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平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプのショーン・ホワイトと平野歩夢の熾烈な争い

ショーン・ホワイトが勝ち、平野歩夢が負けた。平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの決勝は二人の世界を代表するスノーボーダーの熾烈な争いの末に素晴らしい感動と興奮と共に幕を閉じた。

得点差は僅かに2.5とはいえ、それぞれの獲得するメダルの色を金と銀に分けたし、いうまでもないにせよ、敢えて振り返るならば一位と二位の順位付けをもはや待つ暇はなかった。

逆転に次ぐ逆転で、手に汗を握り、固唾を飲んで見守るという本当に人生で稀に見るほどの好勝負が正しく繰り広げられてしまった。

ショーン・ホワイトと平野歩夢の平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの決勝は記憶に深く深く刻まれるし、オリンピック史上でもかつて例のない如何にも突出した内容だったのではないかと個人的に頷くんだ。

十九世紀後半にオリンピックが初めてアテネ大会で開催されたけれどもコンセプトに取り入れられた古代ギリシャのオリンピアの祭典まで含めて完全に嵌まったせいみたいだ。平和を呼び覚まされたのが何よりの生きる喜びだったし、スポーツへの純粋な思いがそれこそ紛れもない清らかさを湛えながら全ての選手たちの頂点を目がけて登り詰めて行くだけの瞬間をついに漸く経験したのは確実だったと考えたい。

幾ら送っても送り切れず、血が流れ出すと咄嗟に歌いたい気持ちも吝かではない拍手と共に試合が終わった直後、余韻は未だ冷めやらない感動と興奮の熱気に包まれる真実というか、テレビでショーン・ホワイトと平野歩夢から受け取った印象は極めて晴れやかだった。

平和がやって来るのを如実に覚えたオリンピックは他にあったかどうかも余りに怪し過ぎて今まで知らなかったかぎりは初めての衝撃的な胸のうちの平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの決勝だと認めながら驚きもするわけだ。

もはや本当にやはり、そうとしか味わえない昨日の今日だけど、凄いと改めて思う、オリンピックとスポーツとそして一つの純粋な思いを託された熾烈な争いをとにかく。

二人の世界を代表するスノーボーダー、ショーン・ホワイトと平野歩夢の何れも殊更に注目されたのは僕にとっては平昌オリンピックの事前に固有の物語を聞かされていたのも大きかったかも知れない。

ショーン・ホワイトは練習中のジャンプの失敗から顔面に六十針を縫うほどの大怪我を負っていた

2017年10月のニュージーランドでの悲劇、しかし一年ちょっとで試合に元気に戻って来ていた。

いつも限界を押し上げる生活を送っている。打ち勝つと凄いけど、しかし正しく誰にとっても大変な時間だ。先日、練習しながら一撃を食らったけど、しかし心配は入らない。直ぐに戻るし、ずっと良くなる!! ありがとう。

先月のワールドカップでは満点の100で優勝を飾って(Shaun White scores a 100 to win Snowmass Halfpipe World Cup)平昌オリンピックに乗り込んで来ていた。

言葉通りの復活を遂げたから格好良い。スノーボードのハーフパイプは顔でやるわけではないし、六十二針を縫うほどの大怪我を負ったにせよ、皮膚が破れるだけならば何でもないと思うのは強ちで、すなわちどんなスポーツでもメンタルに影響し兼ねない。無意識に失敗を恐れて以前と同じようなパフォーマンスが得られない場合は時間がかかるし、もう二度と駄目かも知れない。

僕はゴルフで経験した。青春期に始めて暫くして絶好調だった。ところがやり過ぎて背中を痛めた。ゴルフはいきなりクラブを振り回し続けると疲労骨折が起きる。クラブのヘッドの遠心力がとても大きくて背中を十分に鍛えておかないと骨に最も負担がかかるから注意しなくてはならなかったんだ。休んで回復したもののスイングが壊れて絶好調には容易く帰れないし、どうするべきかと悩みながら色んな仕方を試している間にぐちゃぐちゃになってもう下手なままでしかないと悲しむ他はなかった。思わず、知らず、古傷を庇って元通りのパフォーマンスが出せなくなってしまうためではないか。

