ポテトチップス/馬鈴薯はカリウムとビタミンCとGABAと葉酸の効果効能を特徴的に持っている 結城永人 - 2018年12月25日 (火) スナック菓子には蛋白加水分解物という微量の発癌性が指摘される添加物が使われる場合があるので、健康長寿のために個人的に細かく注意してキャベツ太郎などの一部の商品しか好んで食べない。 ポテトチップスは原材料名を確認してみると味付けによって蛋白加水分解物が使われたり、使われなかったりする。メーカーによっても微妙に違うかも知れないけれども概してコンソメパンチやのり塩やうすしおは大丈夫みたいだ。気付いて久方振りに買って食べたら良い感じがしたし、美味しかった。 僕はいつも一日二食以下の食生活で、一袋のカロリーが三百以上とか多めのスナック菓子は普通の食事の半分程度として捉える。僅かばかりの間食として捉えると他の普通の食事と合わせてカロリーオーバーを引き起こし兼ねないから不健康だと感じる。栄養素も糖分や塩分や脂肪(油)の過剰が懸念される。スナック菓子を食べる際には他の普通の食事を代わりに減らす気持ちを大切にしている。 食べるときは一緒に珈琲やお茶/緑茶・烏龍茶・紅茶を合わせると余分な脂肪と糖分の吸収を抑えられるから健康を保つのに良いと思う。 ポテトチップス/馬鈴薯が持っている四つの特徴的な成分 じゃがいもに含まれる栄養成分 ~基礎編~ 主原料の馬鈴薯は野菜だけれども穀物に近い。炭水化物を多く含むからエネルギーになり易い。ポテトチップスならば一袋で半食分かビッグで一食分のカロリーが取れるはずだし、普通の食事の代わりにも向いているかも知れない。野菜としてビタミンやミネラルや食物繊維やファイトケミカルも含んでいる。 ポテトチップス/馬鈴薯の効果効能①ミネラルのカリウム カリウムは人体の電解質(イオン:水に溶けて電気を通す)として神経の情報伝達に不可欠なミネラルだ。体内に最も多く存在するミネラルで細胞の働きに深く関わっている。脳の活動と心臓や筋肉の収縮に特に影響する。加えて全身の水分のバランスを適正に保ったり(細胞の浸透圧、濃度の低い液体が高い液体へ移動する水圧の調整機能)、エネルギーの生産を助けたり、腎臓での老廃物の排出(デトックス:解毒する)を促したりしている。全身の余分な塩分/ナトリウムを体外へ排出して薄める性質はむくみの解消や高血圧の抑制にとても役立つ。ただし腎臓病などで体内のカリウムを制御できない場合は反対に少しでも多く取り過ぎないように注意しなくてはならない。さもないと高カリウム血症で不整脈を起こして突然死する危険性も出て来る。 一日当たり、2gの摂取が推奨される。ポテトチップスの馬鈴薯には100gで330mg程度が含まれている。どんな食品にも、大抵、含まれているらしい。食事で一般的に不足する危険性は少ない。カリウムを馬鈴薯と同様に多く含む食品も、沢山、あるけど、バナナや椎茸や昆布やアーモンドなどが挙げられる。少食の場合は積極的に取ると良いと思う。 参考サイトじゃがいものチカラ栄養素から見た腎臓 〜腎由来のさまざまな血症カリウムの多い食品と、食品のカリウムの含有量一覧表 ポテトチップス/馬鈴薯の効果効能②ビタミンのビタミンC ビタミンCは主に人間の細胞外基質(細胞外マトリックス:個々の細胞へ外側から充填と支持を行う)の主成分の蛋白質のコラーゲンの生成に欠かせないビタミンで、L―アスコルビン酸が当て嵌まる。全身の細胞の状態を左右するから総合的にとても重要だと考える。他には鉄や銅のミネラルを吸収し易くしたり、脳のアドレナリンを増やしてストレスに強くなったり、細胞に危害を加える活性酸素を除去して健康長寿を促進する抗酸化作用を持っていたりする。水溶性ビタミンとして水に溶け易くて体外へ排出され易いから頻繁に取る必要がある。熱にも弱くて食品の調理法は加熱しないのが有利だけど、ただしでんぷんに包まれているビタミンCは熱に強いらしい。馬鈴薯はそうで、ポテトチップスの場合は油で揚げても熱で壊されずに残っている。 一日当たり、100mgの摂取が推奨される。ポテトチップスの馬鈴薯には100gで35mg程度が含まれている。野菜や果物が一般的に多く含んでいる。ビタミンCを馬鈴薯よりも多く含む食品はレモン、ピーマン、ブロッコリーなどが挙げられる。水溶性ビタミンとして体外へ排出され易いから必要な分量を少しずつ取ったり、サプリメントよりは他の成分と混ざり合って吸収が緩やかな食品から取るのが効果的なんだ。 参考サイトビタミンCが足りないと老化が進む!?ビタミンCの働きと1日の摂取量ビタミンCの多い食品と、食品のビタミンCの含有量一覧表 ポテトチップス/馬鈴薯の効果効能③アミノ酸のGABA GABA/ギャバは蛋白質を構成しないアミノ酸の一種のγ―アミノ酪酸(Gamma aminobutylic acid)で、人体の抑制性の神経伝達物質(興奮を抑える方へ作用する)として働いている。脳内に多く存在している。興奮性の神経伝達物質のグルタミン酸がグルタミン酸脱灰酵素によってα位のカルボキシル基を失うと生成される。