he always knew what dance move he was going to do next.
“Michael said to me, ‘How did you do that? How did you know I was going to do that move or stop? It was as if you were reading my mind!” Moffett reminisces and laughs.

ジョナサン・モフェットはマイケル・ジャクソンが五十歳で急逝して開催されなかったけれども最後のコンサートツアーのThis Is Itにも参加する予定でリハーサルを一緒に行っていた。ポップの王様と呼ばれるマイケル・ジャクソンの音楽にジョナサン・モフェットの何よりも8ビートの切れ味が鋭いグルーヴのドラムが加わるのは正しく最高の組み合わせだろう。リハーサルを編集した映画のMichael Jackson's This Is Itで幾らかは観られるのは有り難いかぎりだ。

動画はBeat It以外にもマイケル・ジャクソンの主要な楽曲が演奏されている。

ジョナサン・モフェットはドラマーとして得意技も凄い

シュガーフットと呼ばれるベースギターさながらの自在な足捌きだけではなくてワンハンデッドシンバルグラブ(one-handed cymbal grab:片手でシンバルを掴む)やバックラッシュウィップラッシュ(backlash-whiplash:逆戻りに打ち付ける)の手捌きも特徴なんだ。前者はシンバルを打った直後に掴んで鳴る音を止めてしまう。後者はブルース・リーの截拳道/格闘物の映画に着想を得た(Jonathan Moffett's Bruce Lee Inspired Cymbal Techniques!!)けれども後ろからやって来た敵を振り向かずに裏拳で倒す場面のようにドラムセットでシンバルを後ろに配置しておいて見ないままに瞬時に打ち付ける。何れもドラムのグルーヴの切れ味の鋭さを生み出すのに適しているのではないか。

マイケル・ジャクソンのBeat Itのドラム演奏では多用されている。知らなくて何だろうと思ったし、どうしてこんなに凄い音が出ているのかと訝る。必ずしも普通にやっているとはかぎらなかった。

ドラマーとしての得意技が随所に盛り込まれていて取り分け両手のバックラッシュウィップラッシュが印象的だ。曲想の激しさに相応しくて格好良いとしかいいようがない。8ビートの力強さを切れ味の鋭いグルーヴと共に気持ち良く味わわせてくれる。

参考:Jonathan Sugarfoot Moffett Jonathan Moffett TheJacksonsVEVO

コメント

  1. YouTubeでふと気になってこちらにお邪魔させてもらっています。とても良い内容の記事を書かれていますね。
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    1. 訪問、ありがとうございます。
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