勉強が良くできるようになるための寝起きの高い集中力は快眠なしにあり得ない 結城永人 - 2017年10月20日 (金) 睡眠負債が人間のパフォーマンスを著しく低下させると知って当面は自律神経失調症を自力で治すためにも早寝早起きで体内時計を整えるのが得策だと実践していて気付いたのはどうも朝早くが好調だった。 ブログを執筆するのもいつも起きて直ぐで、数時間で数千字を仕上げる。やっているとどんどん集中力が下がって行く感じがする。疲れるから当然とはいえ、以前のままでも同じだったかも知れない。 人間のパフォーマンスは快眠で上がるけれども実際に発揮される集中力のピークは起きて直ぐに訪れる Mountainous valley with evergreen forest against misty sky by Ales Krivec / Pexels テレビで主治医が見つかる診療所の【最新!認知症を完全回避する名医の脳育法2時間SP】を観ていたら脳について睡眠中に記憶が整理されるのが精神的な疲れを癒すのではないかとヒントを得た。 きっと起床直後に集中力が高くて人間のパフォーマンスが上がるのは脳で記憶が整理されて活動そのものの自由度が上がっているせいだろう。 昼寝が役立つといわれるのも同じで、結局、一時的にでも脳の記憶が整理されると頭がすっきりしてやる気も改めて増して来ると考えられる。 かつて精神力を高めるために勉強するべきだといったけれどもそれでは実際にどう勉強するのが最も効率的な結果を得られるのかを明らかにできそうだ。 人間のパフォーマンスを上げる第一条件として脳の自由な活動が肝心だと根本的に認識されずにいない 寝て起きて直ぐの精神状態が人間にとって集中力が素晴らしく冴えていて頭の回転が早まるし、意欲的で記憶力も増しているので、勉強が良くできるようになるためには脳の自由な活動を少しでも多く掴み取り得る生活の仕方が求められて然るべきだろう。 ガリ勉は朝にかぎるみたいな感じか、格言的に表せば。現代の睡眠時間は人それぞれなので、夜起きるならばその暗がりの中で目覚めた瞬間を取り逃してならない。人間のパフォーマンスが上がっているところで、頑張ってこそ受け取る成果や身に付く経験も大きくて要するに学力は伸びると予測する。 世の中の多く人たちは忙しい朝を迎えていて勉強する暇なんてないかも知れないので、ちょっとした取り組みを積み重ねて行ったり、せめて休みの日だけでも朝から一心不乱に挑んだりするのが大事だといっておきたい。 ただし全ては快眠に基づいている。睡眠負債を抱えないためには七時間の睡眠時間を取らなくてはならない。勉強を頑張ろうとすると眠るのは恐いから余計に難しい。何もかも忘れて翌日は一から出直しではないかと危ぶまれずにいないんだ。 しかし普通に考えてそれでは誰でも赤ちゃんのままの精神力でしかないから大丈夫なんだ。心配する必要はないし、一睡もせずに勉強が良くできる人を探す方が反対に余程と難しいのが現実のかぎり、安心してぐっすり眠って記憶を整理しておくのが精神力には有利だし、学力にとっても流石に賢明だろう。 睡眠中に記憶が整理されて脳の活動そのものの自由度が上がると諸々の対象が気持ち良く知覚できる Grassland Near Mountain by Ales Krivec / Pexels 車に例えると最速なのはF1カーで時速三百キロ以上で走行するけれどもサーキットが整備されてなければそうしたパフォーマンスは全く出し切れない(シャーシーが地面スレスレで作られていて引っかかったり、タイヤが柔らかくて直ぐにボロボロになったりする)ように人間精神にも認識力を高めるためには下地が先ずは必要なんだ。 脳で記憶が整理されると認識力が捗る。日々、経験された数多くの観念の凸凹が取れて扱い易くなっているわけだろう、精神において。知りたくて学ぼうとする何かが多義性を帯びているとああでもないこうでもないと訳が分からないままに時間ばかり過ぎて行く。挙げ句の果てには勉強そのものが人生の無駄だから詰まらないと投げ出し兼ねない。 世界の物事は無限の文脈に置かれていて精神の観念も同じで、そのままでは多義性を免れず、考えても難しいだけで悩み苦しまざるを得ないといっても良い。 眠ると無意識に幾つもの観念が個々に纏まる感じがする。精神が進み行く先の障害物を悉く除去されていて自然に動き出すような印象を与えるのが寝起きの喜びなんだ。何もかもが分かり得るという自信に満ち溢れた方向付けを受け取るから思考への意気込みも正しく希望の旗を振るに等しい。 勉強が良くできるというのは精神が面白いように進み行くのと変わらないわけなので、睡眠負債は決して抱えるべきではないし、脳が記憶を整理するほどに起床直後の好調を実現できるから快眠だけはやはり是非とも等閑にしたくない。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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