クリスティーナ・グリミーのI Will Always Love You(ドリー・パートン)|恋愛歌
2018年に発表されたクリスティーナ・グリミーのI Will Always Love Youが恋愛歌として胸に響いた。
作詞作曲はドリー・パートンで、オリジナルの歌手も彼女になる。
- ドリー・パートン(1973/オリジナル)
音楽の相棒で、指導者でもあったポーター・ワゴナーとの七年に及ぶ付き合いを解消してソロ歌手になるときに別れの曲として作られたといわれる。
1973年のアルバムのJoleneにされ、翌年にシングルでも発表された。
その後、1982年に本人が出演して音楽も手がけた映画のThe Best Little Whorehouse in Texas/テキサス1の赤いバラの主題歌(歌唱場面)として再録音されて発表されもした。
クリスティーナ・グリミーが歌っているI Will Always Love Youはドリー・パートンの作品なんだけれども1992年に映画のThe Bodyguard/ボディーガードの主題歌としてアレンジが大きく――カントリーからソウルへ――変更されて歌詞も幾らか改められたホイットニー・ヒューストンのカヴァー(歌唱場面)をむしろ想定している。
録音時点では十八歳で、2012年にホイットニー・ヒューストンが死去した際に追悼の意を表すために彼女の最も売れた――全世界で二千万枚以上といわれる――し、人気の高かった代表曲に相応しいI Will Always Love Youを選んだ。
言葉の発音に幼さが残るようだけど、とにかく今を生きる気持ちが良く入っていて正しく他に代え難いパフォーマンスだと認める。聴きながら胸熱く感涙させられるし、ゴールデンヴォイスと称えられるホイットニー・ヒューストンの唯一無二の歌声にも匹敵する芸術性がある。
歌詞の内容
出だしの部分;
貴方と一緒の
道もないままだから
行くけれども分かる
全てに貴方を思うでしょうそういつも貴方を愛している
いつも貴方を愛している
貴方を
愛しい人、貴方を原文
If I should stay
I would only be in your way
So I'll go but I know
I'll think of you every step of the wayAnd I will always love you
I will always love you
You
My darling, you
別れの曲なので、恋愛歌としては悲しいものの自分を見詰め直す切欠になればせめて有り難い。すると「いつも貴方を愛している」(I will always love you)という気持ちがはっきり掴まれるのは素晴らしい経験だろう。思い出の数々を人生の宝物と受け取らずにいない。
その他のカヴァー
十五組の楽曲;
- リンダ・ロンシュタット(1975)
- グロリア・ゲイナー(1994)
- リアン・ライムス(1997)
- シャリース(2008)
- コニー・タルボット(2009)
- グレニス・グレイスのキャンディー・ダルファーの起用(2012)
- サム・ツイ(2012)
- アマンダ・コール(2015)
- エリー・ブルーナ(2015)
- マイケル・ボルトン(2017)
- ケケ・ワイヤット(2017)
- リロイ・サンチェス(2018)
- ドヴァニ・バヌシャリ(2018)
- ジュナヴィエーヴ・リンコウスキ(2018)
- スティーヴ・ホフメーア(2019)
世界でカヴァーが続々と生まれているI Will Always Love Youは恋愛歌のスタンダードな名曲に他ならない。
参考:オールウェイズ・ラヴ・ユー I Will Always Love You I Will Always Love You by Dolly Parton Whitney Houston – I Will Always Love You Lyrics Cover versions of I Will Always Love You by Dolly Parton
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