だから頼もしい、ショーン・ホワイトは流石に。六歳からスノーボードを始めてあっという間に上達して翌年の七歳には大会でも優勝を飾ってさらに翌年の八歳から世界でも活躍するようになったというからスノーボードでもハーフパイプ種目の申し子みたいな感じがする。十三歳でプロに転向するともう既にバートンスノーボードという有名なスノーボードメーカーのスポンサーも付いていたらしい。狙い通りの金儲けも余分に果たしながらプロとしても順風満帆な船出だったし、夢に向かって何一つ邪魔されないどころか恵まれ捲ってさえもいるから神憑りなスノーボーダーではないか。少年期から数々の大会で優勝するし、金メダルを幾つも取り続けてスノーボードのカリスマとも目されていた。

オリンピックにかぎっても2006年のトリノ大会と2018年のバンクーバー大会で一位の表彰台に立った。年齢も嵩んだせいか、2014年のソチ大会では出場したものの四位に倒れた二十七歳だった。スノーボーダーは十代後半から二十代前半が目立っているから中年以降はトップで活躍するのは苦しい競技なのかも知れない。

しかしながらまだまだ終わらないし、今回、2018年の平昌大会は三十一歳で、十九歳の概して絶頂期とも過言ではない平野歩夢との激戦に苟も勝ち残ったとするとやはりハーフパイプの申し子か、スノーボードのカリスマの面目躍如としか捉えられなくて感心頻りだったよね。

平野歩夢も昨年の試合でパイプの外側に投げ出されて左膝の靭帯と肝臓を痛めて全治三ヵ月だった

本当に良く帰って来たと驚かざるを得ない。こちらもこちらながらたぶんショーン・ホワイトの顔面強打よりも酷いところから立ち直っていた。

知って可哀想なのは経緯だ、何といっても。左膝の靭帯と肝臓を痛めて全治三ヵ月の重症を負ったのはなぜか。二年前に日本人の他のスノーボーダー(全日本スキー連盟の未成年の強化指定選手)が大麻を使用したと不祥事を起こしたけれども皆が良く分からなくてTwitterで日本人のスノーボーダーとしてソチオリンピックで銀メダルを取って知名度が非常に高かった平野歩夢こそ炎上してしまったらしい。いい換えるとスノーボーダーは誰でも下らないと差別を受けたせいで、心理的に窮地へ追い込まれていたんだ、甚だしく。

意味わかんねえよっていうぐらい感情的になる部分があったから、オリンピックもういいかなって。

全日本スキー連盟が国際大会への日本代表の出場を自粛した。平野歩夢は心理的にも肉体的にもスノーボーダーとして行き場を失ったわけだけど、とにかく2017年3月に個人の資格で敢えて出場した全米オープンで大惨事を招いた。試合中にジャンプで失敗してパイプの外側に投げ出されて起き上がれず、担架で運ばれて、即、入院するし、医者からは絶対安静と見做されながらどうにもならない数ヵ月を余儀なくされた。

弱り目に祟り目の不幸を感じる。他の日本人のスノーボーダーの大麻を使用する不祥事か、せめて彼自身へのTwitterで人々からの炎上の差別がなければ良かったはずだろう。何れも関係がない。だからといってしかし敢えて参加した全米オープンで幸せを掴めなかったとすると性格が穏やかだったためだと想像させる。気にしないわけにはどうしても行かなかったようで、スノーボードのハーフパイプのパフォーマンスに迷いが出た結果みたいだ。いつでもどこでも不祥事とか差別なんて卑しい現実は見たくも聞きたくもないし、止めて欲しい願いが穏やかな性格から尋常ではないくらい強くて居たたまれないかぎり、たとえ頑張っても気持ちに無理が祟るのは致し方がなかったのではないか。

戻って来られたという安心感に包まれている部分もあったり、これから始まるなって

平野歩夢/ピョンチャン五輪  極限への挑戦 スノーボード 平野歩夢 via クローズアップ現代+

面白いと人生を考え出す。大怪我から五ヵ月で完治して全てを再開したらしい。却って吹っ切れたと受け留める。偶さか呑み込まれた忌まわしい状況から抜け出すために平野歩夢にとって最も厳しいのは病院で寝たきりで、スノーボードのハーフパイプができない生活だと気付かされたといいたい。好きだからやるしかないと一目散に励むのこそが大事で、現実に自分と無関係な何やかんやは二の次にするべき集中力を新しく得たとしたら如何にも尤もなスノーボーダーとしての返り咲きだ。

平野歩夢は生き甲斐への心が奇しくも不幸から学れたように平昌オリンピックの日本代表に選ばれる成績を速やかに残したし、試合でも飛んでもないライバルのアメリカ代表のショーン・ホワイトとどちらが最後に笑ってもおかしくないという好勝負を演じ切った。