血圧の上昇を抑える、心理的なストレスを減らす、脳の血行を促進する、認知症を予防する、腎臓や肝臓を活性化するなどの効果が期待される。GABAは食品で体外から取り入れても血液脳関門を通過できないために脳に対して普通に作用するとは考えられないらしい。腸管などの末梢神経から引き起こされる脳への求心的な働きが関与している可能性が高い。 体内で十分に生成されるし、食事で推奨される摂取量もないけど、ただしストレスが多い生活だとリラックスするために相当に使われて減ってしまうかも知れない。一日に30mg以上を取ると効果的と聞く。ポテトチップスの馬鈴薯は100gで、丁度、30mg程度が含まれている。他にはトマトやアスパラガスやメロンや蜜柑などが挙げられる。 参考サイトGABAとは?GABA(γ-アミノ酪酸)GABA成分が働くメカニズムとは ポテトチップス/馬鈴薯の効果効能④ビタミンの葉酸 葉酸はビタミンB群の一種で、人体の細胞分裂におけるDNA(遺伝子情報を含む)の再合成に欠かせない栄養素なんだ。ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれる。取り分け血液への影響が大きくて不足すると貧血になり易い。そして女性ぎ妊娠すると胎児の発育への影響も大きい。葉酸はアミノ酸や核酸の合成に必要な補酵素として細胞分裂が盛んなところに強く関与しているせいなんだ。免疫や消化菅の機能の低下、大腸や子宮勁部の癌の発症、ホモシステイン(動脈硬化の恐れがある/必須アミノ酸のメチオニンの代謝による中間生産物)の過剰という危険性も高めるかも知れないので、いつも不足しない食生活が求められる。 一日当たり、240μgの摂取が推奨される。ポテトチップスの馬鈴薯には100gで20μg程度が含まれている。決して多いわけではないけれども推奨される摂取量の10%くらいは得られる。レバー(肝臓)や鰻や大抵の緑黄色野菜、海苔などには、十倍以上、含まれている。ビタミンCと同じように水溶性ビタミンとして体外へ排出され易いから必要な分量を少しずつ取ったり、サプリメントよりは他の成分と混ざり合って吸収が緩やかな食品から取るのが効果的なのを覚えておきたい。妊婦の場合は胎児の分も含めて推奨される摂取量が400μgに上がって授乳期も同様なんだ。レバーや鰻や一部の緑黄色野菜などのビタミンAが多めに含まれている食品は胎児や乳幼児に支障を来すかも知れないからせめて毎日は大量に取らないようにしてなるべく2700μg以下に止めるべきとされる。 葉酸は二つのタイプに分かれていて食品の天然葉酸/ポリグルタミン酸型とサプリメントの合成葉酸/モノグルタミン酸型がある。前者は体内への吸収率が半分くらいしかないので、実際に食品から摂取しようとする場合には含まれる量の約二倍を想定するべきだ。後者は吸収率がもっと上がるけど、葉酸は細胞分裂に影響するためにDNAの複製に失敗したり、悪性の状態を増殖させたりし易いのか、癌の発生率も上がらないとはかぎらないらしい。何れのタイプでも過剰摂取を控えるのが望ましいと考える。 参考サイト葉酸が多く含まれる食品と必要摂取量葉酸の多い食品と、食品の葉酸の含有量の一覧表 ポテトチップス/馬鈴薯が持っている他の幾つかの成分 ビタミンB群は葉酸の他にビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6が含まれている。八種類の残りのビオチンとビタミンB12以外は取れる。何れも補酵素として三大栄養素の糖質(炭水化物)か脂質(脂肪)か蛋白質(アミノ酸)の代謝に欠かせない。 ミネラルはカリウムの他にマグネシウムと鉄が稍多めに含まれている。マグネシウムは半分程度が骨や歯を形成して――カルシウムとマグネシウムで二対一のバランスの摂取が骨や歯の健康に効率的といわれる――後半分が血液や筋肉や脳などの各組織で生体維持に役立つ。鉄は血液の赤血球のヘモグロビンの原料として酸素を運搬するために使われる。だから不足すると酸素が全身に行き届かず、貧血を起こして卒倒するようにもなるから注意しなくては行けない。ただし過剰でも鉄中毒を起こして心臓や肝臓を筆頭に増加する活性酸素の攻撃で全身的に不健康に陥るらしい。推奨される摂取量は年齢や性別によって細々と変わり易いけど、一日当たり、およそ10mg程度を目安にすると良いと思う。 ファイトケミカルでポリフェノールのクロロゲン酸が稍多めに含まれている。珈琲のポリフェノールとして知られるけど、クロロゲン酸はポリフェノールとして一般的に抗酸化作用があって老化を遅らせたり(アンチエイジング)、固有の性質として食後の血糖値の上昇を抑える作用が期待される。すると血管や臓器の糖化による老化をやはり遅らせたり、高血糖から引き起こされる糖尿病や動脈硬化などを予防できるかも知れない。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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