腹グーグー健康法:食べないことの老化と病気を防ぐ利点と注意点 結城永人 -2024年1月15日 以前から断食/ファスティングで、十六時間、胃腸を休めると良いとかタモリや黒柳徹子などの一日一食で元気なんて食べない健康法が気になっていた。貧困生活だから食費を減らせるのも嬉しい。とはいえ、試しにやっても調子が上がらない感じがしてダイエットとサーチュイン/長寿遺伝子のためにカロリー制限だけに止めていた。 近年、物価高で、食費を増やすことが辛くなって来ている。改めて食べないことで健康を維持できないかと調べると良い情報が見付かって断食/ファスティングや一日一食まで行かずにもう少し楽にできる方法を考えてやってみることにした。 日中、食べずに、五六時間、過ごすだけなんだ。腹がグーグーと鳴ることもあるので、腹グーグー健康法と名付けている。空腹を増やすと老化を遅らせて病気を免れる可能性が高まり、健康増進に繋がることが期待できる。 食べないことが健康に役立つ六つの理由 健康的な人の笑顔 by 結城永人 僕が腹グーグー健康法で期待する食べないことの老化と病気を防ぐ利点、または健康効果には次のようなものがある。 ダイエット成長ホルモン血液循環オートファジーサーチュイン/長寿遺伝子アディポネクチン感謝の心 何れも食べないことが有利に働き、食べることで不利になってしまうと考えられる。 利点①ダイエット 食べないとダイエットになる。食べ過ぎを防いで痩せる。太って内臓脂肪が増えると悪玉コレステロールの増加や血圧の上昇などから血管に障害を起こし易い。内臓脂肪は男性だといつでも、女性だと女性ホルモンが減る中年以降に増え易いといわれるので、注意したい。又、食べ過ぎて血糖値が大きく上がるほどに糖尿病の危険性が増したり、さらに終末糖化産物(AGE: Advanced Glycation End-products)を増やして血管などの老化を進めるのも避けたい。 利点②成長ホルモン 食べないと成長ホルモンが出る。成長ホルモンは骨や筋肉を丈夫にしたり、代謝を高めたり、臓器の修復と再生を行うので、健康にとても重要で、若々しさを保つために必要だ。睡眠中に最も良く出て子供ならばその間に背が伸びたりもする。その他、運動でも出るといわれるけど、さらに食べないことでも出る。空腹だと血糖値が下がるので、それを上げるためだ。成長ホルモンは体内に蓄えられた脂肪を分解して出て来る遊離脂肪酸によって血糖値を下げるホルモンのインスリンの働きを抑えるので、ダイエットも促進するといえる。 利点③血液循環 食べないと血液循環が捗る。全身に血が流れて必要な栄養や酸素を送り届けることができる。食べると胃腸の消化吸収に大量のエネルギーが必要で、血が集中して送り込まれる。それを全身に戻して行くのが空腹なんだ。手先や足先まで隈なく血液循環が進むと冷えも全身的に改善される。体温が、1℃、上がると免疫力が五倍になるともいわれる。例えば癌細胞は35℃くらいで活発になるので、体温が低いとかかる確率が上がる。体温が高いと様々な病気への抵抗力が増す。そして免疫のバランスが整うこと、NK細胞が強まってB細胞やT細胞の過剰反応を抑えることで、アレルギーも減らす。 利点④オートファジー 食べないとオートファジーが始まる。オートファジーは細胞が栄養不足に陥ると自身の不要物を使って蛋白質を作り出して生き延びる働きなんだ。 個体が飢餓状態におかれて栄養が枯渇し、アミノ酸の供給が断たれることは、細胞にとっては生死に関わる重大なダメージになりうる。飢餓状態で細胞分裂が行われると、染色体の数などに異常が生じやすくなり、これががんの原因にもなる。しかしオートファジーが働くことによって、細胞は一時的にこのダメージを回避することが可能で、染色体数などの異常を抑制し、がんなどの病気の発生を予防している。オートファジーが起きると、細胞内に常に存在しているタンパク質(ハウスキーピングタンパク質)の一部が分解されて、ペプチドやアミノ酸が生成され、それが細胞の生命活動にとって、より重要性の高いタンパク質を合成する材料に充てられると考えられている。この機構は動物の個体レベルにおいても観察され、例えばマウスを一晩絶食させることで、肝細胞でオートファジーが起きることが知られている。 