生まれ付きで鼻のない赤ちゃんだったイーライ・トンプソンが残した笑顔 結城永人 - 2017年6月7日 (水) イーライ・トンプソンという赤ちゃんに生まれ付きで鼻がなかった。無鼻症という非常に稀な病気にかかっていたんだ。出生児の一億九千七百万分の一の確率で、かつて世界中で三十七例しか確認されなかったらしい。 イーライ・トンプソンの笑顔から受け取る命の尊さ love you eli|Timothy Eli Thompson 生後五日で気管を切開して人工気管を通して呼吸が確保されたイーライ・トンプソンは人々から「Miracle baby」(奇跡の赤ん坊)と呼ばれて可愛がられていた。無鼻症の影響で病弱だったために二歳で亡くなってしまったけど、しかしながらあどけない笑顔を残している写真から著しく引き付けられてしまった。 アラバマ州モービルの赤ちゃんイーライ生後六ヵ月のイーライ赤ちゃんイーライのベスト 目にしながら逆しま泣いたようで、心がよもやまさか可哀想でしかないと感動し切れない部分へは詩的に素晴らしいと認めるばかりだった。 本当に詩情に満ち溢れた写真だし、何よりもドキュメントなのが驚かされずにいない。信じられないほどの笑顔と出会って生まれ付きで鼻のない悲しみのゆえに命の尊さのみから世界が透き通って行くのを経験してしまう。すなわち現実に詩があるとはっきり味わわせるんだ、驚きながら見るだけでも端的に。 些細な日常としてはベーコンの絵に匹敵する強度が込められた真実に他ならないだろう。 美しさとは何かを問い直させる。人生において必要な芸術が自分らしさを基礎付けるとしたら表現力の真実と心から呼ぶべきだ。生きる喜びの夢見られた情熱を差し置いたような美しさはなくて良い。だから詩もやって来て魂を与えるに違いない。歌うかどうかはさほど重要ではないはずだし、気持ちは誰もが沈黙の詩人に成り代わっているような時空へ正しく送り込まれている感じがする。 精神の夜に抱き抱えよう、笑顔を残したという生まれ付きで鼻のない赤ちゃんだったイーライ・トンプソンを See miracle baby born in Alabama with rare facial anomaly breathe and coo|AL.com 貴方はまるで一本の蝋燭のような存在を教えてくれる。炎と輝いた生きる喜びの詩が聞こえるかぎり、もはや涙は砕け散った星屑に席を譲るだけだ。金平糖が降って来るまで祈りを捧げる神様に初めて訪れる夜明けこそ懐かしい趣きではないだろうか。永遠ならばバッチリにせよ、瞬きと共に全ては色付いて行く透き通っていたはずの世界は今再び鮮やかに軽やかに受け留められる。 狂おしくも死なないで過ごすのが難しいだけの毎日のためにはついに色付いた世界という自分らしさの目覚ましい人生から胸打たれながらかけがえもなく感じ取った愛を約束するのが望ましい。 参考サイト'Miracle baby' Eli is one in 197 million born with rare facial anomalyHow's baby Eli doing? Mobile baby born without a nose is 6 months old todayEli Thompson, the baby born without a nose, dies at 2 years old コメント 新しい投稿 前の投稿
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