二人とも大技のダブルコーク1440のコンボを決めて死力を尽くした無上のパフォーマンスで魅了した

予選でショーン・ホワイトが一位で、平野歩夢が三位だった。現今の難易度ではダブルコーク1440(フォーティンフォーティー)のコンボ(連続)を決めると優勝すると予想されていた。

リップ(縁)から腹側に跳ね上がって二回の後方宙返りの間に捻りを加えて横にも四回転する3Dトリック(立体技)の至難のエアー(空中)を着地してスタンスが入れ換わった滑りからバックトゥバック(立て続け)で披露する。

先日、平野歩夢が冬のXゲーム・アスペン(Ayumu Hirano wins Men's Snowboard SuperPipe gold)で史上初の成功を収めて99という高得点で優勝したばかりで、他の誰にもできないかも知れない。

平昌オリンピックでもやれば金メダルが最も有力視されるので、ショーン・ホワイトも打ち負かすには初めてでもやるしかないとダブルコーク1440のコンボに注目されずにいないわけだった。

最後の最後にきっちり決めてみせたショーン・ホワイトが暫定一位の平野歩夢をひっくり返した

平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの予選では注目されたダブルコーク1440のコンボはショーン・ホワイトと平野歩夢の二人とも試みなかったし、あるいは調整を兼ねて一回だけでもやらなかった。

ショーン・ホワイトは得意の大技で、他の選手は殆どできないとおわれる本人の代名詞のダブルマックツイスト1260(トゥエルヴ・シックスティー)というバックサイドからの縦二回転・横三回転半の3Dトリックを織り交ぜた完成度の高いエアーで、98.5点を叩き出して一位で通過した。

平野歩夢はダブルコークに1440の一つ前の三回転半の1260まで挑んだり、完成度は高くも比較的に安定したエアーで、92.25点を出して三位で通過した。

個人的には何も知らないままにテレビでハーフパイプの史上最高レベルの大会ともいわれた平昌オリンピックで気に留めて観ているうちにどんどん引き込まれてしまった。

優勝候補の二人とも予選では切り札を温存する形で、密かな駆け引きもあったのかどうか、命懸けともいわれるダブルコーク1440は失敗すると大怪我に繋がり兼ねないから強いて出さなくて良ければ順当な勝ち上がりだった、しかし決勝がどうなるかは全く余談を許さない状況が生み出されて行った。

決勝は予選の下位の選手から順番にスタートして合計で三回のラン(走行)の何れかの最高得点が採用される。

決勝の一回目のランでショーン・ホワイトが優勢

平野歩夢はダブルコーク1440に挑んだものの着手が崩れて尻餅を付いた。ショーン・ホワイトは予選のままの完成度の高いエアーで首位に立った。

もしも平野歩夢が大きく抜け出した点数をいていたらショーン・ホワイトも後がないから直ぐ様とダブルコーク1440のコンボに挑まざるを得なかったかも知れない。

決勝の二回目のランで平野歩夢が逆転

平野歩夢がダブルコーク1440のコンボを織り込んだルーティーン(課程)をパーフェクトに決め切った。

  1. フロントサイドエアー
  2. フロントサイドダブルコーク1440
  3. キャブダブルコーク1440
  4. フロントサイドダブルコーク1260
  5. バックサイドダブルコーク1260

一番目で大きく跳ね上がって勢い良く難易度の高い3Dトリックを、四回、続けている。彼自身にとってはもう一つ増やすのも無理ではなさそうで、前回のソチオリンピックの銀メダルでは六つのエアーを織り込んだルーティーンを披露していた。

平野歩夢が95.25点を獲得してショーン・ホワイトは一回目の首位を奪われてしまった。泡を吹いたみたいに慌てたらしく、ルーティーンの難易度を上げてさらに高得点を狙ったんだ。

  1. フロントサイドダブルコーク1440
  2. キャブダブルコーク1440
  3. フロントサイド540
  4. バックサイドダブルコーク1260
  5. フロントサイドダブルコーク1260

試合で初めてダブルコーク1440のコンボに挑んだけど、しかし失敗して二位で二回目のランを終えた。

決勝の三回目のランでショーン・ホワイトが再逆転

泣いても笑っても持てる能力の全てを出し尽くすしかないところで、平野歩夢はショーン・ホワイトがダブルコーク1440のコンボを出すと分かったわけならばやはり次も変わらず、しかも成功して金メダルを持って行かれると焦ったかも知れないし、僕もテレビに齧り付くように目を凝らしながら熾烈な争いとしか捉えようがなくなった。

