薄毛の悩みに育毛や増毛の突破口は見えないにせよ 結城永人 - 2016年9月21日 (水) 三十歳頃から前髪が減り出した。最初は気付かなかった。朝、洗面台で顔を洗っていて手が随分と上の方まで行くなと微かな違和感が何日も続いているために漸く思い立って額を鏡で調べてみると前髪が薄くなっていたという。抜け落ちてなくなることが本当に信じられなくて対処したいとも思えなかった、直ぐにはまさか髪の毛にとって。原因も考えずに放っておくしかなかった。 ただし体質だろうとは感じた。高校時代に遡るけれども髪型を気持ち良く整えようと色々と試しながら髪が弱くて上手く行かないことがしょっちゅう悔やまれていた。気持ち良く整えようとしても直ぐにペシャっとなってしまう。雨が降って湿気が多いと本当に頂けない。食えないハムそのものだったし、そこまで詩的な生活はまだ送れてもいない十代後半の気分だったとはいえ、神様が黴を生やして感じ取らせながらブルーチーズではなかったなんて飛んだ冗談が好きみたいな印象だったはずではないか。 皆は大丈夫そうなのに自分一人だけがペシャペシャで参らされてしまうわけの気分だった Water surface in the rain by Free-photos / Pixabay 考え付いたのは細くて薄いから髪が弱い。だから髪型を上手く整えるには他の人たちよりも苦労を強いられる。仕様がないので、天命として受けれざるを得なかった。意外に驚かされるけど、とにかく髪の毛の悩みは深い。命に関わるものではないから大して構わないはずなのに本当に天を仰いでしまう事実は不思議だと思うよね。髪型を整えて誰かに自分を格好良く見せたいという気持ちは人生の張りなんだ。張りを失った人生はそれこそペチャンコだから耐え難いんだ、精神的に。もちろん体質ではどうにもならない。服装のように感性を磨こうと少しでも成功する可能性は薄毛には残されてなかった。 始めは整髪料で何とかしたけど、物凄く頑張った日が、偶々、大雨に重なって崩れかけて不味いと思いつつも学校で友達に「変な髪型」とはっきり口に出されるし、もう駄目だと、この髪の毛の弱さは総じて手に負えないみたいな感じがした。なのでできるかぎりは短くして、一日、予定通り、持たせ易い髪型こそ選びたいというような終いだった。 中年の入り口というか、そこで本当に下降線を描き出した。脱け毛にまでついに陥ったわけで、しかし天命だから何もせずに過ごしていて止まってくれれば良いのにと神様を祈るように見詰めるしかなかった。 何年か過ぎて鏡で額を確認すると明らかに広がっていて前髪が後退していることに気付いて狼狽えた。 もはや自力で止める手立てを講じる他がなくなってしまった。祈るように見詰めるだけでは神様は動いてくれないというか、人生のバックボーンとして考えないと物事は捗らないし、要するに自然は人の求めには得てして応じないためだ、心の支えならば信仰ほどに強力な世界はないと態度を改めながら神様に見守られながら自力で育毛や増毛を考えたいと感じ出した。 取り敢えず、市販の育毛剤を使ってセンブリエキスという有効成分が期待された。しかし効果はなかった、実際にはというか、僕には少なくとも。使い方も問われるけど、風呂上がりに吹き付けて眠れば血行促進と成長ホルモンも重なって最も効果的ではないかとやってみて髪が増えないにせよ、太くもならないようで、または長く使えば又違って来そうな感じだけど、中々、難しかったわけだ。髪の毛がベタベタになるから僕は育毛剤や増毛剤は基本的に好きではない。すれば物事は長続きしないし、何にしても科学物質、または薬品に頼るのは健康重視の自分らしさに合わないので、直ぐに止めてしまいたくなるけど、脱毛が進むと又使ってみるとか揺れ動く気持ちでしか手が伸びなかったよね。 健康重視の自分らしさからすれば栄養こそ注目される、余程と。育毛や増毛のための食品があるといわれる。 男性型脱毛を抑制すると考えられるのはイソフラボンやカプサイシンらしいけれども 僕は男性型脱毛で額が禿げ上がるタイプに属しているけど、それ自体は男性ホルモンの影響で髪が減る。聞いて驚くのは毛根は残っているらしくて髪の毛が物凄く弱って小さくなっているせいなんだ。だから髪の毛を物凄く鍛え上げれば良い。