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クセニアの(I Can't Get No) Satisfaction(ローリングストーンズ)|人生歌

2015年に発表されたクセニア(I Can't Get No) Satisfactionが人生歌として胸に響いた。

作詞作曲はジャガーリチャーズで、オリジナルの歌手は二人が所属するローリングストーンズになる。

キース・リチャーズがどこかの部屋――情報が錯綜していて判然としない――で、冒頭からの印象深いギターのリフと題名に取られた詞の一行の「I can't get no satisfaction」(何一つ満足できない)を思い付いた。

ギターのリフは本人によるとマーサ&ヴァンデラスDancing in the Streetと似通って影響されたかも知れないとされる。そして冒頭の詞の一行はミック・ジャガーによるとキース・リチャーズがチャック・ベリーの大ファンだったので、彼のThirty Daysの中の「If I don't get no satisfaction from the judge」(めしも裁判に満足が得られなければ)に影響されたかも知れないとされる。

その他の部分の作詞作曲はミック・ジャガーが後から行った。

当初、キース・リチャーズは(I Can't Get No) Satisfactionのイメージを決定付けるほどのリフのギターをアイデアの素描に用いただけで、実作では管楽部に変更するつもりだったけれども聴いたローリングストーンズの残りのメンバーはギターこそ気に入って説得したためにそのままになった。割れた音色が正しくロックだという熱情を醸し出していてギターに使われたエフェクターのファズボックス(ギブソン)も曲がヒットした年は売り切れるほどに人気だった。とはいえ、奇しくもオーティス・レディングカヴァー(1965)が管楽部のリフのアレンジで発表されていてキース・リチャーズも称賛していたので、彼が個人的に実現したかった元々の音楽のアイデアがどんなものだったかを察することができる。曲調はもっと穏やかな感じで、ロックよりもフォークを望んでいたようだ。

キース・リチャーズ、あるいは別の情報によるとミック・ジャガーも含めてか、シングルで発表するのを拒んだけれども他のメンバーのチャーリー・ワッツビル・ワイマンやプロデューサーでマネージャーのアンドリュー・ルーグ・オールダムやレコーディングエンジニアのデヴィッド・ハッシンジャーとの投票によって覆された。

1965年にシングルで発表されて同年のアルバムのOut of Our Headsのアメリカ版に収録された。数ヵ月後のイギリス版にはアルバムにシングルを置くという考えがなかった(不要な行為と見做された)ために省かれたようだけれども収録曲も半分の六曲しか同じではなかったから別物に近いだろう。

クセニアの(I Can't Get No) Satisfactionのカヴァーは気持ちの入った表現になっているのが素晴らしいと心から称える。不満をぶちける人生歌だけれどもただそれだけの感じが本物の正直者というか、臍曲がりでもなく、人間の根っからの美しさ、所謂、汚れなき魂を示していて最も格好良いと思うし、惹かれずにいない。歌はオリジナルのローリングストーンズのミック・ジャガーを彷彿させるくらい魅惑的で、形振り構わない等身大そのものの存在を清らかに認められるのが嬉しい。

歌詞の内容

出だしの部分;

何一つ満足できない
何一つ満足できない
やってやってやってやるから
何一つ、何一つ

運転中の車の
ラジオに出て来る奴が
無価値な情報について
俺に話し捲っている
想像力を掻き立てる
何一つ、おぉ、無理だ!
聞いてくれ! いっておく!

何一つ満足できない
何一つ満足できない
やって、やって、やって、やるから
何一つ、何一つ

原文

I can't get no satisfaction
I can't get no satisfaction
Cause I try and I try and I try and I try
I can't get no, I can't get no

When I'm driving in my car
And that man comes on the radio
And he's telling me more and more
About some useless information
Supposed to fire my imagination
I can't get no, oh no, no, no!
Hey, hey, hey! That's what I'll say!

I can't get no satisfaction
I can't get no satisfaction
'Cause I try, and I try, and I try, and I try
I can't get no, I can't get no

ローリングストーンズの(I Can't Get No) Satisfaction(訳出)

どうにも嫌なことがあるときに聴くとぴったりの人生歌だと思う。言葉遣いは作者の主にミック・ジャガーがローリングストーンズのアメリカツアーで感じた1960年代の商業主義への苛立ちや戸惑いなどの不満に基づくようだ。これは二十一世紀の今日でも変わらないし、要するに金儲けと人間性とどちらが大事なのかが分からないような状況がアメリカどころかむしろ世界に及んで続いているといわざるを得ない。人々の荒んだ心から至るところに酷い問題が起きてしまう悲しい社会においては大きな力を与えてくれる作品ではないか。または気楽な生活を得ているとしても自然の脅威に全く晒されない人間もいないわけなので、物事が上手く行かないとなれば共感しながら元気を貰える。

その他のカヴァー

十五組の楽曲;

世界でカヴァーが続々と生まれている(I Can't Get No) Satisfactionは人生歌のスタンダードな名曲に他ならない。

関連:結城永人の人生のスタンダードな名曲選集

参考:サティスファクション (I Can't Get No) Satisfaction (I Can't Get No) Satisfaction by The Rolling Stones The Rolling Stones – (I Can't Get No) Satisfaction Lyrics Cover versions of (I Can't Get No) Satisfaction by The Rolling Stones

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