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ナタリー・コールのUnforgettable:亡き父のナット・キング・コールとの親子デュエット

何気なく付けたテレビから歌う姿にかつて素晴らしい衝撃を受けながら聴くや否や心に染みてずっと残り続ける歌があってナタリー・コールの亡き父のジャズの往年の名歌手のナット・キング・コールの録音を使って親子デュエットを遂げたUnforgettableという。

曲はナット・キング・コールの持ち歌の一つ(Unforgettable)で、他の様々な歌手も好んで歌うジャズのスタンダードになった名曲なんだ。娘のナタリー・コールが父親と一緒に歌うと声質が似ていて音楽的に美しいのではないかと殊更に興味深く受け留めるけど、しかし彼女のUnforgettableで何よりも驚かされるのは故人の録音、またはステージでは映像も交えながら正しく生前を偲ぶと同時に有り難くも唯一無二の人生に触れさせる表現の全体に他ならないんだ。題名通り、本当に忘れられない仕上がりになっているし、芸術上の完成度は飛んでもなく高くて感動しないわけには行かない。

忘れない 君のこと
忘れない 離れても

抱いた愛を歌うように
想いの先は只大きい
今までは連れなかった

忘れない 本心の
果てしない 胸のうち

どうしても信じられない
忘れない人の想いを
僕までも忘れないでいる

忘れない 本心の
果てしない 胸のうち

どうしても信じられない
忘れない人の想いを
僕までも忘れないでいる

原文

Unforgettable, that's what you are
Unforgettable, tho' near or far

Like a song of love that clings to me
How the thought of you does things to me
Never before has someone been more

Unforgettable in every way
And forever more, that's how you'll stay

That's why darling it's incredible
That someone so unforgettable
Thinks that I am unforgettable too

Unforgettable in every way
And forever more, that's how you'll stay

That's why darling it's incredible
That someone so unforgettable
Thinks that I am unforgettable too

ナット・キング・コールのUnforgettable(訳出)

ナット・キング・コールのヴェルベットヴォイスとも称される桁違いに穏やかな歌声といつ見ても絶さないような真摯の優しい笑顔から得られる人間的な魅力を踏まえるとこの世で出会うべき大事な人こそ失ったと痛感させるナタリー・コールのUnforgettableにせよ、音楽のそうした作品世界に感じ入るほどに現実はそこはかとなく心温まる様相を帯びて来て一つのかけがえのない思い出に染まりつつは誰もが生きて行くための夢と希望を改めて渡されるのを経験するんだ。

本当に素晴らしいとしかいいようがない歌で、聴きながら涙を誘われるのはつとに吝かではない、決して高らかに勇ましく送り出されるわけではないけれども同じくらい励まされる人生の応援歌ではないか、染々と味わわれる全てにもっと良い何かが生まれる期待を得る。

ナタリー・コールのUnforgettableは1991年のシングルで、同年のアルバムのUnforgettable... With Loveに収録されている。本国のアメリカを中心に全世界で大ヒットを記録した彼女の生涯の最高傑作とも過言ではない。

ナタリー・コールのアルバム『Unforgettable.., With Love』のジャケット

どちらかといえばアルバムこそ凄くてUnforgettableの他にナット・キング・コールの持ち歌のMona LisaL-O-V-EStraighten Up and Fly RightNature BoyNon Dimenticarとさらに生前に良く歌ったSmileToo YoungAlmost Like Being in Loveなどの所縁のジャズのスタンダードのコレクションで、アメリカだけでも七百万枚以上の売り上げを記録したらしくて(Gold & Platinum)全世界を合わせるとたぶん一千万枚を越えているかも知れないと想像するのは難しくない。

1992年の第三十四回グラミー賞で楽曲のUnforgettableが最優秀レコード賞と最優秀トラディショナルポップパフォーマンス賞、アルバムのUnforgettable... With Loveが最優秀アルバム賞をナタリー・コールが受賞した。さらにシングルの方は作曲者のアーヴィング・ゴードンが最優秀楽曲、編曲者のジョニー・マンデルが最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞、アルバムの方音響技術者のアル・シュミットなどが最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)を受賞している。

ナタリー・コールのUnforgettableのシングルとアルバムはグラミー賞の主要四部門のうちの最優秀新人賞を除く、全般的な方面の最優秀アルバム賞と最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞に三つとも選ばれたから前年度の1991年のアメリカの音楽界を象徴するに相応しい成功を得ていた。

就中、親子の絆を犇々と感じるという点で、万人向けの企画として分かり易くて普通よりも良く売れたし、高く評価されもしたのか、ジャズというジャンルを越えて色んな人が聴きたいと願ったわけだった。

ナット・キング・コールと妻のマリア・コール

ナタリー・コールのUnforgettableが発表された今から三十年近く前は日本だと例えばウザイなんて言葉が初めて世に現れた頃で、自分以外を情け容赦なく否定する最低の状況からもはや人々の心がはっきり荒んで行く中で、それこそ完全に逆行する真に必要不可欠な喜びを示していた。

あれから日本にかぎらず、世界の多くが戦争よりも悲惨な弱いものいじめの風潮に包まれているし、理性的に馬鹿げているにも拘わらず、不景気とも相俟って卑しい独り善がりを止めらないのか、余りに不徳な人々の心はついに荒むべくもないところまで来ていると嘆かざるを得ない。

今再びナタリー・コールのUnforgettableという亡き父との親子デュエットを聴くことは人間的に新しく生まれ変わる以外ではあり得ないと認める。

思い遣りに満ちた理想の親子の絆を夢見る、しかも人格者のナット・キング・コールの尊い歌声から胸打たれる愛があると確かに覚えるとき、社会への希望も正しく持てるようになる。生きていても仕様がない状況が決して全てではないと深い意味を湛える砂漠の中のオアシスのような歌を知るならばまさか幻滅する暇はない。

参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Natalie_Cole https://en.wikipedia.org/wiki/Unforgettable_(Nat_King_Cole_song) Unforgettable... with Love

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