連結について|英語の流暢な発音
複数の連続する単語の音韻が互いに繋がり合って流暢に発音される状態を連結/Linkingという。
英語の発音のそうした連結には子音と母音、母音と母音、子音と子音の三種類がある。
英語の流暢な発音の三種類の連結の仕方
子音と母音の連結
前の子音と後の母音が合わさって一つの発音になる。
- take in
- teɪkɪn(テイキン)
- set out
- setaʊt(セタウト)
- brash up
- bræʃʌp(ブラシャプ)
- keep on
- kiːpɒn(キーポン)
- run away
- rʌnəˈweɪ(ラナウェイ)
全ての子音と全ての母音に合わさる可能性がある。
母音と母音の連結
前の単語と後の母音が「w」か「j」の発音を加えて合わさる。
- you are
- juːwɑː(ユーワー)
- go out
- ɡəʊwaʊt(ゴウワウト)
- I am
- aɪjəm(アイヤム)
- we are
- wiːjɑː(ウィーヤー)
- say about
- seɪjəˈbaʊt(セイヤバウト)
前の母音が「う」か「お」に近い/「uː」や「əʊ」などの場合(口を丸めるもの)は「w」、「あ」か「い」か「え」に近い/「aɪ」や「iː」や「eɪ」などの場合(口を広げるもの)は「j」が後の母音との間に加えられる。
子音と子音の連結
前の子音と後の子音が合わさって一つの発音になる。
- thank you
- θæŋkjuː(サンキュー)
- feel like
- fiːlaɪk(フィーライク)
- give for
- ɡɪfɔː(ギフォー)
- tell them
- telem(テレム)
- walking down
- ˈwɔː.kɪndaʊn(ウォーキンダウン)
後の子音が「j」の場合(youなど)、母音のように前の子音と繋がる。
前と後の子音が両方とも同じ場合、前のものが省略されて後のものが発音される。
ただし停止子音(Stop consonant)と呼ばれる六つのもの、「t」と「d」と「p」と「b」と「k」と「g」にかぎっては文意を示し易くするために幾らか間を取るのが普通らしい。例えばgood dayだとɡʊ deɪ(グッ、デイ)のように前のものをしっかり止めてから後のものに吸収されるように繋げる。
前と後の子音が異なっていても似た者同士、「d」と「t」、「k」と「g」、「p」と「b」、「v」と「f」の四組はそれぞれが反対に並んでいても前のものが省略されて後のものが発音される。
後の子音が「h」や人称代名詞の三人称複数形の「ð」(they、them、theirなど)の場合、省略されてその次の音韻と前の子音が繋がることがある。
前の子音が脱落した場合、主に「p」と「b」と「t」と「d」と「k」「g」と「ŋ」(最後の方が消えて「n」に移行する)に起こる、後の子音と繋がり易くなる。
連結で二つの音韻が一つに連続する状態は同化でも起こるけれども概念上は前後の単語のどちらの音韻も変化させないのが連結と呼ばれる。すなわち新しく取られる発音が元の単語の音韻を残しながら繋がり、同時に加えられるか消されたりしても別の音韻に置き換えられる部分を持たないんだ。
参考:Pronunciation tips Linking Vowel to Vowel Consonant Consonant Linking LINKING SOUNDS IN ENGLISH
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