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アムールハリネズミは重症熱性血小板減少症候群を引き起こすマダニが付いているかも知れない特定外来生物だ

日本の野山や市街にアムールハリネズミ(マンシュウハリネズミ)が増えているらしい。ピンと来ないけれども誰かがペットとして飼っていたのを捨てたんだろう。原産地は東アジアの中国大陸なので、日本では本来的に見かけなかったものの神奈川県小田原市や静岡県伊東市などの一部の地域で普通に見かけるくらい住み着いてしまった。

地面のアムールハリネズミ

可愛いから捕まえて飼おうと咄嗟に探しに出かけたくなるけれども特定外来生物に含まれているから見付けてどんなに嬉しくても国内では違法行為を免れないと注意を要するんだ。

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

特定外来生物は個人でペットとして飼うだけでも国の許可を得ないかぎりは一年以下の懲役や百万円以下の罰金が課せられる(2017年11月時点)。巷で見付けたら「その場所の管理者や行政機関に相談することをお勧めします」(環境省)といわれている。捕まえても飼わなければ大丈夫で、因みに魚釣りなども特定外来生物が目当てだから禁止されているわけではない。

一般的にアムールハリネズミは見るだけで終えなくては行けない、かりに日本の野山や市街へ探しに出かけても。

草むらの左向きのアムールハリネズミ

飼わなければ大丈夫だからせめて捕まえるだけでも試したくなるかも知れない。どんな感触なのかを知りたいし、針がチクチクして大変そうでも可愛いから手に取って確かめる気持ちを抑え切れないと予想される。

ところが止めるには越さない理由がアムールハリネズミには伴っていた。死ぬかも知れないので、本当に危ない。野生のアムールハリネズミにはマダニが付いていて刺されると重症熱性血小板減少症候群(SFTS/Severe fever with thrombocytopenia syndrome)を引き起こす可能性がある。必ずかかるわけではないものの年間でおよそ十人前後が亡くなっているらしい。

マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群

フタトゲチマダニ

全然、知らなかった、マダニが人間にとって致命的な存在だったなんて。重症熱性血小板減少症候群はウィルスによる感染症で、マダニが媒介している。

地域別で調べるとマダニに刺された被害者は西日本に集中していて東日本では皆無に等しかった。僕が初耳だったのはそのわけではないか。西日本は小学校の修学旅行で僅かに滞在した大阪だけしか記憶にないし――通天閣の金と赤が煌びやかだった――児童期に虫取りで自然と数多く触れ合いつつも東日本ばかりでマダニに刺される可能性を些かも気に留めずに済んだようだ。

マダニは8本脚からなる節足動物で、昆虫ではなくクモやサソリに近い生き物です(昆虫は6本脚)。一般に家の中に住むダニ(イエダニやヒゼンダニなどの微小ダニ)とは違って固い外皮に覆われ、大きさは吸血する前のもので約3~4mm(フタトゲチマダニの場合)、イエダニといった微小ダニの約8~10倍に相当します(微小ダニの大きさ は約0.2~0.4mm)。日本に分布するマダニのうち、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニなどの約20種類が犬に寄生します。

マダニは人家に住み着いていて全国的に知られるイエダニよりもちょっと大きいから自分にくっ付いていたら比較的に見付け易い。しかし吸血して膨らんでも体長は数cm以下みたいで、中々、直ぐには分からないだろう。イエダニと違って刺された痒みも少ないらしい。

屋外の草土の至る所に生息し得る。アムールハリネズミの他にも鼠や兎や鹿や猪やさらにペットで一般的にかける犬や猫などにもマダニが付く可能性があるので、安易に触るのは必ずしも宜しくない。

重症熱性血小板減少症候群のウィルスは血液などの体液でも感染するらしくてダニ媒介疾患で女性死亡 猫から感染によるとマダニが付いた野良猫に噛まれたのが原因で命を落とされていた。弱っていた野良猫を助けようとしたもののそれが恐らくマダニに刺されたせいだったんだ。死亡した女性は噛まれた唾液で感染したのではないか。滅多にないみたいだけれどもマダニから他の動物を経て二次感染が致命的に起こり得る恐怖を記憶に留めるに足りる事例だから用心したい。