オートファジー|ウィキペディア 細胞が自分の中で不要物を掃除すること、必要な蛋白質へ新しく作り変えることがその約三十七兆個の集合体としての人間の老化と病気を防ぐことに根本的に有利だと考えられる。 利点⑤サーチュイン/長寿遺伝子 食べないとサーチュイン/長寿遺伝子が発動する。細胞の寿命が延びて普通と比べたら若返りと呼べるような老化するはずの時間が止まった効果を与えてくれる。 サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされる。サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質、サーチュイン(英語 Sirtuin)はヒストン脱アセチル化酵素であるため、ヒストンとDNAの結合に作用し、遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられている。この様なサーチュインの作用メカニズムはマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテのグループが1999年に見出した。酵母のSir2遺伝子がヒストン脱アセチル化酵素であることを見出し、この酵素の作用が代謝や遺伝子サイレンシング、加齢に関与していることを示唆した。 サーチュイン遺伝子|ウィキペディア サーチュイン/長寿遺伝子は細胞の分裂回数に関与する染色体のテロメアが擦り減るのを抑えることで、分裂できずに死滅することを遅らせることができる。 以前はカロリー制限で標準から三割程度を減らすと発動するといわれていたけれども近年は食事の回数が多いと駄目と分かって来た。だから同じカロリーの食事ならば少しの量を多い回数で取るのではなく、多くの量を少ない回数で取ることが必要になる。 日本の元気な高齢者の食事回数は一日三回が大半なので、多くても三回以上に増やさないことが不可決だろう。 利点⑥アディポネクチン 食べないとアディポネクチンが増える。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンで、血管の傷を修復して柔軟に保ったり、インスリンの働きを正常化して血糖値を速やかに制御できるようにするなどの作用がある。加えて糖分や脂肪分の体内での消費を支援して運動なしに脂肪を燃焼することもできる。そうしたことからアディポネクチンは長寿ホルモンとか痩せホルモンなんて呼ばれたりもする。太っている人には少ないので、逆に血管や血糖値の問題が多く出てしまう要因の一つになっている。 利点⑦感謝の心 食べないと感謝の心が育まれる。つまり本当に腹が減ったときに食事を取ると有り難みをはっきり覚える。食べるのが当たり前で、大して腹も減らずに食べると何も分からないみたいに感謝の心が疎かになり易い。有り難みをはっきり覚える食事の嬉しさは精神衛生を高めてくれると思う。気分良く過ごせることは健康に最も欠かせない要素だ。ストレスを溜めることはあらゆる病気を引き寄せることだ。笑うことが神経ペプチドを増やして全身のNK細胞を活性化して免疫力を高めることが分かっている。反対に笑わない人は死亡率が二倍に上がる。嘘笑いでも良いといわれるくらいだから感謝の心を持って生きる喜びを味わうことは健康に素晴らしく役立つはずだ。 毎日の食事量を減らす場合の三つの注意点 健康について考える人 by 結城永人 人間は食べなければ死ぬ。ブレサリアン(呼吸たけで生きる人)もいるけれども本当かどうかは定かではない。食事なしに死なないことが確実でないかぎり、食事量を減らすことは安易にやるべきではない。 栄養不足/失調を避けたい年齢によって食事量は違う空腹で何も食べないままか 何れも健康に役立つ少食の効果を減らすどころか被害を生じさせる危険性があると思う。 注意点①栄養不足/失調を避けたい 毎日の食事量を減らすと栄養不足/失調の恐れが増す。これは不健康そのものといわざるを得ない。万病の元に他ならなず、殆どの人は早死にするはずだ。