ロシアにとってスパイとフェイクニュースは何の意味があるのか 結城永人 - 2017年10月16日 (月) アメリカのトランプ大統領が誕生したのはロシアのスパイの後押しがあったからだといわれる。大統領選挙の相手に不利な情報のフェイクニュースをソーシャルメディアで流したりしていたらしい。 欧米で取り沙汰されるロシアのスパイとフェイクニュースの問題 Man silhouette by たChris Yang / Unsplash 何もかも嘘みたいだけれどもアメリカで実際にロシアのスパイがFBI(連邦捜査局)にマークされていたり、Twitterなどでフェイクニュースのアカウントを削除する動きが出ていたりするから本当なんだろう。 ヨーロッパでは移民が暴動を起こすとロシアのスパイとフェイクニュースで人々が翻弄されて只でさえも危惧される社会の火に油を注ぐような格好で民主主義が崩壊する危険性まで拡大されている。 ドイツではソーシャルメディアの提供元が不審なアカウントを削除しないと多額の賠償金を余儀なくされる法律/フェイクニュース対策法を新しく制定したらしい。 たとえば、違法コンテンツが投稿された場合、フェイスブックなどのSNS運営企業は、24時間以内にその投稿を削除しなければならない。この法律はドイツ国内のみの適用となるが、マース司法相は、ヨーロッパ各国で同様の措置が取られるよう強く訴えかけていくという。 罰金58億円! ドイツの「フェイクニュース対策法」は功を奏すか?|Wired ロシアにとってスパイとフェイクニュースは何の意味があるのかは良く分からないし、専ら国際情勢で有利な立場を得るために行われているとしかいいようがない。例えば北朝鮮がハッキンクで世界の軍事機密やビットコインを盗むみたいなサイバー攻撃ならば分かり易い。国が疲弊しているから不徳な手段を用いてでも立て直すつもりなんだ。ところがロシアのスパイとフェイクニュースは動機がさほど見えないから取り敢えず、大雑把に捉えておくしかないみたいな感じになってしまう。 日本にもロシアのスパイが来ていて結果的に収賄で逮捕された役人もいたと聞いた。大使館の外交官に成り済まして近付く。少しずつ金銭を渡して気持ちに取り入りながら最終的に国の極秘事項を不法に教えて貰うという流れになっている。 アメリカではもう既に分かっていてロシアの大使館は非常に警戒されて周りに監視カメラを多めに設置したりしておく状況なんだ。 ロシアのスパイとフェイクニュースが特有の危険性を持つ日本 Медведь у водопада Птичий by СтаниславС / CC BY-SA 日本とロシアだと北方領土(歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島など)の交渉が長らく続いていて返還しなくて良いようにスパイとフェイクニュースで仕向けられる動機は政治的にありそうだから幾らか分かり易いけれども用心しなくては行けないと思う。 およそ選挙ならばソーシャルメディアで北方領土に拘泥らない議員をロシアのスパイが流暢な日本語のフェイクニュースで必要以上に盛り上げる可能性というのも全くないわけではないだろう。 気付かずにそうした議員に人々が投票してしまったら他の全てがガタガタになり兼ねない。ただ北方領土のためだけに必要と思い込まされたに過ぎないとすると日本にとっては致命的な状態を招いてしまうかも知れないんだ。当選した議員がロシア寄りの政策を取って北方領土は返還されないまま、他の全ても誤っていてガタガタになるのでは国の滅亡に大きく関わらずにはいない。 ロシアのスパイとフェイクニュースは国の諜報活動にしてもやり過ぎを否定できない ロシアを調べるとプーチン大統領がKGB(ソ連国会保安委員会)の出身で、自分自身がスパイをやっていたために罪悪感が全くなくて現在でも誉め称えているらしい。ソビエト連邦の時代から国がロシアに変わっても考え直すつもりがないかぎりはスパイを使うのは当たり前で、通常の外交の一つとして捉えているのではないか。 もはやフェイクニュースを流しても真に受ける人たちこそ間違っている、または無頓着だから騙されても仕様がないみたいな感覚を持ってそうだ。 本当に意味がないと思う、ロシアにとってスパイとフェイクニュースは対外的な文脈で。 皆から睨まれてあからさまに対抗措置まで取られるのでは国の信用性を失墜させるばかりの過ちだ。 プーチン大統領も自国を守るために文化的にも経済的にも狙ってできるはずはないだろうから以前のKGBに象徴されたようなスパイとそしてフェイクニュースへの当たり障りのない常識としての価値観が他の国々と打つかっているせいだと考える。 色々と叩かれても止めるのは困難で、ソビエト連邦の時代から根付いた強固な習慣ならばロシアのスパイとフェイクニュースは今暫く続いて行くに違いない。 国の信用性を失墜してあらゆる面で疲弊するほどに戦争という国際的な緊張も高まるし、困ってしまうけれども外国人としてはせめて自己防衛を怠らないように目の前に罠はないかと先読みしながら物事に取り組むべきだ。 どんな国にも諜報機関はあるかも知れないけど、ロシアのスパイとフェイクニュースはやり過ぎの感じが否めない事例が日本を含めて散見されるし、とにかく特殊だからいつ何時でもゆめゆめ楽観視しない生活に努めたい。 参考サイトトランプ陣営とロシアの関係示す情報の中心的内容「証明」とロシアスパイ事件~当事者が語った コメント 新しい投稿 前の投稿
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