コンビニのアルバイトの仕事内容はレジ打ちと品出しと挨拶ができるのが基本だ 結城永人 - 2017年11月3日 (金) 二十代、コンビニのアルバイトを良くやっていた。仕事内容はさほど大変ではない。本当に忙しいのは朝と昼と夕とか買い物に行っても支払いに行列ができていたり、学校や会社の近くの店だと大混雑しているような時間帯が上手く切り抜けられるかどうかが問われるだけだ。それ以外はおよそ慌てない。やっていると忙しい時間帯に合わせて早く切り上げたいと思うので、せかせか動きがちにせよ、落ち着いて進めても間に合わないほどの作業ではないだろう。 コンビニのアルバイトの三つの基本 コンビニ|ツカッテ レジ打ち品出し挨拶 面接に行くと真面目ならば採用され易いと思う。一日の僅かでも本当に忙しい時間帯が含まれるとすると真面目でなければ勤まらないせいだ。飽くまでも接客なので、もう来るなとか露骨に怒り狂うわけには行かない。どんなに忙しくても真面目にやり通せない店員では商売に直ぐに悪く響いて潰れたりしてしまうはずだ。 レジ打ちの仕事内容について 最初と最後に店員の番号を入れる。勤務時間のチェックと同等ならば客がいなくてもやるかも知れない。店によってタイムカードはなくてレジから使用時間のレシートを取って提出するんだ。 接客では商品のバーコードを取って客層のボタンを押す。手持ちのスキャナーが反応しないか、または特殊な商品はバーコードの代わりに値段を入力しなくてはならない。客層は支払った相手の性別と年齢層で決める。店員の感想なので、見た目で分かり難くても敢えて尋ねる必要はないし、多少は間違っていても大丈夫だ。 時々、レジの金額を確認する。売買で打ち込んだ金額とトレイに実際に入っている貨幣が合っているかどうか。ずれていると参ってしまう。だから金銭の受け渡しには注意しなくては行けない。給料から引かれるとか退職なんて危険性も全くないとはかぎらないだろう。合っていて紙幣や小銭が部分的に偏っていたら返納/補充するようになる。自分でできる場合もあるけど、店によって店長や社員しか事務所の金庫を開けなければ頼んで貨幣の全種類を満遍なく揃えておく。 品出しの仕事内容について 業者がトラックなどで商品を店に配送して来る。伝票の受け渡しが求められる。後回しで良ければ前日までの分に判子を押して出すだけで済む。入荷した全ての商品の種類や数量を確認する。雑誌などの一部を除いてバーコードを取りながら行う。予定通りの商品が入荷してなければトラブルに見舞われる。業者のせいならば問いかけて解決する場合もあるかも知れないけど、とにかく自分が間違えてないのにどうしようもなければ店長や社員に報告するしかない。 作業は意外と大変かも知れない。というのは夜勤の真夜中ならば未だしも日勤だと店が混んでなくても客がポチポチ来易くてレジ打ちとの両立を迫られてしまう。未確認の商品を勝手に持って行く客も現れたりすると品出しの収拾が付かなくなり兼ねない。覚えておいて後から修正できなくはないけど、そんなに追い詰められては忘れてトラブルに見舞われそうだ。品出しとレジ打ちが必ずしも分業されてないのはコンビニのアルバイトで最も厄介なところだと感じる。 商品を入荷したら店内に陳列する。時間帯によっては廃棄も同時に行う。消費期限が近いと取り除かなくては行けない。新しい商品を棚の奥に入れて売れて引っ込んでいる古い商品は前出しを行う。デザートや菓子などは小さくて棚も狭いから腕を引っ掻いたり、見えなくて突き指したりするかも知れないから注意を要する。雑誌も気に留めないと指を切るし、飲み物は後ろの冷蔵庫から送り込むだけだから簡単だけれども寒くて風邪を引くから予め配慮するべきだ。 廃棄する商品は全てレジの廃棄で入力してからゴミ置き場に持って行く。店によっては貰って良いかも知れないし、貧乏人には余程と助かる。個人的に冷奴を好んで食べていて数少ないけれどもそばやうどんが残っていると嬉しかった。有り難いとはいえ、大きなゴミ袋に二つも三つも出て来たりすると侘しさが募ってさほど食べる気がしないので、振り返ると喉越しの滑らかさで選んでいたようだ。 挨拶の仕事内容について 客が来たら「いらっしゃいませ」と客が出たら「ありがとうございました」といえば最低限は認められるのではないか。 誰も教えないかも知れないけれどもサービス業では一般的に欠かせないだろう。 レジ打ちでは常にいって品出しなどのレジ以外でもなるべくいうように心がけておくと良いと思う。 声の出し方は腹の底から息を持ち上げるように喉をしっかり通すと皆に聞こえ易くて疲れ難い。発声練習を幾らかやればコツは直ぐに掴める。両足を踏ん張って全身で言葉を放つほどの感覚が持てると最高だろう。応援団もさながらに叫ぶ必要まではないけれども安定して声を出し続けられるかどうかは重要だと考える。コンビニのアルバイトにかぎらず、サービス業は勤務中に客への挨拶は本当に多いので、繰り返すほどに体力を奪われるんだ。声の出し方がしっかり身に付いていると気持ちに余裕も生まれて来るに違いない。 コンビニのアルバイトは客の混雑時と商品の入荷を除くとゆっくりやれるし、夜勤ならば店によって二三時間くらい空くかも知れないから作業の流れを把握して力を入れたり、抜いたりできれば比較的に辛くないと思う。 勤務中の心構えとしては客を第一に考えたい。レジでなるだけ待たせないように取り計らうし、買い物について訊かれたら直ぐに応える。他の作業はやっていても全て後回しにするんだ。くれぐれも邪魔だと考えてはならない。態度が悪いと客に二度と来ないとか苦情を入れるなんて事態を引き起こさないとはかぎらないし、気付いた店長からも罰則や退職を迫られるかも知れない。客が商品を買わなければ店は金儲けにならないわけなので、少しでも多く売り上げを得るためには真っ先に大事にする気持ちで働くべきだ。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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