少ない食事量で十分な栄養を取るためには五大栄養素について知らなくては行けないし、自分の体調と照らし合わせながら、日々、適切な献立を考える能力があることが最低条件になる。 生活状況によって力仕事が多い人はカロリーを減らすことは厳しいと思うので、現役中は食事量を減らすべきではない。これは夜勤の人が日光に当たらなくて不健康を強いられるのと同じで、職業による不利な面だから已むを得ない。空腹でやって力が抜けて失敗しても酷い。力仕事の全ての場合が同じではないから少食でも大丈夫かどうかを自分で試してから取り入れるかとうかを判断すると良いと思う。 注意点②年齢によって食事量は違う 若い人は成長期で多くの食事が必要になる。食事量を通例の一日三食よりも減らすのは十分に成長した三十代以降が適切かも知れない。ただし今の日本の世界最長寿の高齢者は戦後の食糧難の時代に子供だった。食事量が少ないから老化が遅れて世界最長寿になったという見方もある。子供だから食事量が少ないと不味いともいい切れないし、栄養バランスを上手く取れば間違いなく成長することはできる。とはいえ、後からやっても良いと思うので、若い人は最善の身体を確実に獲得するために食事量を減らすことは勧めない。 注意点③空腹でも食べないままか 少ない食事量を目指して食事の回数を減らすとその間に空腹が訪れる。例えば健康効果のオートファジーやサーチュイン/長寿遺伝子をしっかり求めるならば、十六時間、何も食べるなといわれる。僕はそこまでやらないけど、それでも空腹に襲われることがある。どうするべきか。 低血糖の脳のエネルギーは糖分とケトン体の二つが考えられる 僕は耐えられるし、日中の五六時間、我慢できないわけではない。問題なのは空腹で腹が鳴ったりすると低血糖になっている。これが脳に悪影響を及ぼすのではないか。脳のエネルギーの糖分が不足している。今現在に止まらず、損傷が重なって、将来、認知症になる恐れもある。 脳の活動は低血糖でも直ぐに止まらない。代わりに肝臓で脂肪酸と蛋白質からケトン体が生まれてエネルギーとして使われる。だから空腹のままでも大丈夫という見方もあるけど、しかし低血糖から認知症が誘発されても困る。 僕は蜂蜜や飴玉やチョコレートなどで糖分を補給して低血糖を速やかに回復したいと思う。すると少食で不足しがちな脂肪酸や蛋白質をケトン体を作るために余計に使われなくて済む。 ケトン体を重視するならば過剰に増やさないようにする 低血糖についてはケトン体で大丈夫だから空腹のままで良いという意見も多い。ケトン体は脳細胞の障害や死を減らして認知症を予防するし、むしろ健康に役立つからケトン体を増やし易いココナッツオイルなどの中鎖脂肪酸(MCT: Medium Chain Triglycerides)を食事に取り入れるべきという。 ただしケトン体が増えると血が酸性に傾いてケトーシスという状態になり、もっと増えて過剰になると脱水症状や意識障害などの死ぬかも知れないケトアシドーシスに陥り兼ねない。糖尿病や脱水状態で起こるらしいけれども必ずしも安心できるものではない。 食べないことは慣れて来るとさほど苦しくなる。すると気付かない゙うちに摂食障害か拒食症みたいに食事量を減らし過ぎてケトアシドーシスを引き起こさないともかぎらない。ケトン体を重視する場合は注意しなくては行けない。 腹グーグー健康法は個人的に二十代の極貧生活でも同じような感じだった。当時は食事が買えずに仕様がなく、やっていただけだったけれども最近は新しい健康情報から少食の健康への利点が幾つもあることが分かって来た。注意点も幾つかあるのは用意周到に避けながら積極的に取り組んで行く。食費を減らせるのも貧乏人にとって有り難いかぎりだ。 関連ページ一日一食半以下は危険なくらいヨロヨロに痩せ捲るダイエット健康と能力を高める運動として非常に有り難い膝屈伸の最良の仕方睡眠時間を伸ばすために就寝直前の深呼吸が欠かせない目を閉じて過ごすという健康法お握りの炭水化物から脳のエネルギーのブドウ糖を取る 参考サイト断食で寿命は延びる?お腹が減ったら食べてもOK!?「1日1食」で健康的に痩せる方法 コメント 新しい投稿 前の投稿
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