スノーボードのハーフパイプはルーティーンの難易度と共にランとエアーの完成度によって得点が付けられる。六人の審査員がいて最高と最低の二人分を除外した四人分の平均点が選手に結果として与えられる。

平野歩夢は一番目のエアーで非常に高く跳ね上がった。物凄い勢いから全てのトリックをしっかり決めると同時に上手く行くと締め括りにエアーを一つ増しても良かったかも知れない。ショーン・ホワイトがかりにダブルコーク1440のコンボを決めても追い付かないようにしたいわけで、何れにせよ、ルーティーンの完成度を徹底的に持ち上げる意気込みが伝わって来て一人のスノーボーダーとして本当に格好良いと感じた。

ただしバランスを崩して途中で潰れてしまった。振り返ると二回目がパーフェクトだったし、今此処で努力して表現される最大限の実力だったみたいに上手く行かなかったのも仕様がないと受け留める気持ちは幾分か虚しかった。いきなり向上するはずではなければまだ若いからこれからもチャンスはあると清々しい気持ちこそ大きかったし、一人で不思議に安堵しつつも平野歩夢の平昌オリンピックの終わりに際しては正しくベストを打ち出した素敵なばかりのスノーボードへ健闘を称える他にはなかった。

金メダルの熾烈な争いの相手として残された ショーン・ホワイトはどうなるか。ハーフパイプの申し子か、スノーボードのカリスマが全選手の最後に待ち構える構図が如何にもドラマチックな締め括りを予感させた。

身震いするほどに何かが起きそうで、平野歩夢の暫定一位も脅かされないとはかぎらない。

ルーティーンは全て決めた。試合で初めてダブルコーク1440のコンボに成功してランとエアーは何一つ支障を来さなかったんだ。平野歩夢のパーフェクトな二回目と互角というか、悪くても肉薄する出来映えを示していたので、審査員から得点が出される間が長く、そして遠く感じてしまいながら待っていた。

ショーン・ホワイトは97.75点で、最後の最後という土壇場で、彼自身の底力を遺憾なく発揮するように平野歩夢をひっくり返して平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの金メダルを勝ち取ったんだ。

僕は目が悪くて良く見えなかったけど、テレビの実況ではとにかく感激に泣き崩れるショーン・ホワイトがいたらしい。

この舞台で観客を見ていたときの気分は絶対に忘れない。

ショーン・ホワイト/ショーン・ホワイト 王者の涙 via YouTube

気持ちを察すると四年に一度のオリンピックという大舞台で、未経験だった至難の大技のダブルコーク1440のコンボを成功させたのがスノーボーダーとして殊更に嬉しかったせいではないか。

本当に流石の実力者の証だ、または。老いて年齢的に引退してもおかしくないのに世界で最も強いままなんてあり得ないと思う。現役選手を続けるかどうかを悩むほどにスノーボードへの愛着も、人一倍、増して然るべきだろう。スポーツでは案外と少なくて体力が落ちると厳しいわけなので、個人的に他の例が覚束ない。大抵、勝てないし、頑張っても負けるしかないのではないか。試合で追い詰められて巻き返すのは選手生命に限界が差し迫るほどに大変だとすると覆すだけの奇跡を起こした喜びも凄まじいに違いない。

人生を学んだのが何よりも良かったし、熾烈な争いを通してショーン・ホワイトと平野歩夢がスノーボーダーとして個性をはっきり示してくれた。

まだまだ可能性は、あの、幾らでもあるというか、ま、ずっと無限大だと思うので、ま、本当に、ま、自分の可能性を信じて行きたいと思います。

平野歩夢/銀メダルを受け取った平野歩夢が未来への抱負を語る via YouTube

取り分け圧巻なのは決勝での三回目のランだ。平野歩夢はまるで実力以上に挑むような格好良い意気込みとは何か、ショーン・ホワイトは底力を遺憾なく発揮した凄まじい根性とは何かを教えた。二人ともスノーボーダーとして死力を尽くしたのが感動するけれども人間としても存分に重なり合っていたから引き付けられて止まない平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプになった。

生き甲斐を著しく味わったのは有り難いかぎりだし、それぞれに逆境を撥ね退けてやって来た固有の物語を含めてどう生きるかが大事だと思い知らされた。

参考:スノーボード界の"レジェンド" ショーン・ホワイト 恐怖を超えて 前人未到"連続4回転"への挑戦!平野歩夢19歳の決意 平野に決め返した“奇跡の連続4回転”…試合後に告白「今朝までできなかった」 平昌五輪ハーフパイプ銀メダリスト・平野歩夢が大会直後にもらした本音

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