重症熱性血小板減少症候群の症状

感染するとウィルスの潜伏期間が六日から十四日程度にわたる。次いで発症すると発熱、嘔吐や腹痛などの消化器症状、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節の腫れ、皮下出血や下血などの出血症状が現れる。傷口は炎症を起こして赤く腫れる。放置したまま、重症化すると死亡する場合もあり得るから酷い。十分に効く薬がない現状で対症療法(症状のみを軽減する医療)で臨んでも手遅れで助からないのはおよそ高齢者の割合が高いらしい。

様々な症状が出た場合の医療機関はどこへ行けば良いかは皮膚科、または内科といわれている。そしてマダニに刺されたと医師に伝えると治療が速やかに進むはずだから心がけておきたい。

マダニを避けるための対策

マダニが刺すのは吸血するためだからその生息域に近付くならば肌の露出が少ない服装を予め選んでおくことが望ましい。

忌避剤も有効で、ディート(製品の濃度12%以下は生後六ヵ月以上、濃度30%以上は十二歳以上で使用可能)やイカリジンの入ったものを使うとマダニの付く確率が下がる。

もしも刺しているマダニに気付いたら蚊のように簡単に追い払うと駄目みたいだから難しい。吸血する口器を残したまま、本体だけが外れるかも知れないためなんだ。専用のピンセットなどの器具も市販されて自分でできなくはないにせよ、皮膚科の病院で専門的に取り除くのが診察を含めて一層と安全だろう。

マダニは何日間も吸血し続けるし、他の動物に寄生しながら刺しているから途中で離れない。自然に離れるときは生涯でもう吸血しなくて良いときにかぎられる。

マダニの三宿首性の特徴

  • 幼ダニ:体長1mmほど/三~七日吸血
  • 若ダニ:体長1.6mmほど/三~七日吸血
  • 成ダニ:体長3.5mmほど/七~十四日吸血

寿命が尽きるまでマダニは三回の脱皮を行いながら成長している。それぞれに寄生する宿主を改めるので、三宿首性の特徴を持っているんだ。

地面で卵から生まれた幼ダニが何かに寄生して暫く吸血すると腹一杯で落ちる。休眠期間に脱皮して若ダニに成長すると、又、何かに寄生して暫く吸血すると腹一杯で落ちる。休眠期間に脱皮して成ダニに成長すると、又々、何かに寄生して寄生して暫く吸血すると腹一杯で落ちる。オスは直ぐに死んでメスは卵を産んでから死ぬんだ。

タカサゴキララマダニ

マダニは様々な種類がいて日本にはマダニ科とヒメダニ科の二系統から四十七種類が確認されている。全ての種類が重症熱性血小板減少症候群のウィルスを持っているわけではくて日本ではフタトゲチマダニ、ヒゲナガマダニ、オオトゲチマダニ、キチマダニ、タカサゴキララマダニなどが当て嵌まってそのうちのフタトゲチマダニタカサゴキララマダニの二種類が媒介すると報告されている。大抵は冬以外に活動しているらしい。だから刺されるのも春から秋まで/三月から十一月までの期間が多い。反対にいうと冬はさほど苦にしなくて済むわけだ。

刺されると重症熱性血小板減少症候群にかぎらず、日本紅斑熱やQ熱やライム病やポレリア症やダニ媒介脳炎やキャサヌル森林病など、概して命に別状はないにせよ、本当に様々な病気に同時にかかり得るから不健康で大変だ。

マダニは日本でスズメバチ特定外来生物のヒアリと同じくらい警戒するべきだと思う。

草むらの右向きのアムールハリネズミ

アムールハリネズミを見付けてもまさか決して触るわけには行かないだろう

ペットで良く飼われているハリネズミはヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)らしい。アムールハリネズミと良く似ていて後ろ足の指の数が四本ずつだったり、頭が丸みを帯びていたりするところで見分けられる。そして体長も17cmくらいで、25cmくらいのアムールハリネズミよりも小さめなんだ。ペットショップで一万円から四万円程度まで色違いで何種類か売っている。他の小動物のハムスターやシマリスと比べると非常に高い。

野生でアムールハリネズミを捕まえて飼えると貯金も大きく浮かせるから普通に考えて狙い目だけれどもマダニが付いていて刺されて死ぬかも知れないとすると人間は悪事を働いてはならないと不思議に教わっているような印象を与えるのが物凄く面白い。

参考:マダニ対策、今できること 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 重症熱性血小板減少症候群 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A はりねずみ紹介

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