巨大戦艦の武蔵に学ぶ人生を成功に導くたった一つの法則 結城永人 - 2016年12月5日 (月) 目的を誤っては何にもならないし、人生は百パーセント成功しないのではないか。よもや誤っていたはずの目的が本当は正しかったと喜ばしく受け入れる運任せも端から望むには余りに時間がかかり過ぎて呆れて終わってしまい兼ねない。正しい目的を持って無駄な努力をせず、いつも頑張って怠らないように情熱を持って実現に勤しむことこそが人生を成功に導くたった一つの法則だと考えられる。 テレビの戦艦武蔵の最期~映像解析 知られざる“真実”~(NHKスペシャル)を観ていて気付いた。 第二次世界大戦で日本軍の巨大戦艦として大和と共に主力中の主力だった武蔵がアメリカ軍とのレイテ沖海戦で五時間足らずで撃沈されてしまっていた。 あっさり潰えた夢という感じで、勇んで出港したものの大した戦績も上げられないまま、二千人以上の乗組員の大半は帰らぬ人となり失せたらしい。 本当に目的を実現する気持ちには遠く及ばなかった事実だけに国策だけではなくて人生も深く思い至らされたし、悲惨な過去に学ぶべきは学びながら未来へ繋げて行ければ良いと今現在を全力で味わう他はなくなっている。 なぜ武蔵は大失敗を犯したのか 日本からすれば巨大戦艦の武蔵の沈没は期待外れそのものだったとしかいえないだろう。前評判では不沈艦として敵には厳しく恐れられるはずだったし、国民の誰もが勝利を信じて疑わなかったようだ。武蔵の沈没の衝撃は第二次世界大戦の歴史的な認識を根底から覆すほどに凄まじかったのではないか。やはり駄目だと、国土の大きさや人口の多さによって容易に察知されるけれどもアメリカと日本が一戦を交えても象と蟻の力比べに等しくて結果は火を見るよりも明らかだったと認められる。 ただし日本は当時からアメリカとの軍事的な実力差を全く知らなかったわけでもない。十分に弁えながら武蔵を考え出したし、これならば行けると気に入ったアイデアが実際には不味くてこそレイテ沖海戦での大失敗を引き起こしていたんだ。 人生はアイデアに酔っては行けなくてどんな物事も夢のままで判断しているうちは悲しみも何一つ変わらない生活だと凄く良く分かるけど、本当に反省したいのは武蔵が不味かった理由だろう。いい換えると大失敗したレイテ沖海戦での日本軍の現実を知るべきだ。 目を向けるのは確かに厳しくて戦争と今此処で口にするのも余りに詩的過ぎて悪魔に貶されるから《生死を分けた他国との打つかり合い》と回りくどく呼ぶにせよ、惨敗を喫した日本人としてはプライドをかなぐり捨ててでもやらないとできないはずなので、哲学的には慢心に注意しながら物事を正確に把握しなくては行けないと断っておく。 武蔵と共に初めて人生も動かされてもしかすると成功に導くほどのたった一つの法則が見えて来たので、大好きな苺もさながらに追いかけてみたくなる。 レイテ沖海戦で武蔵が予想外にも沈没したのは戦闘機の空襲を著しく受け捲ったせいだった。 そもそも開発動機が劣っていて敵の巨大戦艦を打ち倒すべく仕上げられていたために戦闘機の激しいばかりの空襲には対応できなかった。何回かの運用でアメリカ軍の空を使った戦略に気付いた日本軍はちょっとした機銃を対空用に新しく付けるようにしていた、レイテ沖海戦の頃には武蔵の甲板に。しかしながらちょっとした機銃では何十機もの戦闘機の高速な矢継ぎ早の爆撃には耐えられなかったとされるんだ。 日本軍はアメリカ軍との実力差を踏まえて武蔵を強力に技術の粋を結集して作り上げたけれども戦況が読み切れなかったというか、想定された運用は殆どできず、現実の戦略から負けていて巨大戦艦そのものが無用の長物として他の大和でも何でも貴重な戦力を却って夥しく浪費するばかりの大失敗に終わったように感じる。 情報によると当時は巨大戦艦同士の激突で勝利を収められるかどうかが海戦では取り分け重要視されていたらしい。なので日本は武蔵で完全制圧を目指していたとすると世間一般の常識が極めて恐ろしいと指摘せざるを得ない。心から皮肉だったのはレイテ沖海戦に巨大戦艦同士の激突はなかった、およそ。持ち味を出せないまま、撃沈された武蔵こそ同情に堪えない。生まれて直ぐに難病に冒された赤ちゃんのように可哀想だった。常識に囚われては駄目だとまざまざと思い知らされる実例で、努めて人生を成功へ導くためには批判精神が欠かせないはずだ。 もちろん宝くじで六億円が簡単に当たらないのと同じだし、世間一般ならば時代を先取りして頑張ることはできないかも知れない。 批判精神で気に入るのは人々の良さを追うだけでは危ないから又別の悪さも避けるようにするという。 人生に役立てられる武蔵の真実 振り返ると成功の二文字からは余りに遠かった武蔵という真実が学ぶほどに人生に役立てられるし、様々な認識を取り込んでは知識として生活に取り入れるに相応しい気持ちがする。 世間一般の常識に囚われるな 状況を確認して危険を減らせ 頑張るならば持ち味を活かせ 人生を成功に導くたった一つの法則は正しい目的と弛みない努力の他にはあり得ないと思うけれども第二次世界大戦で惨敗した武蔵から受け取るイメージそのものは最善を尽くすとは何かが非常に大きく問われずにいない。 普段から実力を存分に発揮するためには前提条件を整えなくてはならないというか、むしろそれ自体が本当の意味での実力に他ならないんだ。 巨大戦艦の武蔵の最大の長所だった大型主砲という未曾有の武器も細かい戦闘機の数々を相手にしては払い除けるのにも全く向いてなくて勝ち目は毛頭となかったわけなので、物事は実力があっても上手く行かないから大事なのは前提条件の認識でちゃんとした機銃が対空用に必要だった。 長期戦を耐え凌ぐならば装甲を固めるのも良いだろう。武蔵は分厚い装甲板を使って防御力も非常に高かったはずなのに取り付け方が甘くて戦闘機の空襲から直ぐに浸水してどうしようもなかったらしい、実戦では。 もはや落ち目の運勢はどこまでも落ち目だと教訓を与えてくれる。 攻めも守りもボロボロの武蔵はレイテ沖海戦では完全にお手上げ状態で正しく抵抗する余地も見当たらないままに無残な最期を遂げざるを得なかった。 人生で二の舞は踏みたくないし、前提条件を整える実力こそ身に付けて成功を掴みたい。 参考:武蔵 (戦艦) レイテ沖海戦 コメント 新しい投稿 前の投稿
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