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コーラと逃げ出さない俳句の極意

コカ・コーラ

夏の暑さにコーラが美味かった。健康を考えると糖分を控えたいけれども偶には良いのではないか。


炭酸が多いと驚いた。当たり前だよ、コーラだから。知っていて確かめて喜びたかったのではないか、久し振りだし。本当に喜べたから驚くしかなかったと思う、今さっきを振り返りながら。可笑しいにせよ、コーラが懐かしくも気持ち良く飲めたのは嬉しかった。


八月の机に馴染む缶コーラ


言葉を詩に感じるために文章の動詞を別の何かに差し替えることがある。水を折るなどと世間一般ではあり得ない表現を行うと如何にも世界が優しい香を放って来るんだ。


ただし苦肉の策だから動詞が世間一般と同じでも人は作詩できる。感性にそぐわない文章にかぎって動詞に問題を抱えている可能性が高いのかも知れない。動詞を別の何かに差し替えると上手く行ってしまう。


今作は「置いた」で考えてどうしても缶ビールに合う。そして「立てた」でも殆ど缶ビールなんだ。困った挙げ句に動詞を抜いて考えてもみたけど、やはり匂いが缶ビールに繋がってしまう。


夏の季語の「八月」が缶ビールにぴったりなので、語感が呼び寄せてしまうんだろう、本当に苦肉の策として「馴染む」に差し替えると良い感じに収まってくれた。


名詞も世間一般で「缶コーラ」は殆ど聞かないし、缶ビールが普通だからそれ自体が回りに嵌まる言葉を持ってなくて難しかったよね。浮いた存在では「缶コーラ」が可哀想で僕には詠み抜くか、断念するしかなかった。


出来上がりは非常に詩的だ。動詞の「馴染む」が生きている。むしろ俳句の季語の世界を霞ませるくらい輝いてしまって印象としてはユニークだろう。


気付かされるのは俳句は詩よりもイメージに近くて言葉に遠かった。言葉からイメージを醸し出さず、イメージから言葉を掴み取ると気持ち良い。全体的な纏まりが物凄く大事だと思う。


文字数が少なくて文章が短いと侮ってはならない。むしろ僅かな狂いで丸潰れだから俳句は恐ろしく難しい。逃げ出さないところに極意をしかし覚えられるのも間違いないんだ。


コーラの俳句で分かるなんて有り難い。俳句を詳解できて今日は最高だ。コーラのお陰だ。人生に素晴らしい思い出を持つ。

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