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高橋尚子と野口みずきは女子マラソンのライバル同士だったものの最高の笑顔で太陽と月のように仲良しだった

リオオリンピックの女子マラソンのテレビ中継で元金メダリストの高橋尚子野口みずきがゲストに出ていた。十数年来、二人は仲が悪いのではないかと思っていたから本当にビックリせざるを得なかった。


テレビの企画で嫌々ながら一緒にいるようにも見えなくて本当は仲が良くなくても普通くらいには収まっているのではないかと感じたんだ。


<女子マラソン金メダリスト・初のスペシャル対談>高橋尚子×野口みずき 撮影風景 via Sports Graphic Number

しかし高橋尚子と野口みずきが初対談。スクープ企画の舞台裏と動画公開!という記事を見付けて二人は同時代のマラソン選手として互いに切磋琢磨しながら自らの記録を非常に伸ばし合えたかけがえのないライバル同士だったと分かって又驚かされてしまった。


心から改めて高橋尚子と野口みずきを見ていると二人揃ってこそ最高の笑顔が溢れているようだ。


僕は高橋尚子が好きでシドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを取ったレースは最初から最後までずっと見ていてどうなるかという感じだった。まさか優勝して金メダルを取るとは想像もしなかったし、好きな人が走っているのを気にかけ続けるばかりだった。試合が終わってみると殆ど楽勝みたいな感じで高橋尚子が表彰台の真ん中の、一番、高いところに日本の選手団の青い服を着て立っていたわけだ。日本人で初めての女子マラソンの金メダルだったし、それでなくともオリンピックの花形とも目されるトラック競技で優勝なんて殆ど縁のないようなところで、ずば抜けて強いと日本人だから駄目だと思わなくて良いんだとはっきり教え込まれた瞬間だった。


オリンピックで二大会連続の金メダルをアテネでも取って欲しくて彼女には期待せざるを得なかった。只、そこに立ちはだかった全てが野口みずきみたいな印象はかつて否めなかった。国内の選手枠が三人で高橋尚子が落選した。考えれば弱いだけだった。早く走れなかった。それが野口みずきのせいというか、彼女が新たに物凄く強くて結果的には金メダルまで取ってしまうほどに世界で最も早く走れたけど、しかしながら羨みも大きかったようだ。高橋尚子への夢はどんなに素晴らしくても他の誰かに叶えて貰っては困る……。


僕にとって野口みずきは一つの栄光の影に隠れて目立たない存在だった。強ければ強いほどに高橋尚子への夢が膨らんで、益々、見え難くなるという感じがしていた。これも不思議だったし、何だろうと悩まされもする。萎れた花を愛するように試合で負けるばかりでまるで勝てない高橋尚子を理解しないと難しかったのではないか。


なので高橋尚子と野口みずきが仲良しという事実は夢と希望に纏わるうやむやを取り払ってくれたし、口幅ったいような気持ちこそすっきりして来てしまう。


野口みずきが金メダルを取れたのは高橋尚子の実際の金メダルが励みになったはずだ、きっと。日本人として頑張ればできると心に生やすように夢を与えてくれた。それを誰よりも引き受けながら成功に結び付けたのが野口みずきだったとも過言ではない。やはり素晴らしいと思うし、ちゃんと見てなかったかつても逆に悔しいくらいに胸を打たれもする、振り向いてしまえば。


そして高橋尚子も最後の最後まで頑張ったのは野口みずきのためだったかも知れない。二回目のオリンピックは出られもしなかったし、その後もパッとしないまま、現役選手を引退したように思うけど、考えれば芸術性こそ高くて駄目元でも頑張り抜く人間性が美しかった。


金メダルも本当はそうで、努力が魅力的なんだ。人が不可能を可能にするところに感動も呼ばれる。オリンピックは古代ギリシアのオリンピアの祭典から来ているけれども精神性は変わらないのではないか。元々は勝利者にはオリーブの冠が与えられていたらしくて現代でもマラソンならば取り分け金メダルと共に贈られることは珍しくない。


高橋尚子は負けても素晴らしかったし、夢追い人ではまさか好きだと目覚めるほどに野口みずきが又霞んでしまうけど、しかし二人の関係はそれぞれの性格にしても太陽と月に匹敵すると思う。光ならばそれ自体で明るく光り輝くこととそれ以外で仄かに照り映えることだから人生に欠かせない例えだ。詩的には速やかに流れる生活といっても良い。自分が自由に生きることは他人の自由を知ることと切り放せない。どちらが不足しても幸せそのものが成り立たなさそうだ。

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