どうするか。男性ホルモンの影響ならば女性ホルモンを多く取り入れて脱毛を打ち消すことは可能だろう。なので女性ホルモンと似た働きを持つとされる大豆イソフラボンが気になった。育毛や増毛の効果は特に見られなかったし、むしろ唐辛子のカプサイシンが良いのではないかと感じて、毎日、一味唐辛子を食べたがる時期もあった。カレーでも良いけど、健康上の理由から全身的に調子を上げるために非常に役立つからカプサイシンで髪もフサフサになれれば何もいうことはないと喜んで試した。額は広がるし、髪への効果はやはり特に見られなかった。 育毛剤のセンブリエキスも含めて大豆の大豆イソフラボンでも唐辛子のカプサイシンでも満足感は少しはあるように察せられる。抜け毛の進行を遅らせる力は持っているかも知れないし、完全には否定できないかな。ただしはっきり分からないと納得できなくてブログにもこれは良くてオススメと載せるわけには行かない。困るよ、全く。 一口に男性型脱毛といっても人それぞれの体質や生活習慣も関係しているはずだから僕以外の誰かにはどれも合ってないともかぎらないので、育毛や増毛をどうやって求めるべきかは万人向けの方策としては表現できないところがあるだろう。 三十代後半に前髪が一段と減って本当に耐え難い思いを抱かされたし、出会った人が広がった額を多く見てしまうという生活が味わわれたので、自分自身のコンプレックスとして心理的に定着するように明らかに変わった。顔立ちのバランスが崩れたという他はない。健康を踏まえて化学物質を止めたいと望んだもののもしも可能ならば増毛剤を新しく試さない手はないのではないか、育毛剤よりも効果的といわれるし。役に立つのに無視しても残念なはずだろう。 かつてミノキシジルの増毛剤を試したこともあったものの本当に上手く行かなかった People in the urban city by Free-photos / Pixabay 増毛剤の有効成分としてミノキシジルが注目されたけど、しかし本当に厳しかった。説明書に載っていたけど、初期脱毛が起きるらしい。つまり使い出して間もないうちは増毛剤といいながら逆に髪が減ってしまう。増やすだけでも手一杯というか、経験上、殆ど不可能だった髪の毛をわざわざ減らすと考えると気持ちは恐ろしかった。取り返せるのか。本当に。危ないけど、しかしコンプレックスに対処するために意を決して取りかかるしか生き方はなかった。暫くして初期脱毛も良く分からなくて何の変化もなさそうに過ごしていたら髪の毛よりも心臓が苦しくなって来たと感じたんだ、以前よりも。確認すると説明書にも載っていたけど、しかし目を疑って自分で調べてみればミノキシジルには髪の毛以外の副作用があるとおわれていた。幾ら何でも続けるわけには行かないと悟った。自分らしさが形無しだし、副作用を避けるためにこそ化学物質は止めたいという健康重視の生活からすれば眼中にも入らなかったはずなので、脱毛を食い止める効果を認めるかどうかの夜啼鳥(ナイチンゲール)でもなくなってしまったし、心臓への負担で万一でも倒れないように直ぐ様と増毛剤のミノキシジルだけは手を引かざるを得なかった。 他にもプロペシアという化学物質も増毛剤には使われるけど、ミノキシジルと含めて薬品として国に認可されているから効果は略確実にあるだろうと推測されるとはいえ、それだけに副作用も強く警戒しなくてはならなかった。病院でなくて薬局で簡単に手に入るから何でもないと思ったら大間違いだったので、僕だけかも知れないにしても動悸が起きればもはや幾らかでも生活に支障を来すから注意するべきだし、薄毛の悩みにおけるコンプレックスの解消そのものについてもちょっと方向転換を迫られる結果となった。 どうしようもないし、豆腐の大豆イソフラボンやカレーのカプサイシンを好みながら生活習慣では血行促進や成長ホルモンを考えながら髪を労りたい気持ちが芽生えた。分けても若返りが大事なはずだし、三十歳頃までは額は全く剥げてなかったわけだから男性型脱毛にせよ、不老長寿/アンチエイジングこそ育毛や増毛の突破口に他ならないと感じるんだ。 健康重視の自分らしさにピッタリだから安心しながら生活に取り入れて長続きもして良い。 