イスマエル・ディヴィスのLight My Fire(ドアーズ)|恋愛歌
2019年に発表されたイスマエル・ディヴィスのLight My Fire/ハートに火をつけてが恋愛歌として胸に響いた。
作詞作曲はジム・モリソンとロビー・クリーガーとジョン・デンスモアとレイ・マンザレクで、オリジナルの歌手は四人が所属するドアーズになる。
- ドアーズ(1967/オリジナル)
制作者の名義はドアーズのメンバー四人だけれども実作の大半はロビー・クリーガーが手がけ、作曲にレイ・マンザレクが加わり、その他はジム・モリソンが二番の歌詞を書いたくらいしか関与してないとされる。
ドアーズの1967年のアルバムのThe Doorsに収録されて同年にシングルカットされた。
最初のアルバムの収録は七分六秒と長いけれども次に出たシングルはラジオ用に中間部を大幅に切って二分五十二秒に編集された。
イスマエル・ディヴィスのLight My Fireのカヴァーはアコースティックギターとカホンが中心の演奏が原曲のサイケデリックに白熱した雰囲気を分かり易く出していると感心した。狂おしいほどの思いが特徴的に表現されている恋愛歌だけれども募り募らされる心のどこまでも渦巻くような世界が真っ直ぐなヴォーカルと共に終盤のタンバリンを合わせても三つだけの楽器で力強く味わわせてくれる。
歌詞の内容
出だしの部分;
真実じゃなかった
嘘吐きの俺がいた
いわせて貰えば
ほら、もっと行けたのさおいでよ、火を着けに
おいてよ、火を着けに
闇が包まれる火を原文
You know that it would be untrue
You know that I would be a liar
If I was to say to you
Girl, we couldn't get much higherCome on baby, light my fire
Come on baby, light my fire
Try to set the night on fire
果てしなく繰り広げられる愛、天井知らずの惹かれる気持ちに嵌まって自分自身が消え失せて行くようなつまり忘我の境地を歌っていると思う。恋人との恍惚が「おいでよ、火を着けに」(Come on baby, light my fire)のフレーズにあって他には何も見えないほどの胸のうちを明かしている。熱烈としかいいようない本音を単刀直入にしかも極度の興奮状態、または二人の悦楽において捉えた本当に格好良い恋愛歌だ。
その他のカヴァー
十五組の楽曲;
- ホセ・フェリシアーノ(1968)
- スティーヴィー・ワンダー(1969)
- ジュリー・ロンドン(1969)
- チャールズ・ライト(1969)
- アストラッド・ジルベルト(1970)
- シャーリー・バッシー(1970)
- エイミー・スチュワート(1979)
- アモルフィス(1994)
- ウィル・ヤング(2002)
- リーサ・ラヴブランド(2007)
- イリアーヌ・イリアス(2011)
- サラ・フランセス・ジョンソン(2015)
- トニー・エヴァンス&ヒズオーケストラ(2017)
- ファルーラ(2017)
- ニコ(2018)
世界でカヴァーが続々と生まれているLight My Fireは恋愛歌のスタンダードな名曲に他ならない。
参考:ハートに火をつけて Light My Fire Light My Fire by The Doors The Doors – Light My Fire Lyrics Cover versions of Light My Fire by The Doors
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