砂猫と作家魂に火を着ける存在への俳句

砂猫の顔

砂猫が可愛い。幅広い顔と薄茶色の毛が特徴的だ。中央アジア、西アジア、北アフリカなどの一部の地域にしか生息しないけれどもそうした砂の多い乾燥した風土に適応している。


見た目から砂に混ざって外敵に捕まり難いと直ぐに分かる。全身が薄茶色の毛という周りの砂と同様の保護色で覆われているためだ。


ニコラエフ動物園の踞っている砂猫

加えて耳の毛が長くて砂が入らないとか足の裏も毛が長くて熱い地面を歩い易いなんて利点も持っているらしい。


歩いている砂猫

脚や尻尾に黒い線が幾つか付いているのも本当に可愛いとしかいえない。踞っていると気付き難いけれども全身の砂に紛れる漠然とした印象とは非常に対照的なんだ。黒い線が脚や尻尾では如何にも明瞭に感じる。気付くや否や殊更と引き付けられ捲って言葉を失うくらいだから参ってしまう。


作家として終わりではないか。言葉が続かないのでは死んだに等しい、よもや。どうやって生き延びられるのかと砂猫の可愛さから考えずにいられなくなる。


俳人の松尾芭蕉が絶景の松島に無言の句を残した心境が改めて今思い起こされもする。


さては命懸けで言葉を掴まなくては行けないから砂猫は作家魂に火を着ける存在に他ならないだろう。


砂猫や可愛いほどに暮れる秋


十月始めでまだ冬の足音も聞こえないけれども秋の実りを人生の作家活動の在り方と捉えて可愛い砂猫と共に言葉を失って終わり兼ねない気持ちを詠んでみた。


言葉選びが尋常ではないと知る。最初に下句を「秋の暮れ」で違うのではないかと反対に上句を「砂猫よ」に変えてみたものの上手く行かないから全体的な調整を改めて細かく強いられてしまった。結局、下句を「暮れる秋」にすればイメージが自然に流れるのが気に入って完成した。


僅かないい回しで真実を損うし、言葉を失った作家の死に物狂いの境地、すなわち風狂を徹して表現するのは正しく大変なんだ。


参考:Sand Cat Kittens Spotted in the Wild for First Time

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