ただし育毛や増毛の効果は殆どないに等しいというか、やはり十分に納得できるほどの喜びは得られていない。僕の若返りへの取り組みが不十分なせいかも知れないし、男性型脱毛には合ってないのかも知れない。薄毛の悩みへの突破口には違いないはずだけど、行き先は見えなくて育毛や増毛のためにどれだけ寄与するかは未知数と現時点では考えざるを得ない。 印象的なのは長寿遺伝子だった。とある研究報告で長寿遺伝子の発動した猿の毛並みが年を取っても艶やかでしっかりしていた、全身がふさふさだったといわれている。そんなふうに若返りは人の薄毛にも非常に役立つのではないかと推測されてしまう。 長寿遺伝子は人にも備わっているけど、食事量を減らしながらいつも空腹で過ごさなくてはならないために栄養を熟知してないと生活に取り入れるのは危ない。僕はなるべく満腹感を得ないように心がけて暮らしているけど、中々、実際に長寿遺伝子が発動するところまで達しているかどうかの判断は付き難いんだ。これは他の様々な若返りの取り組みでも同じだけど、不老長寿/アンチエイジングが上手く行っているかどうかについての指標は特にないわけだ。 普段、帽子を被ってさえいれば人に最大で二十歳くらい若く見られるから僕は中年ながら顔付きでは若返りに成功しているように思っているにせよ、髪の毛だけはどうしても帰って来ないので、増えてはくれず、反対に減る一方だからもしかすると何もしないよりは薄毛の進行を遅らせたとしかいえない、若返りに育毛や増毛の効果を認めるかぎり。もはや。 髪の毛は身内の遺伝も大いに関係していて親戚の髪の毛の様子から色々と分かりもする Fresh watermelon cut into two by congerdesign / Pixabay 将来が占える。叔父さんが若いうちに葛を被っていると僕は聞かされているので、実際に禿げているかどうかは一度も目にしてなかった、そして父親も薄毛だったし、やはり来たかと自分でも老いと共に髪の毛が徐々に減ってしまうのは自然の成り行きとして避けられないように認める。 しかし薄毛の進行を少しでも食い止めるために気になるのは叔父さんがもしも禿げているとしたら若いうちに大好物のコーラと玉子焼きばかりで過ごしていたらしくて偏った食生活が育毛や増毛には向いてないかも知れないという。 食品から考えるとコーラは糖分が多くて玉子焼きはコレステロールが多いところが不健康なんだ。糖分はAGE(終末糖化産物)として老化の最も大きな原因の一つで、コレステロールは動脈硬化の最も大きな原因の一つだからどちらも生活に必要なものだけれども過剰だと寿命を縮めるとも過言ではない。若返りには間違いなく向いてないので、やはりそのせいで、叔父さんは禿げてしまったとも察せられる。 叔父さんは赤ちゃんの僕を抱いてあちこちに出かけていたと良く聞かされる。記憶には全く残ってないけれども新しい世界に数多く触れられたわけだし、幼少期の脳の発達をとても助けてくれたと考えると感謝に堪えなくて本当に恩人そのものだった。詩的にいえば《素晴らしい愛の軌跡》が描かれていたから本当に禿げているかどうかは人間性と結び付けるべきではないので、僕も男性型脱毛と一つの薄毛の悩みをコンプレックスと落ち込むのは大概にしたいと認めざるを得なくなる、心から正しく、そしていみじくも。 知るや前髪が薄くて額が広いルックスでも好ましく認めなくてならなかった。自分らしさとして胸に刻むように気持ちこそ立て直したいというわけで、薄毛を踏まえた髪型やファッションを身に付けて行けば良いのではないかと生活苦だけは逃れて来た。自由を味わう。 コンプレックスを解消できると他の人たちへの眼差しも変わると明らかに感じた 世の中で悩みを抱えながら落ち込でいる人たちは少なくないはずだし、男性型脱毛にかぎらず、自分がコンプレックスという同じような境遇に陥ったせいで、以前よりも優しさや慈しみの重要度が上がったから人生にも役立てられるに違いない。 神様が示したのは薄毛の悩みにも拘わらず、突破口ならば育毛や増毛という見えない方法に藻掻くほどのコンプレックスでしかなかったわけではなかったするとむしろ逆に有り難い経験を非常に得られたかぎりの地球上なので、立て直された気持ちから捉え返しては人間性こそ深めさせられたと今再び崇めてしまいたくなるんだ。 