アンドレ・リュウのミルシア・ロウェルズとキミー・スコタとカルメン・モナルカを起用したHeal the World(マイケル・ジャクソン)|人生歌 結城永人 - 2020年2月9日 (日) 2010年に発表されたアンドレ・リュウのミルシア・ロウェルズとキミー・スコタとカルメン・モナルカを起用したカヴァーで聴いたHeal the World(マイケル・ジャクソン)が人生歌として胸に響いた。 マイケル・ジャクソンのHeal the World Michael Jackson in the opening of one of the concerts of his "Dangerous tour" by Constru-centro / CC BY-SA / trimmed from original 作詞作曲はマイケル・ジャクソンで、オリジナルの歌手も彼になる。 Heal the World(1991/オリジナル) マイケル・ジャクソンがアメリカのカリフォルニア州サンタイネスの自宅を兼ねた遊園地のネヴァーランドのおおきな木(シェル・シルヴァスタインの同名の絵本から取られた)に登っているときに作成されたとされる。 彼の1991年のアルバムのDangerousの収録曲として発表されて翌年にシングルでも発表された。 マイケル・ジャクソンは自身が作成した生涯で最も誇れる唯一の作品と捉えていたようだ。 歌の題名を冠したHeal the World Foundation/ヒールザワールド基金が1992年に設立されて、文字通り、歌の中身が実行されもした。貧困を終わらせるという目標を掲げて取り分け世界中の恵まれない子供たちを病気や飢餓や荒廃や搾取や虐待から救い出すための慈善活動が展開された。マイケル・ジャクソン本人はコンサートのDangerous World Tour(1992年6月27日から1993年11月11日までの六十九公演で三百五十万人を動員)の数億円の利益の全てや第二十七回スーパーボウル:プロアメリカンフットボールの全米一決定戦のハーフタイムショー(1993)の出演料全額など、事ある毎に寄付、あるいは人々への寄付を呼びかけを行っていた。Heal the World Foundationは2002年まで運営されて相当な役目を社会的に果たした。 アンドレ・リュウによるカヴァー Heal The World - André Rieu (Tribute to Michael Jackson)|André Rieu アンドレ・リュウのミルシア・ロウェルズとキミー・スコタとカルメン・モナルカを起用したHeal the Worldのカヴァーは多人数の管弦楽と合唱に三人の中心歌手を据えた壮大な表現が度肝を抜くような衝撃を与える。何よりもソプラノの美声が心の琴線に触れるほどに感極まる涙が自然に溢れ出すからオリジナルに勝るとも劣らない真に美しい芸術的な仕上がりではないか。もはやスペクタクルとしかいいようがないけれども死ぬまでに聴けて良かったと思えるくらい引き込まれる。 Heal the Worldの歌詞の内容 出だしの部分; 胸の中に 愛があるのさ 明日よりも輝いている 確かならば 泣くこともなく 痛みや悲しみは感じない 得るすべはある 生命を求めれば 少しでも 良いんだよ 癒すぞ 良くして行く 君と僕と 全員のためにね 瀕死の人がいる 生命を求めれば 良いんだよ 君と僕と 原文 There's a place in your heart And I know that it is love And this place could be much brighter than tomorrow And if you really try You'll find there's no need to cry In this place you will feel there's no hurt or sorrow There are ways to get there If you care enough for the living Make a little space Make a better place Heal the world Make it a better place For you and for me And the entire human race There are people dying If you care enough for the living Make a better place For you and for me マイケル・ジャクソンのHeal the World(訳出) 言葉遣いの発想が超人的で、人間を救うことが世界を癒すことになるという立場から歌われている。要するに世界のために人間を一人も犠牲にせず、しかも「生命を求めれば」(If you care enough for the living)という点では人間以外の動物や何かの存在も悉く含まれるわけだから本当に素晴らしい思想/愛に満ちた認識力と優しくて温かい人柄を表現しているのは間違いない。生活に役立てないと勿体ない本物の知恵というこ、終生、人間性の指針に相応しい人生歌だと絶賛する。 その他のアーティストによるカヴァー 十五組の楽曲; ウェイン・ワンダーのブジュ・バントンの起用(1992)リトル・カーク(1992)ロウパノーヴァ(2007)アラナ・マリー(2009)コズ(2012)コニー・タルボット(2012)ダンシングムードのアジェレン・ズッカーの起用(2015)イルコロデレステレ(2016)アルディー・マルディーニ(2016)ヅィエミアンとサイモン・ラフトンとワンヴァイオリンバンド(2016)アドリアン・ビューケルス&カティア・ゴニャ・アンドリア(2018)ダニエルのメリシズウェブラザーズの起用(2018)キャム・キャロウェイ(2019)インフィニティ(2019)ガーディナーシスターズ(2019) 世界でカヴァーが続々と生まれているHeal the Worldは人生歌のスタンダードな名曲に他ならない。 参考サイトヒール・ザ・ワールドHeal the WorldHeal The World by Michael JacksonMichael Jackson – Heal the World LyricsCover versions of Heal the World by Michael Jackson 結城永人の人生のスタンダードな名曲選集 コメント 新しい投稿 前の投稿
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