綿菓子のケーキ。本当に可愛いと思う。食べたら直ぐになくなりそうだ、余りに溶け易くて。
綿菓子は昔から好きだった
縁日では必ず買っていた。綿菓子のない縁日なんて考えられないくらい好きだったし、心から気に入っていた。ふわふわだから良いんだ。可愛い。
中学時代、デパートに自分で作りながら買うという綿菓子の機械が置いてあるのを見付けて友達と何回かやったりもした。
小銭を入れるとざらめがバーッと機械の端から流れ出して来て割り箸を真ん中に翳しながらぐるぐる回していると目に見えないほどの綿菓子が少しずつ絡め取られながら集まって一つに膨らんで行くからとても不思議な感じを覚えた。
いつもペチャッとした小さな綿菓子しかできなくて縁日で売っているような真ん丸の大きな綿菓子を期待するほどに参ったけど、しかしながら独特の作り方が分かったという気持ちは正しく面白かった。
雲を食べるイメージがあって綿菓子には夢を受け取る
気持ちが和むし、詩的だと思う。菓子ならば何でもそうかも知れないけれども綿菓子は特別な印象を与えて止まないんだ、僕にとっては。
今も好きだし、可愛いばかりで、かつてを懐かしめば思い出も胸一杯に広がる。
コメント