個性といっても良いし、どんな薄毛のルックスが望ましいかを考えながらモデルとして自分らしさに向いている人物を探してみるとボードレール(詩人)が甚く気に入ってしまった。 Charles Baudelaire by Étienne Carjat / Public domain 写真家のカルジャによって撮影されたのが1862年頃とするとボードレールの四十代前半の肖像かも知れない。丁度、今現在の僕と同年代みたいな感じがする、顔付きからしても。他の記録を見てみるとボードレールは若いうちから前髪が薄かったようなので、禿げ上がりが強めというか、僕はまだ半分くらいで収まっていて薄毛の進行が止まらないと六十歳か、遅くても八十歳には間違いなく重なるだろう。 額が禿げていても素敵だし、自分らしさを如何に出すかがお洒落の秘訣だと良く分かる写真だと思う。 僕も詩人だけれどもボードレールのルックスはちょっと恐いながらファッションとしても非常に注目される。いうと詩人を自認するのはそのように生きるためなんだ。作品だけでなくて生活でも詩人でなければならないとした信念を掲げるに等しい。ボードレールには優れて感じられるし、漲らんばかりに貫かれた信念の強い眼差しがある、詩人として生きるという魂をちゃんと持っているように風貌から見受けられもする。見習うべき世界が味わわれずにいなかった。 只、何とかなれば禿げ上がりを抑えたい気持ちも全くないわけではないので、若返りを目指しながら前髪を減らさないような生活習慣を続けるしかないと考えているんだ。 食生活では豆腐の大豆イソフラボンとカレーのカプサイシンの他には胡桃と黒胡麻にも期待している。胡桃は髪を黒く艶やかに保つ力があるので、抜け毛にも良さそうだし、黒胡麻は栄養価が高くて髪にも総合的に良さそうだから積極的に取り入れている。 本当に薄毛の進行は食い止められないし、何もしないよりは益しだったのかも知れないとしかいいようのない結果だけれども健康が得られれば必ずしも髪の毛は減っても無駄ではないと納得している。 髪というとシャンプーも大事だからカウブランド無添加シャンプーを使うようにしている 頭皮のダメージを少なくすれば育毛や増毛に繋がるのではないかとやはり期待している。洗剤が高級アルコール系だと頭皮の汚れを良く落とすけど、ところが頭皮の健康に必要とされる脂質までも奪い去ってしまうから髪の発育にとっては厳しいのではないか。 風呂で頭を洗いながら泡だらけの手を見て抜け毛が多く付いているとショックは避けられないし、恐いからなるべく見ないようにもしたくなる。ただし髪の抜け代わりのサイクルからすれば一日に多く減るのは構わないらしくて悲しいのは新しい髪が同じくらい生えて来ないせいなので、薄毛の悩みとしてはいつでも髪が太く生えて強く残るような形に持って行きたくなる。するとやはりシャンプーは頭皮へのダメージが少ないものを選んでおくにかぎると思うわけなんだ。 生活習慣では睡眠不足というか、一日に七時間の睡眠を目標にしながら達成できてない日が物凄く多くて髪が減るのも当然かも知れないので、睡眠による全身の新陳代謝が髪の抜け代わりのサイクルにも影響するはずだし、育毛や増毛にはおよそ欠かせないから良好に保てるようにするべきだ。 僕にとっては睡眠不足が最も大きく懸念される。全身の新陳代謝は血行促進と成長ホルモンで加速されるから運動も大事だし。家で膝屈伸をやるくらいでは必ずしも良好とは呼べないけれども睡眠不足が多いというのは酷い、何にしても。生活で疲れが溜まり捲るストレスも薄毛の悩みに響くと思うので、本当に心身から髪の毛を減らすようになってしまっている。 薄毛の悩みは気がかりな弱点を見付け出して克服しながら育毛や増毛に繋がるような条件を少しでも多く積み重ねて行くしかないし、健康重視の自分らしさに基づくかぎりは直ぐ様と納得できる効果は得られなくても若返りから捉えながら気長に求め続けたいと思う。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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